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2014年12月23日

書評ー株でゼロから30億円稼いだ私の投資手法


ID:y5a0mo

遠藤四郎さんの体験的投資本で、どこかで見た事があると感じており、
現在廃版なのでブックオフに注文を出しておりました。
先日年末に向けて本の整理をしようと思い本棚他整理をし、150冊ほど
不要になった本をブックオフに売ろうとしていたら、最後に突然本棚の奥
から姿を見せました。本に限らず、整理整頓はすべきですね。この貴重な
本と売却代金4000円までいただきました。

株でゼロから30億円稼いだ私の投資法―大株主への道こそ株式投資の本道

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遠藤四郎さんは我々と同じ普通のサラリーマンで、高校を卒業して一流銀行に
就職した人です。半沢直樹ではありませんが、当時の銀行は学歴偏重で高卒の
彼は早々と見切りを付けざるを得なかったのでしょう。そんな時に昔から興味を
もっていた株式投資をし、15万円で当時の給料の半分を瞬く間に稼いでしまった
事で、相場への道を歩んでいく事になったのです。

遠藤氏のすごいところは、「人の行く裏に道あり花の山」を地で行った事で、時流に
乗った派手な銘柄には見向きもせずに、赤字の低位株をその会社の含み資産を
基に選定し、2−3年かけて業績回復に伴う株高を期待するもので、実に株式投資
の王道を行くものです。勿論、この手法は今でも十分通用しますので、特に時間を
かけられる若い人にはお奨めです。

それともう一つの特徴は、徹底して株数を増やす事を意識している点です。私も
改めて再読してみて、この手法の素晴らしさに感動しました。一般投資家はどう
したら沢山儲けることができるのかという事に頭が行ってしまい、なかなか長期で
株数を増やして行くという事に気が廻りません。よくよく考えてみればこの株数を
増やして行く事が、結果的に一番早く資産を大きくして行く事に繋がると判ります。

勿論、一部の天才はデイトレードやその他の手法で大きな資産を作っているトレー
ダーもおりますが、誰もがまねする事は出来ませんし、また一瞬は成功したとして
も、長い期間成功し続ける人はほとんどおりません。

それに対しこの遠藤方式はやろうと思えば誰でもできますし、初心者からコツコツ
やっていく手法としては大変優れたものだと思います。低位株投資の一種です
から、大きく下げる事もあまりありませんし、かといって上げる時には2倍3倍と
なるのが低位株投資の醍醐味です。勿論遠藤氏の時代はバブルがあったりと
今とは時代背景が大きく違いますので、手法の調整はする必要がありますが、
株式投資の有効な手法にはまちがいありません。

低位株投資の手法としては他にも林投資研究所のFAI投資法などがありますが、
基本的には酒田罫線法、月足グラフ(手書き)、データスリップ、場帳、玉帳等の
勉強と資料をしっかり準備した上で実践に入れば、そう大きく失敗する事はない
と思います。

いずれにしても一般投資家が年間損益をプラスにするには人によって多少の差
はありますが、約10年ほどかかると云われています。しかもこれは株式投資の
正しい勉強をした人という条件付ですので、間違った勉強をしてしまった場合は
想像も付きません。この本に描かれている原則を守りつつ自分流の投資手法を
確立する事で、一日も早く収益の上がる投資家になっていただく事を願うばかり
です。


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posted by norch at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評

2014年11月29日

書評ー自立の為にプロが教える株式投資


ID:y5a0mo

しばらくブログをご無沙汰しておりましたが、久しぶりで1990年
初版の標記の本を再読してみました。同友館から出版された
板垣浩氏の株式投資本です。

自立のためにプロが教える株式投資

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さすがに20年以上前の本ですので、株式投資の環境(証券会社、
ネット取引、手数料、情報収集など)は大きく変わりましたが、今
読んでも利益を出している人の手法の根本は全く変わらず、時代を
経ても株式投資の本道は不変である事を、痛感させられました。

証券会社も今はネット証券全盛時代ですので(特に個人投資家は)
客殺し営業などやっているところは少ないでしょうが、それに代わって
ネット商材での株式投資詐欺商材やインチキ投資セミナーなどが、
蔓延している今日この頃です。

昔から投資に関する詐欺事件は後を絶たないわけですが、この本でも
、自分の判断力を磨かず他人を頼ったり、楽して儲かる方法に固辞する
素人投資家に対する警告がしつこいくらいに書かれています。
またプロに教えを請いに来ながらも、尚素直に教えに従えない素人
投資家の限界みたいなものも、詳細に描かれています。

自分の投資生活を振り返ってみても、なかなか自分で勉強したものは
捨てきれず、本に書かれているように、結果として要らない努力と回り道
をしてしまった事が本当に悔やまれます。ただ、これはほとんどの投資家
が通る道なので、市場から退場を食らわなかっただけ幸せだったかも
知れません。

特に参考になるところは、第四部の「勉強」と第五部の「売買」です。
プロの修行にについてはお遊びの料理教室とプロを目指す料理人との
比較で、単調な基礎勉強の大切さとそれを何年も続ける忍耐力の重要
性をとことん説いています。

グラフ、場帳、玉帳、データスリップ等の基礎資料の大切さとそれらを
長時間かけて自ら描く事によって得られる変動感覚の養成方法、必要性
について、判りやすく簡潔に書かれています。これらの準備が十分できた
上で実践に入って下さいという事です。

第五部の「売買」では、この変動感覚を基にして、最初は底と思われる
ところでー1と買って上げればすぐ手仕舞い。これをできるようになるまで
繰り返しやる。できるようになったら次は、底の前から−1、−1と分割して
買い下がり上げたところで2−と一括して手仕舞う事をこれもできるように
なるまで、細かなところに拘らず徹底して行う。これができるようになれば
所謂「うねり取り」という相場の波に乗りながら収益を確保する手法が
マスターできるというものです。

但し、言うは易く行うは難しで、グラフにしても場帳にしても相場をしている
間は書き続けねばなりません。また、二分割売買も意識しなくてもできるように
なるには人によって異なりますが、一つの銘柄に絞り込んでも数年はかかる
と思います。

相場をビジネスにする為には、その為の資料作りの膨大な時間と、変動感覚
の養成と、分割売買の技術の向上があって初めて出来るものです。楽して
儲けようなどと考えている投資家の想像も付かない世界ではないでしょうか。
相場のプロと一般投資家は同じ市場の中でありながら、全く別のルールで
戦っているといわれる所以です。


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posted by norch at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評

2014年08月22日

究極の株式売買


ID:y5a0mo
ブログをしばらくなまけておりまして、申し訳ございませんでした。
私の場合は日記的に書いているわけではありませんので、売買
手法や投資に対する考え方等ある程度お話しすると、それ以上は
実践しかありません。そんな訳でしばらく自分の売買に没頭して
おりまして、書けませんでした。

言い分けはこれくらいにして、本日は「究極の株式売買」と題しまして
「つなぎ売り」について考察してみたいと思います。

ヨット.jpg

株式投資の手法は極端に申しますと、市場に参加している人の数
だけあるわけです。デイトレ、スイング、中長期、バリュー、成長の
ファンダメンタル投資、いろいろな指数を絡めたテクニカル投資など。
どの手法にも絶対はありません。多くのだましが存在しますし、それ故
損切りの重要性が強調されます。過去の成績を実証できるシステム
トレードと云えども、大きなドローダウンによってシステムが機能しなく
なる事もあります。

ギャンブルや相場に於いて絶対は無いというのは、明確な哲理かと
考えていました。ところが過去の相場師の歴史を研究してみますと、
つなぎ売りという技法を用いて、最後まで市場退場することなく相場師
としての人生を全うした人が、私の知る限り3名居りました。

それは遠藤四郎、山崎種二、是川銀蔵の3名です。彼らの売買手法は
厳密に言えば異なりますが、現物株を安い時に大量に取得し、それを
ベースに取引を有利に展開していく手法をとっている事です。

一番はっきりとつなぎ売り(売りつなぎとも云います)で成功したのは、
このブログでも書評を紹介しました山崎種二氏です。彼は東京海上の
現物株を安く大量に取得し、さらに高値になると空売りを仕掛け、下がった
ところで買い戻して、更にその利益で東京海上の現物を買うという手法で
コストダウンを図り、そのコストは-1000円以上になったという事です。

ではつなぎ売りは何故究極なのか?それは大量の安く仕入れた現物株に
守られて、安心して、余裕を持って空売りを仕掛けられるからです。
勿論空売りは現物の平均値よりかなり高くなったところで仕掛けます。
予定通り下がれば買い戻して利益確保となります。万一意に反して上昇
してしまい空売りだけなら損失を出してしまう場合でも、現物を品渡しする
事で損は避けられます。

理論的にはほぼ完璧な手法と思いますが、銘柄の選定、数年掛けて
安く仕込む忍耐力、ある程度の資金力などけっこうハードルの高い
高等戦術です。巷には安直に儲かるような手法が溢れていますが、
そんなものに時間を費やす暇があったら、このような地味ですが固い
戦法をじっくり研究して時間を掛けて実践していく事のほうが大切だと
思います。


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posted by norch at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 売買手法
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43年勤めた会社を退職し、趣味でやっていた株式投資三昧の毎日。そんなに贅沢し美食したわけでもないのに、50歳から痛風予備軍と高血圧症。長年の医者通いにうんざりし、医療費節約も兼ねて、薬の個人輸入を始める。
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