今日は株式投資全般について、考察してみたいと思います。
もちろん、どなたも株式投資は資産を拡大する為にやるという事に、
異存はないと思います。只振り返って見ますと、どこの世界にも
アマチュアとプロの歴然とした格差があるにもかかわらず、株式投資
においては、簡単に儲かりそうな錯覚が存在します。
これは株式投資に於いては、勝負相手が見えないという事もあるの
でしょうが、漫然と買った株の上がり下がりのみに、注意が集中して
しまう事もあると思います。
もし囲碁、将棋や野球、テニスのような勝負事やスポーツの世界でしたら、
初心者がプロに勝てるとは誰も思いませんし、仮に対戦したとしてもこてん
ぱんにやられてギブアップ(損切)という事に気付くのでしょうが、相場の世界
では気付かずに、更に塩漬けという挑戦をしてノックアウト(退場) となります。
又、相場の世界には、正しい勉強のできる学校がほとんどありません。
勢い相場の勉強をしようとすると、同僚や先輩に教えてもらう、投資本を読む、
怪しげな情報商材やセミナーに参加する。とどめは証券会社の担当に教えを
受けて破産する。こんな流れが目に見えるようです。
昔は特にネット証券もありませんでしたし、リアルタイム情報等は、それこそ
証券会社に行かなければ見られませんでしたので、担当者を頼りにする投資家
が多く、客殺しの憂き目にあっていたのです。証券会社の担当者も真面目な人も
多くいたと思いますが、彼らの目標は会社の利益に貢献する事で、客を儲けさせる
事ではありません。ちょっと考えれば判りそうなものですが、今でも欲に目が眩んで
、同様の過ちをしている投資家が大勢います。
相場は企業としてやるのと個人としてやるのとでは、規模も手法も異なりますが、
特に個人でやる場合には、メンターとなる師匠でもいない限り、相当な自己管理の
能力を要求されます。どんなに早い人でも年間で利益をコンスタントに出せるように
なるには、5−10年はかかると思います。しかしどんなに時間がかかっても、
諦めず自分なりの投資手法を確立できれば、こんな素晴らしい事はありません。
かのスーパートレーダーのBNF氏がいみじくも言っておりますが、彼は既に200億
以上の資産を持っているにも拘わらず何故まだ相場をやるのかという質問に対し、
道に落ちているお金を拾う事が止められないと答えています。彼は物欲の少ない人で、
彼の中ではお金は単なる記号でしかないのだと思う。事実彼はインタビューの中で、
トレードは常にバーチャルのゲームとしてやっているとのたまった。でなければ
恐ろしくて一度に何億なんていうトレードはできないそうだ。最もだと思う。
彼みたいな天才でない我々は地道に売買の訓練を続け、5年後か10年後に
自分の技量に見合った収益をいただくというのが、分相応という事だろうか。
【相場師朗】 7step株式投資メソッド
紫垣デイトレード塾
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