前回に引き続き今回も新田ヒカル氏の「気づきの投資術」第二部を解説
していきたいと思います。新田氏の言葉はかなり概念的、哲学的なので
、私もどう解説していったらいいのか悩むところですが、私なりにでき
るだけ平易な言葉で、述べてみたいと思います。
今回は第二章の「ディシプリン」についてはて。ディシプリンとは売買
ルールも含めた、トレードに対する規範だそうです。中心になるのは、
売買ルール、運用額・運用期間の決定、リスク管理、発注方法、損益発
生時のメンタル等です。このディシプリンを確立することで「その都度
悩む」ということがなくなり、淡々とした運用ができるようになるという
事だそうです。
ディシプリンには3つのステップがあり、「ディシプリンを持つ」、「デ
ィシプリンを守る」、「ディシプリンを磨く」です。まずは自分なりの
ディシプリンを作り、そのルールを守る。そして磨くというのは、最低
3か月はそのディシプリンを変えないでルールどうりの売買を行うと云う
事です。3か月後に不備がなければそのまま続行、不備があれば訂正して
さらに良いものに磨いていく。そしてその繰り返しの中で、本当に自分に
あったディシプリンを確立していく。
初心者が株式投資の勉強をするには、主に本、雑誌、インターネットがあ
ります。仕組みを学ぶためには投資関連の書籍を読むのですが、それと並
行して、論理学と確立統計の本を読むことが重要です。そして最初は本の
良し悪しもわからず、失敗もするでしょうが、圧倒的量を熟すことによって
量が質に転換するタイミングが訪れるそうです。新田氏が本書でおすすめの
書籍を紹介していますので、それを参考にするのもよいと思います。
次に「ディシプリンを持つ」と云う事ですが、@は投資スタイルを知る、つ
まり、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析、順張りと逆張り、アクテ
ィブとシステム、そして長期と短期等です。
Aは自分の個性を知る。あまたの手法の中から自分に合ったものをどのよう
に探し出すか。B自分のディシプリンを確立。成功している投資家は必ず独
自のスタイル・ルール設定を持っている。C要素の調合。ディシプリンには
「数値的データ」と「人の心理」を入れる。D未来の不確実性にどう挑むの
か。試行錯誤が成功への最短距離、試行錯誤を繰り返せば、より確からしい
ディシプリンを持てるようになる。E実践してみる。当たり前だが、理論より
実践が一番の早道です。F生活スタイルを刷新する。自分の今までの生活スタ
イルを、投資中心の生活にルーティン化する。
そしてこのルーティン化したディシプリン生活、勉強を少なくとも半年以上継
続する。もしかしたら人によってはこの勉強機関が数年という人も出てくるか
も知れません。しかし継続は力なりです。本当の自分のディシプリンを確立す
るまで、あきらめず頑張りましょう。それでは又。
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