いよいよ気づきの投資術も、今回で最後です。観念的要素が多いので、
正直私もかなり疲れました。しかし最終回ですので気持ちを入れ替えて、
解説していきたいと思います。
第三部「気づき(サティ)の投資術」です。投資の成功において最も重
要なのは、マーケットで今起きている事、そして自分の心の状態に気づ
いている事だそうです。サティとはこの冷静な視点を持つ事です。良い
ルールが利益をもたらすのではなく、ルールの正しい運用が利益をもた
らすのだと気付く事です。
そしてサティの実践として1銘柄の最小取引単位で、100回の実践売
買。その目的は投資力の向上、ルールを理解する、発注の操作に慣れる、
売り買いの感覚を養う、実戦での感情の変化を理解する、利益確保の際
の様々な障害を洗い出すなどです。これはリスク回避の意味で、デイトレ
で臨みます。
株価について、もし悪いニュースが流れずに価格だけが暴落したならば、
下がる原因となる情報を誰かが入手した可能性がある。情報がニュース
になるのはずっと後なので、言い換えればプライス変動だけを見ていても
、利益を出す事は可能となる。
どの銘柄をいつ買えばよいのかは、投資家にとって永遠のテーマだが、投
資において大切なのは何を決めるにしても、他人に決めてもらうのではな
く、自分で決めると云う事です。
次に乖離と回帰。乖離とは行き過ぎる現象で、異常事態です。そして行き
過ぎたものは時間の経過とともに元に戻る、それが回帰です。普段の情報
から、乖離に気付く事が、極めて重要です。
テクニカル指標についてはどんなものでも良いので、利益が出るように売
買を組み立てる事が重要です。あえて言えば、ローソク足と移動平均線だ
でも、十分に様々なバリエーションの勉強ができます。
暴落時の対処法は、売買が成立したら必ずストップロスの逆指値注文を入
れるという事に尽きます。成功者というのは成功の数が多いのではなく、
乗り越えた失敗の数が違う人です。
又、投資の手法に良し悪しは無く、例えばある手法が大きな損失になって
いるとしても、売りと買いをひっくり返せば、大きな利益になります。そ
う考えると、この手法はダメなどと言って、簡単に切り捨てる事はできま
せん。そして同じ手法でも時期によって、損失になる事もあれば利益にな
る事もあります。そして売買にしても買い一辺倒ではなく、空売りを含め
た「買い」と「売り」の二刀流の会得が必要となります。
最後に筆者から皆さんへのエールの言葉で締めたいと思います。
・挑戦を、ためらわない事。
・過去を、振り向かない事。
・未来を、あきらめない事。
以上。ああ疲れた。それでは又。
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