今回は第六章「怒りに克つ投資術」で、まずは@「叶わぬ願望」です。
具体的には損切が出来ない事です。なぜ損失が10%を超えたら損切とい
うルールを作ったのにできないのか?それは損失確定の上に、上がると
思って買った株が下がり自尊心が大きく傷つけられるからです。下げ相
場を感知して全力で空売りした人の元に、損切りできない人のお金が集
まるというわけです。
次にA「自罰・毀損」。損失を出した時は怒りが生じ、自分に向くと自
罰的な感じ、他人に向かうと非常識な行動に出る事もあります。これら
の対策としては、忘れる技術を身に着けるしかありません。どうやって?
常に自分に合った気分転換法を、複数確保しておくしかありません。成功
している投資家は、この気分の切り替えがとても速いのです。
最後にB比較です。投資をしていると、どうしても周りの人の利益が気に
なるという怒りの症状が出て来ます。投資家は孤独です。ですから、配ら
れたカードの中で、自分に最適な投資判断をするだけです。他人が儲けよ
うが損しようがが全く関係ありません。もしどうしても誰かと比較したく
なったら、すごくレベルの高い人を対象にしましょう。
第七章は「無知に克つ投資術」です。無知とは物事の本質を見ない事、理
解しない事です。具体的には当てずっぽう、やみくも、山勘、あるいは根
拠のない見込みで売買をしてしまう等です。
@「やみくも」は自分の思い込みの情動的な売買で、売買の根拠が極めて
脆弱な投資です。これを避けるためにはディシプリン沿った、優位性のあ
る売買を身に着け、一貫性を保って投資し続けるのが合理的です。
A「思い込み」は「良いニュースが出たから、株価が上がるとは限らない」
という事。どんな常識にも本当にそうなの?といった健全かつ建設的な批
判精神が必要。
最後はB「影響」です。具体的には失敗を引きずる、特に連敗は、その後
の売買に強い影響を与えます。喜びの刺激を得るためには、損失の悲しみ
が必要となり、無意識にも悲しみを引き寄せてしまいます。パチンコで損
失が続けば続くほど、大当たりの快感が大きいのも、脳と心の仕組みなの
です。
一番良いのは、投資に「喜怒哀楽」を失くしてしまう。つまりベルトコン
ベアのように感情の無い、機械式作業にしてしまうことです。つまり損し
た得したに喜びを感じるより、「ディシプリンに従えた」事に喜びを感じ
るべきだとととらえます。それでは又。
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