お結び
全ての食べ物がなくなった世界で戦えなくなったゆい。
それでもこれまでに結びついた人たちが支えてくれる。あともう一押し。
再び立ち上がる最後の一押しはやはり「おむすび」。
ゆいの名前に込められた「結」という思い。
それと同じ思いが込められた食事「お結び」。
全ての食べ物が消し去られた世界でも、食べ物と深く結びついた文化までは消せなかった。
すごい回だ。
見てから1週間たつが、人と人、親と子、人と食事、歴史と文化、様々な結び付きを一気に連想させる演出で、頭と情緒が追いつかない。
流石はプリキュア。感動と驚嘆の終盤である。
めちゃくちゃ丁寧に人と人をつないできたデリシャスパーティ♡プリキュアの物語の集大成
セクレトルーさんがここねママのはつこさんをきっかけに自分を縛っていた完璧の呪いから解き放たれていった。
メディアで見かけた憧れの人、と片づけるのは早計で、ここねさんがセクレトルーさんを介抱するにあたっては、ここねとちゃんと打ち解けておく必要があった。
ここねが両親とちゃんと対話できるようになったのはデリシャスパーティ♡プリキュアのここ1年でも特に丁寧に描かれていた。
ゆいやらん、あまねはもちろん、マリちゃんも拓海も菓彩兄も轟さんも、みんなが関わって結ばれた縁だ。
1年という積み重ねで実感する「分け合える奇跡」
EDの歌詞をかみしめる。
次回は実質最終回。
ゆいがキュアプレシャスとしてゴーダッツと対峙するのも、いろんな人が紡いだ縁がもたらした奇跡だ。
さあフェンネルよ、歯を食いしばれ。こっちはおむすびほおばりながらカチコミかけるぞ!
逆らったらごはん抜き!
ゴーダッツ様の世界征服がシンプルかつえげつない。
端的に言うと「逆らったらごはん抜き!」だった。
誰も料理のことを思い出せない、作り方もわからない。
支配を強力なものにするため、食べ物という概念は残した。
ここが皮肉にも「ゆい」という名前から「お結び」に接続する切っ掛けになってしまったように思う。
ゴーダッツ様のミスと言えばそれまでだが、食というのは食材を加工する技術にとどまらず、
人の思いや人生を託される深い文化であることが根本にあるだろう。
食は大事、と漠然と私も思っていたが、このような形でその重要性を示されるとは思ってもみなかった。
感動である。
仮面ライダーギーツ18話:こたつ見ながら高みの見物。おれらやんけ。
リアリティショー的味付けが濃くなっていくデザイアグランプリ。
仮面ライダーギーツという番組としてはさらに高次元に、リアリティショーを見る観客もキャストとして映し出す。
鈴木福さんがこたつにみかんで「最高だよ!」とか言ってる姿は完全にただのニチアサファンである。
こういった役どころに強いキャストを置いている意図は何なのか。ワクワクする。
デザグラはラグビーのようなバスケのような競技で進行する。
裏切者を暴き出せ、に寄りすぎてちょっとゲーム性弱くね?
多分私がリアリティショーよりアクションバラエティの方が好きだからだな。
SASUKEとか逃走中とか。
ギロリがSASUKEプロデューサーだと思うと彼のスタンスにも納得。
あれって鋼鉄の魔城に人類が挑む話だしな。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ44話:ついに6人同時変身!
6人同時変身! 俺を見てくれー!というヒトツ鬼!
もうそんなのどうでもいいよ、とばかりの白と黒のドラマ。
ドンブラザーズはめちゃくちゃな番組なはずなのだが、ソノニの愛、犬塚の愛は本物なのだ。
単回の演出でつくられた程度の厚みではなく、脚本、キャラクター、演技、いろんな要素が分厚くそろっている。
やっぱベテランの作る特撮はおもしれーなぁと思わされた1年だ。
でも、最後どうやって終わるんだろう??
(そう思ってたらソノゴ、ソノロクってお前。。。)