先日、沢登り中にあるチャンスが訪れました。
沢ではよく見かける「カワガラス」なのですが、
昔から気になっていて、いつか写真、動画に収めたいと思っていました。
見かけるたびに追跡するですが、他の鳥よりも警戒心が強いようで、
物陰からそっと覗きみるだけでも、あっというまに飛び去ってしまいます。
その日も数度逃げられて、あきらめて帰ろうとしたとき、
遠くですが私の目線にある岩の上にとまってくれました。
すぐさまカメラを取り出し、持ってる最大の望遠が効くレンズをセットし、
とりあえず、逃げる前に数枚撮影。
当然のごとく手ぶれを起こすので、カワガラスから目を離さずに
そ〜っと三脚を立て、レンズをセットしようとしたのですが、
レンズの三脚座がクラクラします。
見るとレンズの三脚座が緩んでいたので、締めたところ、ネジが抜けちゃいました。
もう一度ネジをつけようとしますが、入らない。
壊れたようです。
「はぁ!???」
しかし「カワガラスが逃げないうちに」という思いから、その後は手持ちで撮影。
当然動画は無理でした。
息を止め川の中に身を屈め、できる限りブレを抑えましたが、やっぱり厳しいです。
家へ戻り、壊れた部分をチェック。
ネジが抜けただけかと思ったのですが、そうではなく、
ネジの受けごと外れてしまったようです。
しかし、折れたりしてなくてよかったぁ。
外れたネジに受けがついたままなので、外して再度組み立て。
なんとか治ってよかったですよ。
多分、レンズを付け替えたり三脚への着脱の振動が、
少しづつ受けのネジを緩ませていたのでしょう。
受けのネジが緩んだ中、私がネジをさらに締めたので、
受けが抜けてしまったということでしょう。
定期的な機材のチェック、メンテナンスはちゃんと行っておかないと、
チャンスを逃してしまうという、戒めでした。