山形、新潟と丹波は酒造りの職人を輩出してきました。
とりわけ丹波地区、なかでも篠山は「灘の生一本」を製造するうえで欠かせない人材を季節労働者として出してきたのです。
80年代、大関、黄桜、菊正宗などブランドが人材を求めて、篠山に競って工場を作りました。現在残っているのは黄桜と桜酒造だけです。「沢の鶴」に酒を納入していた百万石は撤退し、桜酒造は「白鶴」に酒を提供しています。
この80年代の研究は松田松男氏の「丹波・篠山町における酒造業労働力の変容」(「地理学評論」54-8)をご覧ください。
そんなこんなで、杜氏の会館が偉業を顕彰して建てられたわけです。
「市原清兵衛」という農民が、農閑期の出稼ぎとして酒作りに行けるよう直訴したことが、その発端とされています。この物語は演劇にもなりました。
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