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2017年07月30日

「CAMPFIREレンディング」がサービス開始しました



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CAMPFIREからレンディングサービス開始

 さて、月末ということでそろそろみんなのクレジットの話題がブログにあふれてくる頃ですが、
 今のところ私の場合、元本償還が順調に遅れているくらいですのであまりニュースにもなりません。
 その代わり、他のニュースを見つけましたので、こちらを記事にしたいと思います。


 「投資型」に分類されるクラウドファンディングサービス、CAMPFIREから新しいサービスの登場です。

  ・CAMPFIREレンディング

 今のところ公式ページにおいては、融資を受ける側の登録や相談のページしかありません。
 詳しいところはまだ不明ですが、「レンディング」という名前が付いていること、貸金業登録がされている
 事から、暫定的にソーシャルレンディングとして扱う事にします。

 まだ情報は少ないのですが、速報ということで内容を見ていくことにします。

仕組み

 まず念のため、貸金業者登録の確認を。
 登録貸金業者情報検索入力ページで確認しますと、間違いなく業者登録はされていました。

 20170730CFL3.png

 登録が今年の6月末ですので、登録後1ヶ月でサービスをローンチさせたことになります。


 そのCAMPFIREレンディングの仕組みですが、一般的なソーシャルレンディングとは少し異なります。

 20170730CFL2.png
 (CAMPFIREレンディングのサイトより転載)

 これを見ると、以下のようなことが分かります。


  ・融資対象は法人格(個人事業主は対象外)
  ・CAMPFIREでクラウドファンディングのプロジェクトを成功させた実績を持つ事が条件
  ・クラウドファンディングで始めたプロジェクトに対する追加資金としての融資を行う
  ・貸付金額は最大100万円



 ここから推測される事は、以下のようなものだと推測されます。
 (あくまでも私見です)


  ・CAMPFIREレンディングはCAMPFIREの発展型?
   →融資条件は、CAMPFIREサービスでプロジェクトを成功させた実績があること。
    つまり、いきなりCAMPFIREレンディングに申し込む事はできない。
    となると、CAMPFIREユーザを囲い込む事が目的で、サービス対象を拡充は目的ではない?
    (評価型与信モデルを使う以上、CAMPFIREサービス利用経験者に限定されることは理解できます)

  ・融資対象はベンチャー企業?
   →個人事業主×、かつ100万円上限では、ベンチャーくらいしか対象がなさそう。
    さらに融資期間が最大3ヶ月なので、ほぼつなぎ資金の融資が目的か。

  ・もしかして、そもそも一般からの投資を呼び込むつもりは(今のところ)ないのでは?
   →CAMPFIREレンディングは貸金業者登録をしているが、第二種金融商品取引業者登録をしていない。
    ということは、貸付はできても、投資家からの出資を受け入れることができない。


 最後の点について、少し追加で解説します。

貸金業者と第二種金融商品取引業者

 一般的なソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)は、次の2段階から構成されます。


  @一般の投資家から出資を募る

  Aその出資金を、融資先に貸し付ける



 @を行うためには第二種金融商品取引業者としての登録が必要であり、
 Aを行うためには貸金業者としての登録が必要です。


 20170730CFL1.png
 (https://www.sbi-sociallending.jp/pages/aboutsl から転載)

 当ブログで取り上げている、私が投資しているソーシャルレンディングは、ほとんどがこの形です。
 例外として以下のような業者もあります。


  ・海外相手に貸し付けるため日本の法律の適用を受けず、貸金業者登録がない
   (ガイアファンディング、アメリカンファンディング)

  ・貸付ではなく出資のため、貸金業者登録がない
   (クラウドリアルティ)

  ・証券会社が母体のため、第一種金融商品取引業者も持っている
   (クラウドバンク、スマートエクイティ)


 CAMPFIREレンディングのページを見る限り、貸金業者は登録していますが、第二種金融商品取引業者の
 登録については表示がありません。
 これは、融資は行えても、その資金を一般投資家から集める(金融商品を組成する)事ができないという
 事を意味します。


 さらに、CAMPFIREレンディングのページにあるのは融資を受ける側向けの紹介ばかり。
 これらを総合しますと、少なくとも今のところCAMPFIREレンディングは一般投資家からの出資を
 受け入れる予定はないのでは?
 とも考えられます。
 さらに言えば、一般投資家からの出資を受け入れる貸金業登録をした場合、当局の指導により貸付先の
 匿名化が義務づけられます。
 これは、「CAMPFIREでの支援をスコアリングしたものを与信材料とする」という評価型与信モデルの
 考え方と真っ向から相反することになり、そもそものスキームが成立しなくなってしまいます。

 (CAMPFIREでの実績を基盤にして融資するのに、その相手を匿名化したら実績の意味がない)

まとめ

 付け加えますと、そもそもCAMPFIREの延長線上にあるサービスであることから、もしも一般投資家から
 出資を受け入れたとしても、純粋な投資や融資ではなく支援の側面を持つと推測されます。
 つまり、「支援するんだから利率は低くてもいいだろ」となるのではないか? という危惧です。
 (CAMPFIRE側は、貸付先に法定最大利率で貸す事になるのですが)

 1件あたり最大貸付金額が100万円程度ということで、初めはCAMPFIREの自己資金で回すのでしょうか。
 そして、案件が増えてくればいずれは一般投資家の受け入れも行うつもりなのかもしれません。


 代表者の家入氏といえば、どうしてもStudygift問題を思い出してしまいます。
 (Studygift問題について参考記事 リンク先:THE BRIDGE)
 始まりに悪意は無かったと思いたいのですが、とは言え結果が全てでしょう。

 乱暴な言い方ですが、学費支援したければ他人に呼びかけるのではなく、自分が私財を出せばいいだけです。
 また支援(募金)は所詮自己満足ですから、支援した事を理由に支援していない他人を批判もできません。
 Studygift問題は、他人に善意を要求する行為がどれだけ危険かを示す好例だと思います。


 そういった問題を越えた先に、CAMPFIREが新しく始めたレンディングサービス。
 面白い案件ではあるのですが、貸付先の評価方法やCAMPFIREの審査能力も含め、不安も残ります。
 今のところは出資も受け付けていないので、とりあえずは静観。何かあればまた記事にしたいと思います。
 (もしかしたら、Studygift問題で懲りて最初は一般出資を受け付けないのでは? と邪推もしたり)


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posted by SALLOW at 09:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 投資の話題
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