ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

　ささやかながら賞与が入ったり、債券の償還が行われたりして、投資資金が増えてきました。
　そんな時ラッキーバンクのサイトを覗いたら、珍しいことに案件が残っていました。


　・第305号ローンファンド 東京都江東区×東京都中央区　50万円

　　予定利率：7.5%
　　期間：7ヶ月
　　貸付総額：3億3,600万円（根抵当権の金額より推定）
　　担保：江東区の一棟オフィスビル　評価額3億5,400万円
　　LTV：95%

　　


　ラッキーバンクにしては利率が低い事を除けば、オーソドックスな案件と呼べそうです。
　募集開始から20時間も案件が残っていた理由は、間違いなくこの低い利率でしょう。
　個人的には、7.5%もあれば十分だと思うのですが、ラッキーバンクの他の案件に比べると見劣りして
　しまうのはしかたのないところです。

　案件としては、江東区のオフィスビルに第一順位根抵当権を設定し、評価額の95%を貸し付けるものです。
　期間が短いので、金融機関からの融資を受けるまでのつなぎ資金か、あるいは対象不動産の売却話が
　ある程度具体化しているものと推測されます。

　スキーム図：
　
　（ラッキーバンク　案件ページより転載）

　資金用途については、ラッキーバンクの案件紹介ページに
　・不動産事業等に付随する取得費用
　・不動産事業等に付随する営業、運営費用
　・本借入人の事業等に付随するその他費用
　・上記各項に付随する費用　など
　と書いてあります。要は、「会社の運転資金全部」です。


　匿名組合の契約書によると、ラッキーバンクの取り分は4%。
　つまり、相手には11.5%で貸し付ける事になります。

　この利率は高いのではないか？　と言う意見もあるかもしれませんが、7ヶ月という短期間の貸付であり、
　かつ期限前返済の自由度を残す事を考えますと、私にはそれほど暴利とは思えません。
　こちらの記事の中ほどに、三井住友トラストL&Fが行っている不動産担保ローンの条件を書きましたが、
　貸付利率を中央値の5.65%とすると、実際の貸付利率は次のようになります。

　　・利率＋手数料（2.16%）：5.65＋（2.16*12/7）＝9.35%
　　・利率＋手数料＋期限前解約料（3%）：5.65＋（2.16+3）*（12/7）＝14.5%

　金融機関の行っている不動産ローンは、貸付金額が数年以内という短期では条件的に不利であり、また
　期限前解約に違約金が設定されているため、機動的な資金の動きが難しくなっています。
　上記の利率と比べると、11.5%という利率は常識外れではないと思います。

　上記のような貸付の妥当性と、江東区の地価が安定している事を考え、投資を決定しました。


　
　（上記はラッキーバンクの案件ページからの転載ですが、「土地価格相場が分かる土地代データ」で
　　同一のデータが確認できましたので、信頼性は問題ないと判断しました）


　ラッキーバンクでの投資をお考えの方は、こちらから検討いただけると嬉しいです。
　（アフィリエイトリンク）
　


　もう一つの追加投資は、堅い投資先としてLCレンディングの保証付き案件です。


　・【LCホールディングス保証付】LCGF207号　50万円

　　予定利率：5%
　　期間：12ヶ月
　　貸付総額：1,000万円
　　担保：無し、LCホールディングス連帯保証付き

　　


　以前に投資したメディカル案件に、LCホールディングスの連帯保証が付いたものです（記事はこちら）。
　連帯保証が付いた分、利率は6.5%→5%に下がっています。

　LCパートナーズにメディカル事業があり、その事業資金として貸付を行う案件です。
　（メディカル事業のWebサイトはこちら）

　LCパートナーズ単独の経営状況や、メディカル事業の経営状況については不明です。
　ただし、もしこれらの会社や事業がコケて返済不可能に陥ったとしても、LCホールディングスの連帯保証が
　発動することになりますので、実質的にはLCホールディングスの安定性が重要です。
　換言すればこの案件、LCホールディングスの社債を買っているのと本質的には違いがないと思います。

　そのLCホールディングスは直近で売上高69億円、営業利益6.2億円、純資産48.8億円です。
　健全な利益が出ていますので、安全性はあると考え、投資を行いました。

　　・LCホールディングス　決算公告


　ランキングに参加しています。
　リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。