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2019年08月05日
ダイレクトカッティング
私の記憶では、1970~80年代にはダイレクトカッティングという言葉ができた。
ダイレクトカッティングは、テープでの編集作業をせずに、直接、マイクで拾った音を、カッティングマシンで、レコード原版の溝をカットする録音手法のため、失敗(編集)がゆるされない。録音エンジニアも、ミュージシャンも、それなりの緊張感の中でのレコーディングとなる。
その緊張感、空気感も、当時このレコードを聴いていた頃の私には、すごく伝わってきたことを覚えている。
今回の、Behringer PP400フォノイコライザーを通しての感想は?と言うと、当時ほどの感動はなかった。年のせいかも知れない。
私の当時購入したレコードは
ジェントル・ソウツ
リー・リトナー & ジェントル・ソウツ
JVCから出た初めてのダイレクトカッティングディスクらしく、品番はVIDC-1となってる。上の写真の右上!
わかるかなー わからない人のために拡大写真付けときます VIDC-1 とは、 VIctorの DirectCutting disc 第1号 の意味なのだろうか? DIRECT DISC とも明記されてる |
JVCの日本をイメージしてか、ジャケット中央に花札が |
JVC、エンジニア、関係者の意気込みが、思いうかがわれる。
LPの時代は、ジャケットの面積がでかいので、写真や、絵を鑑賞したり、中に入ってる紙に書かれた曲の説明や、色んなうんちくをみて楽しんでいた。
今回のLPには、カッティングマシン環境? ノイマン(Neumann)や、モニタースピーカー ウエストレイク(Westlake)TM-1 などの、録音、モニター機材に関しての情報もあって、色んな情報満載だ。CDや、NETではここまでの情報を、一度に収集はできない。
あと、アンプはCROWN DC-300Aをバイアンプで使ってるようです。
BEHRINGER PP400レビュー
先日BEHRINGER PP400を購入した。昨日とりあえず設置して、本日本格的にレコードを聴いてみた。
第一印象は
音が小さいの一言
ダイレクトカット録音されたレコードなのだが、まともに聴こうと思うと、音量は-5dB〜+3dBくらいにしないと乗ってこない。
-20〜-30dBくらいで聴いていると、聴きづらく、トランペットとエレキギターの音色が似通ってて、アレッと思った。音が鼻づまりしているような感じだ。
今まで音楽を0〜-5dBで常時聞いたことは無い。一瞬ならあるが!
◆アンプの 定格出力は130W+130W(6Ω)
◆スピーカーは定格入力70W(4Ω)
出力音圧レベル 86dB/2.83V/1m 83dB/W/m
と、スピーカーの能率が低いというのもあるかもしれないが、アンプの方はかなり無理をしないとまともな音が聴けない感じだ。
◆PHONOイコライザーアンプのゲイン:35 dB
と書いてあったが、アンプPS7300使用時のデジタル機器のレベルと極端に違うので、もう少しゲインを上げてもらいたかった。
BEHRINGER PP400 MICROPHONO フォノプリアンプ
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レベル調整後の印象は
第一印象よりもかなり良くなった。躍動感も出てきた。
それでも、デジタル音源と比べると軍配はデジタル音源の勝利となってしまう。
機会が合ったら、真空管LINEアンプTube-01J につないで、聴いてみたいと思う。
記事: Behringer PP400 PHONO EQ AMP ゲイン不足にラインアンプ Tube-01Jを使ってみた
SPECでは勝負できないが、味で勝負できないだろうか?
まだまだ、自分のやり方次第で改善の余地はあるかと思う。
視聴環境
レコードプレイヤー Audio Tecnica
PHONOイコライザー BEHRINGER PP400
AVアンプ MARANZ PS7300
スピーカー ELAC CL310JET AudioEdition
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