2014年01月19日
猫が主人公の小説@
昨日は、動物が主人公の 『動物小説』 を紹介した。
この動物小説というのは、わりと自然派というか、動物の現実的なありようを題材にして書かれている、リアリズムよりの小説だったわけである。
けれども今日紹介するのは、フィクションたっぷりの 『動物小説』 なのである。
『ルドルフとイッパイアッテナ』 斉藤 洋 (著)
超有名な児童書であるから、ご存知の方も多いであろうけれども、あえて紹介する。
私の通っていた小学校の図書室の棚にも、この本と 『新ちゃんがないた! 』 という本とが何冊も大量に置かれていたのを覚えている。
つまりそれだけ本を借りる人が多かったということで、その人気のぶんだけの魅力がある作品なのである。
アマゾンの中古品なら安いのがあるので、手元に置いておいてもよいだろう。
ご存知ない方のために内容を紹介すると、
ルドルフという黒猫が主人公なのであるが、このルドルフが、うっかり長距離トラックの荷台に乗ってしまい、飼い主の家から遠く離れた見も知らぬ土地に連れてこられてしまうのである。
野良生活を余儀なくされて、途方にくれるルドルフであったが、つれてこられた先の土地には、イッパイアッテナという、とても大きくて賢い、親分肌の野良猫がいて、ルドルフは彼の助けを借りながら、いつか飼い主のもとに帰る日を夢見て強く生きていくのであった……
というようなお話である。
児童文学史に残る傑作である。
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