2014年01月20日
猫が主人公の小説A
今日は、昨日に続いて、猫が主人公の小説をもう一冊紹介しようと思う。
題名は 『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』 である。
著者は、『鴨川ホルモー』 などの小説で有名な 万城目 学 である。
主人公はマドレーヌ夫人という名の猫である。
彼女は外国語(犬語)がはなせる知的な猫なのである。
そして、玄三郎という犬と夫婦として暮らしている。
そして、マドレーヌ夫人の家には、かのこちゃんという小学生の女の子がいるのである。
この本はもちろんファンタジーである。フィクションである。
けれども、実際に猫を飼っている人からすれば、この本の中に出てくる、マドレーヌ夫人という猫を見て、
『そうそう、猫ってこんな生き物よね』 と思ってしまうかもしてない。
猫にも個体差があるとは思うが、
猫っていう生き物は、案外と上品であり、なんでも分かっているようで、案外と分かっていなかったりして、そうかと思えば人間に気をつかった、ような気がすると思えば、それは単なる偶然だったりするわけである。
この作品は荒唐無稽なファンタジーでありながらも、そういう猫の本質的なところをよく捉えているように思われる。
要するに”分かってる”感じがするのである。
ぬこ好きの方にはぜひご一読いただきたい作品である。
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