2017年11月03日
早春
昨年の冬に大量買いしたりんごが
まだいっぱいあるのにボケてしまったので
小鳥のエサにと四ツ割にして
まだ若芽の出ない庭木の枝に刺して、
どんな小鳥が来てくれるかなあと
部屋で仕事しながら楽しみに待っていた。
まもなく 「ピーッ、 ピーッ」と大きく澄んだ声
ヒヨドリだ
りんごのそばに止まって遠くを見て鳴いている。
坊主頭の髪の毛が少し伸びちゃったみたいな
ボサボサ頭がなんともカワイイ。
ナデテみたーい (*^_^*)
きっと仲間を呼んでいるんだろうと見ていると
間もなくもう一羽、サーッと舞い降りた。
2羽であたりを警戒してキョロキョロしながら
りんごをついばむ様子がかわいい
多分あれは夫婦でしょう。
少し食べては飛び去り、またやって来てついばみ、
枝から落っこちれば サ−ッと舞い降りて探し、
夕方までに皮を残してきれいに食べてしまった(^▽^)v
実はこのりんごを買った時、
りんご園のおじさんが こぼしていた。
「採れ時期になると
ヒヨドリに突つかれてキズになっちゃってなあ」
・・・ なんだか 悪いことしてる気分
おじさんたちの敵に、
おじさんが苦労して作ったりんごを上げてるもんね (・_・;)
だけど私の「ひよどり愛」はおじさんを裏切って、
「ボケちゃったんだもん」と
心の中でおじさんに言い訳しながら・・・
彼らはそれから毎日必ず先に1羽がやってきて、
りんごを見つけると
「ピーッ、ピーッ」と連れを呼び、
2羽でついばむ。
4〜5日すると
枝にりんごが刺してないとこちらを向いて
「ピーッ、ピーッ」と鳴いて
羽をバタバタするようになった。
え? 催促してるの?かわいーい (´ 艸`*)
「ハイハイ、うっかりしたねえ」
急いでリンゴを刺してやりに出ていくと、
すぐ逃げてしまったもののすぐに2羽で戻ってきて、
いつものようにきれいに食べていった。
その翌日は1羽がいつもより早い時間にやってきて、
なんと廊下のガラス戸まで来て、
こちらを向いて「ピーッ、ピーッ」と鳴きながら
バタバタしている。
「今日は随分早いのねえ」
なんだかワクワクしながら
急いでリンゴを刺して置いたら、
間もなく2羽で飛んできて
きれいに食べていったのだった。
ヒヨドリは知能指数も高く
非常に用心深いが人に馴れやすくて、
平安時代は貴族の間でよく飼われたそうだけど、
こんなに早く馴れてくれるなんて。
(*^ _^*)
ボケりんごが無くなるまで毎日エサやりを続けて、
どうやらひよちゃんたちは私を味方と認識したらしい。
━☆★☆★☆ つ・ づ ・く ☆★☆★☆━
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