アフィリエイト広告を利用しています

2021年02月10日

ルイス・フロイス

 pxl_20210204_0842226866250857521600285404.jpg

ルイス・フロイスという人がいました。彼も、司祭であり、宣教師だったのですが、彼は、26聖人の中には、
いませんでした。では、何をした人かというと、26聖人のことを細(こまか)く伝えた人です。彼は、もともと、日本の宣教の事柄を、いろいろ、調べ記録し、「日本史」という文章を残しています。他にもいろいろ、文献を残していますが、26聖人の殉教に至った経過を、残しています。400年前の、フロイスの文章を、訳した、本が、「日本二十六聖人殉教記」というタイトルで結城了悟さんの訳で出ています。その本を、手に取り読んでいくと、なんとも言えない400年前のリアル感が、伝わってきます。

 もちろん、400年前の文を訳しているので、最初、読むのに難しいと感じますが、しかし、読み慣れてくると400年前のリアル感は、半端ではありません。その本を読むと、いかに、26人の人々が、殉教する事柄が、栄光の事柄であると捉え、いかに喜んでいたかがわかります。パウロ三木に至っては、歓喜したと書かれています。まさに、殉教は冠をいただくこと、栄光の事柄と重く捉えていたようです。

 神の特別な摂理の中で、26人の者たちが殉教に至ったことを、フロイスは、彼の信仰の理解の中で伝えています。例えば、26人の一人マティアスという人が、捉えられる時に、捕まえるべき者の名簿には別のマティアスという者が想定されていたが、たまたま、そこにいなかったので別のマティアスが捕らえられた、と書かれています。別人のマティアスは、殉教できるように祈っていたと言います。そしてその事柄は、まるで、使徒の働きで、12使徒にユダの代わりに、マッテヤにくじが当たった時のようであると、伝えています。実は、マティアスは、現代の聖書のマッテヤの意味なのです。聖書の中で、マッテヤは、聖なるくじ引きで、最終的に、12使徒に選ばれています。フロイスは、神の摂理の中で、別人マティアスは、選ばれたと伝えているのです。

 ですから、26人の殉教者は、決して神の御赦しなくして召されたのでなく、神の特別な計画の中で、選ばれたのであるとフロイスは伝えているのです。

 彼は、最初の殉教には選ばれませんでした。しかし、この著書から、フロイスも26人の殉教者のように、忠実に神に従って天に召されたいという思いが伝わってくるようです。彼、フロイスも、実は、1597年の7月8日に亡くなっています。26聖人の殉教後、五ヶ月後です。まるで後を追うようにして、病死しています。(写真 長崎の西坂公園内にある石碑)
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10530704
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
<< 2024年03月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
検索
ファン
最新コメント
感動したこと by たー (02/12)
写真ギャラリー
最新記事
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
さんの画像

二人で、いろんなところ行ってます。 人生は、旅ですな。
プロフィール
日別アーカイブ