Dr.Shouの徒然ブログ

そういえば数日前にネットのニュースで「手術室での写真にモラルがない」といったことが掲載されていました。その写真とはベテラン先生が最後の手術になるからと手術中に写真撮影し、その中に患者さんが寝ている姿やピースサインをした職員が映っているものでした。その時の職員の誰かがブログにUpしたのだと思います。
先輩とも話していたのですが、我々現場の人間からすると、手術が順調にかつ和やかに行われていると見受けられましたが、やはり一般の方からすると不謹慎に感じられるのでしょか。手術中はもちろん緊張し会話のない場面も多いのですが、終始低音で音楽を流していることが多いと思います。そして大事なところを無事に乗り切り終わりに近くなると皆リラックスして和やかな雰囲気になり世間話なんかもしていると思います。よどんだ雰囲気で終わるような手術はむしろその後の経過が良くないのではないでしょうか（術者に何かスッキリしない部分があるからです）。和やかな雰囲気で終わった手術というのは、術者が完璧な手術をして気持ちが晴れ晴れしている証拠です。