2021年06月04日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査は大腸内視鏡検査より、短時間の検査で院内滞在時間も少なく、さらに接触も少ない検査のため、より安全である!!
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「PubMedから、今日のつぶやき」のビジョン
大腸の検査を身近に感じてもらい
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PubMedから、今日のつぶやき − 980 −
Peprah D, et al. Re-initiation of CT colonography services during the COVID-19 pandemic: Preliminary evaluation of safety. Br J Radiol. 2021 Apr 9:20201316. doi: 10.1259/bjr.20201316. Epub ahead of print.
論文
「COVID-19によるパンデミック下での大腸CT検査の再開に向けて:
安全性の予備的評価」
のご紹介です。
【アブストラクト】
結果:
対象期間中に224名の患者(男性118人、52.7%)が大腸CT検査を受けていた。
6mm以上のポリープが55人の患者(24.6%)で検出された。
224検査中33件(14.7%)で、COVID-19とは無関係だと判断された肺基部の変化を認め、COVID-19との関連が否定できない症例は1名だけであった。
典型的なCOVID-19いよる肺の炎症性変化は指摘できなかった。
電話によるフォローアップに回答した169名の患者のうち、大腸CT検査の受診から14日以内にCOVID-19の新たな症状(咳、発熱、無嗅覚症、味覚消失)を認めた患者はいなかった。
連絡がとれた86人のスタッフの全員にCOVID-19の感染を認めなかった。
(感想)
大腸CT検査は大腸内視鏡検査より、短時間の検査で院内滞在時間も少なく、さらに接触
も少ない検査のため、より安全だと提言が出されています。
ただ、その実証による報告は不十分です。
本報告も症例数が少ないこと、2020年5月から7月の期間は振り返れば感染者がまだ少なかったことから、少し物足りない印象はあります。
ですが、最初の検証としての意義は十分にありますね。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33835838/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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