前回に引き続きオーディオキャプチャーケーブルを使ってデジタルピアノの音声を録音する方法の続きです。
今回は実際の機材を使って具体的に機器との接続方法をアップしようと思います。
我が家には現在、2種類のデジタルピアノがあります。
片方は一般的なデジタルピアノで、ヘッドフォン端子が2つ搭載されているタイプ(YAMAHAのYDP-140というモデル)、もう1つはヘッドフォン端子が1つ、ライン入出力端子が一式ついているタイプ(RolandのRD-88というモデル)となります。
今回は両方のデジタルピアノで録音できるように機材を調達したので、それぞれのデジタルピアノに対してどのように接続したかを記載していこうと思います。
・ヘッドフォン端子が2つ搭載されているデジタルピアノ(YDP-140)の場合
このデジタルピアノはヘッドフォン端子が2つ搭載されていますが、いずれもサイズが6.3mmなので、オーディオキャプチャーケーブルの3.5mmミニプラグを6.3mmに変換して接続する必要があります。
↑準備した機材
@オーディオキャプチャーケーブル(基本)
A6.3mmオーディオ変換プラグ
BUSB変換ケーブル(録音先がType-Cなので)→今回は以前XperiaXCompactを使っていた時に購入した手持ちの変換ケーブルを使用しています。
まずはAの6.3mmオーディオ変換プラグをオーディオキャプチャーケーブル側の3.5mmミニプラグに取り付けます
次に、デジタルピアノにオーディオキャプチャーケーブルとヘッドフォンを接続します。
これで、オーディオキャプチャーケーブル側の接続は完了です。
次に、PCもしくはスマホ側のUSBポートにケーブルを接続すれば準備完了となります。
↓SurfaceGOのType-Cポートにケーブルを接続したところ
・ヘッドフォン端子が1つ搭載されていて、ライン入出力が付いているデジタルピアノ(RD-88)の場合
このモデルはヘッドフォン端子が1つしか搭載されていないので、それにオーディオキャプチャーケーブルを直結すると演奏時に音が聞こえなくなります。
ただ、このデジタルピアノは特殊で、SpeakerONスイッチを有効にすると、ヘッドフォンの接続有無にかかわらずスピーカーからの音声出力をONにすることが可能です。
なので、音を出すことができる昼間などはこの方法で録音することが可能です。
問題は夜間など、スピーカーから音を出すことができない状況でどうするか?という所です。
この場合、ヘッドフォン端子をオーディオキャプチャーケーブルに占有されると、ヘッドフォンで音を聞きながらの録音ができないので、オーディオキャプチャーケーブルはLine-OUT端子に接続する必要があります。
オーディオキャプチャーケーブルはL,Rに対応したRCAプラグが付いていますが、デジタルピアノのLine-OUT端子は6.3mmのプラグに対応なので、直接つなぐことはできません。
そこで、RCAから6.3mmプラグに変換するアダプターもしくは変換ケーブルが必要となります。
今回は取り回しを考慮し、変換ケーブルを使用しました。
↓オーディオキャプチャーケーブル(右側)と変換ケーブル(左側)
それぞれ同じ色のRCAコネクターを接続します。
接続したら、デジタルピアノのLine-OUT端子にオーディオプラグを接続します。
白がL、赤がR側になります
プラグを接続したところ。
左から、ヘッドフォン、Line-OUT(L)、Line-OUT(R)の順番です。
あとは反対側のUSBケーブルをPCもしくはスマホ等に接続すれば、録音のセッティングは完了となります。
次回は実際にアプリを使って録音する手順について書いてみようと思います。
にほんブログ村
2022年01月04日
2022年01月03日
デジタルピアノの音声をスマホやPCに録音する方法(オーディオキャプチャーケーブル版)2
前回に引き続きで、オーディオキャプチャーケーブルを使ってデジタルピアノの音声を録音する方法について記載していきます。
まず、録音するデジタルピアノのオーディオ出力の構成によって必要な機材が変わってきますので、場合分けで説明していこうと思います。
大前提として、以下のオーディオキャプチャーケーブルを使うこととして、準備する機材を説明しようと思います。
↓ベースとなる機材
・ヘッドフォン出力が2つあるデジタルピアノの場合
→一般向けのデジタルピアノはほぼこのタイプであると思います。
この場合、片方のヘッドフォン端子にオーディオキャプチャーケーブルを接続し、もう片方のヘッドフォン端子に自分で聴く用のヘッドフォンを接続します。
ヘッドフォン端子が3.5mmオーディオプラグ対応であればそのままデジタルピアノに接続すればOKですが、6.3mmのタイプの場合は変換プラグを使って接続する必要があります。
・ヘッドフォン出力が1つしかないが、Line出力があるデジタルピアノの場合
→ローランドのステージピアノの類はヘッドフォン端子が1つしかありませんが、Line出力端子が付いています。その場合は、Line出力端子からオーディオキャプチャーケーブルに接続するために、6.3mmオーディオプラグからRCAコネクターに変換するケーブルもしくはアダプターが必要となります。
ちなみに、ケーブルの長さが足りない場合は、変換ケーブルも出回っているので、そちらを選定するのも有りだと思います。
・ヘッドフォン出力が1つしかないデジタルピアノの場合
→オーディオキャプチャーケーブルから取り込んだ音声をソフトでリアルタイム再生する機能もありますが、結構な勢いで遅延するので、録音しながら演奏するのは実質上不可能な感じでした。
なので、やはりオーディオ分配ケーブルなどを使って、音声出力を2つに分け、片方にオーディオキャプチャーケーブル、もう片方にヘッドフォンを接続するのが良いと思います。
分岐ケーブルは3.5mmジャックがほとんどなので、必要に応じて変換プラグをかませて接続すると良いかなと思います。
デジタルピアノ側とオーディオキャプチャーケーブルとの接続のパターンはおおむね上記の3通りではないかと思います。
次はスマホ、PCとオーディオキャプチャーケーブルを接続す方法についてです。
オーディオキャプチャーケーブルのUSB端子側の形状はType-Aなので、相手側のスマホやPCのUSB端子がType-Cならば、Type-AからType-Cへの変換アダプターが必要になります。
オーディオキャプチャーケーブルを使って録音するはずが、ドンピシャのインターフェースが無い場合、それなりに追加の危機が必要となりますが、この方法であれば基本的にUSBを搭載したPC,スマホ系であればどの機種でも録音できそうな感じなので、投資に見合った効果はあるのではないかと自分には言い聞かせて、機材を集めました。
次回は実際に機器を接続し、録音までの手順を記載していこうと思います。
にほんブログ村
まず、録音するデジタルピアノのオーディオ出力の構成によって必要な機材が変わってきますので、場合分けで説明していこうと思います。
大前提として、以下のオーディオキャプチャーケーブルを使うこととして、準備する機材を説明しようと思います。
↓ベースとなる機材
サンワダイレクト USBオーディオキャプチャー アナログ音声デジタル化 カセットテープ/MD/レコード Windows対応 ソフト付属 400-MEDI017 新品価格 |
・ヘッドフォン出力が2つあるデジタルピアノの場合
→一般向けのデジタルピアノはほぼこのタイプであると思います。
この場合、片方のヘッドフォン端子にオーディオキャプチャーケーブルを接続し、もう片方のヘッドフォン端子に自分で聴く用のヘッドフォンを接続します。
ヘッドフォン端子が3.5mmオーディオプラグ対応であればそのままデジタルピアノに接続すればOKですが、6.3mmのタイプの場合は変換プラグを使って接続する必要があります。
フジパーツ ステレオミニプラグ→ステレオ標準プラグ変換プラグ AC-666 新品価格 |
・ヘッドフォン出力が1つしかないが、Line出力があるデジタルピアノの場合
→ローランドのステージピアノの類はヘッドフォン端子が1つしかありませんが、Line出力端子が付いています。その場合は、Line出力端子からオーディオキャプチャーケーブルに接続するために、6.3mmオーディオプラグからRCAコネクターに変換するケーブルもしくはアダプターが必要となります。
Borsuer RCA メス to 6.35mm オス変換コネクタ モノラル, 銅 金メッキピン(RCA) をto 標準(フォン) 変換プラグ 2個セット 新品価格 |
ちなみに、ケーブルの長さが足りない場合は、変換ケーブルも出回っているので、そちらを選定するのも有りだと思います。
新品価格 |
・ヘッドフォン出力が1つしかないデジタルピアノの場合
→オーディオキャプチャーケーブルから取り込んだ音声をソフトでリアルタイム再生する機能もありますが、結構な勢いで遅延するので、録音しながら演奏するのは実質上不可能な感じでした。
なので、やはりオーディオ分配ケーブルなどを使って、音声出力を2つに分け、片方にオーディオキャプチャーケーブル、もう片方にヘッドフォンを接続するのが良いと思います。
分岐ケーブルは3.5mmジャックがほとんどなので、必要に応じて変換プラグをかませて接続すると良いかなと思います。
UGREEN オーディオ分配ケーブル 3.5mm 2分配ケーブル ヘッドホン延長ケーブル イヤホン分岐 ステレオ 金メッキ端子 延長コード 新品価格 |
デジタルピアノ側とオーディオキャプチャーケーブルとの接続のパターンはおおむね上記の3通りではないかと思います。
次はスマホ、PCとオーディオキャプチャーケーブルを接続す方法についてです。
オーディオキャプチャーケーブルのUSB端子側の形状はType-Aなので、相手側のスマホやPCのUSB端子がType-Cならば、Type-AからType-Cへの変換アダプターが必要になります。
NIMASO USB C 変換 アダプタ (Type C - USB 3.0 メス) 20CM OTG ケーブル タイプC 変換コネクター (1本入り, グレー) 新品価格 |
オーディオキャプチャーケーブルを使って録音するはずが、ドンピシャのインターフェースが無い場合、それなりに追加の危機が必要となりますが、この方法であれば基本的にUSBを搭載したPC,スマホ系であればどの機種でも録音できそうな感じなので、投資に見合った効果はあるのではないかと自分には言い聞かせて、機材を集めました。
次回は実際に機器を接続し、録音までの手順を記載していこうと思います。
にほんブログ村