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2016年06月26日

全商ビジネスコミュニケーション検定とは?

ここでは、全商検定で最も新しい検定である「ビジネスコミュニケーション検定」の内容、試験日、検定料について解説していきます。

ビジネスコミュニケーション検定の種類

この検定には級がなく、「ビジネスコミュニケーション検定」という1種類のみです。 ですが、「全商検定3種目以上1級合格者表彰制度」の1つにはなりません。つまり、1級としては扱われません


検定内容

平成25年から始まった新しい全商検定です。

筆記試験面接試験の2つの試験があります。面接があるのはこの検定だけです。


● 筆記試験

ビジネスマナーやコミュニケーションについての超基本的な問題が出ます。しかも、すべて4択問題です。 秘書検定に似ている感じもありますが、かなり簡単な常識問題なので、勉強をしなくても難なく合格できます。

例えば平成27年度では以下の問題が出ました。

Q 社会人としての行動について,次のなかから最も適切なものを一つ選びなさい。

ア.仕事を間に合わせるために,通勤電車の中で会社の書類を広げて読んでいた。
イ.親しい友人から会社の新規事業について聞かれたが,利害関係者に情報がもれる危険性があるので,返答を断った。
ウ.新商品発表の内部情報を入手し,会社の株価が上昇すると思い,自社の株を購入した。
エ.取引先から依頼があったので,上司の自宅の住所や電話番号を教えた。

正解は(イ)ですね。


Q コミュニケーションの種類について,次のなかから適切でないものを一つ選びなさい。

ア.人と人が直接会って行う直接的なものと,印刷物や電子メールを通じた間接的なものがある。
イ.会話や印刷物を用いて行う言語によるものと,身振り手振りや表情態度による非言語によるものがある。
ウ.電子メールや手紙などの映像によるものと,テレビ会議など文字によるものがある。
エ.会議や打ち合わせなど公式なものと,休憩時や懇親会での会話など非公式なものがある。

正解は(ウ)です。簡単ですね。


試験時間は40分で、
合格点は70点以上です。


● 面接試験

面接官2名で、1グループ6名程度での面接です。

問題は規定問題と応用問題の2〜3問だけです。

規定問題は「あなたの趣味や特技をふまえて自己紹介をしてください」というものです。30秒で答える必要があります。この質問は検定が始まってから変わっていません。

応用問題は1、2問出題されます。回答時間は60秒以内です。

過去に出た問いは以下の通りです。

「高校生活で一番力を入れたことは何ですか。」
「あなたの長所は何ですか。」
「どんな社会人になりたいですか。」
「現在関心を持っていることは何ですか。」
「高校生活を送るうえで,日頃から心掛けていることは何ですか。」
「高校卒業後の進路について,どのように考えていますか。」

どれも代表的な質問ばかりなので、難しくはないでしょう。

合格基準はA(優れている)、B(普通)、C(劣っている)のB以上で合格です。大体の人がクリアできそうですね。


試験日

7月の第2日曜日で、年1回の実施です。


検定料

1,300円です。




以上、ビジネスコミュニケーション検定についてでした。


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2016年06月23日

全商会計実務検定とは?

ここでは、全商検定の中でも難易度の高い「全商会計実務検定」の種類、内容、検定料について解説していきます。

全商会計実務検定の種類

全商会計実務検定は3科目もあります。

「財務諸表分析」「財務会計」「管理会計」です。

ちなみに、平成26年までは「財務諸表分析」と「財務会計論」の2科目だけでしたが、平成27年から「管理会計」が追加されました。

その中の2科目に合格すれば、3種目以上1級合格者表彰の1種目になります。

また、高校在学中に会計実務検定の3科目すべてに合格した生徒は、表彰されます。「会計実務検定試験全科目合格者表彰制度」と言うそうです。


試験内容

簡単に言えば、全商簿記検定(会計)の難しいバージョンです。


● 財務諸表分析

財務諸表を見て、その企業の収益性とか安全性とか、企業価値を問う問題が出題されます。

用語としては、「総資産当期純利益率(ROA)」、「株価収益率(PER)」などが頻出です。


● 財務会計

キャッシュフロー計算書(「お金の流れ」を見るための財務諸表)、連結会計(親会社と子会社などの支配従属関係にある2つ以上の会社から構成される企業集団を、1つの会社とみなして、連結財務諸表を作成するために行う会計処理)、リース会計(リース取引の経済的実質を重視して行なう会計処理)、税効果会計(計上の収益−費用と税務上の益金−損金による差異を調整する会計処理)などが出題されます。


● 管理会計

聞き慣れない言葉ですが、対義語である財務会計は、損益計算書や貸借対照表などの財務諸表を通じて、外部への経営内容を報告することを主目的とした制度です。それに対して、管理会計は、経営管理者の意思決定や組織内部の業績測定・業績評価に役立てることを目的としています。

「短期利益計画」や「予算編成、予算統制」、「短期的な意思決定」に関連した問題が出題されます。

「CVP分析」も範囲です。


どの科目も試験時間は90分、
合格点は70点以上です。


試験日

10月の第4日曜日です。年1回の実施です。

検定料

高校生と一般で違います。
高校生 1,800円
一般 2,900円

全商にしては高いです。




以上、全商会計実務検定についてでした。


2016年06月08日

全商商業経済検定とは?

ここでは、「全商商業経済検定」の種類、内容、得点配分について解説していきます。

全商商業経済検定の種類

全商商業経済検定はほかの全商検定と違ってちょっと特殊です。

級は1級、2級、3級とあります。
ビジネス基礎という検定科目に合格すれば、3級取得になります。

1級、2級はどうすれば取れるのかというと、
「マーケティング」、「経済活動と法」、「ビジネス経済A」、「ビジネス経済B」の4科目の中で、1科目取得すれば2級、2科目取得すれば1級合格となります。

また、高校在学中に5科目すべてに合格した人は、「商業経済検定全科目合格」となり、賞状がもらえます。

試験内容

名のとおり商業経済に関する問題がでます。
常識的な問題も出るので、1級でも結構簡単に合格できます。

試験時間はビジネス基礎は40分で、
それ以外は、60分です。

合格点はどれも70点以上です。


● ビジネス基礎(3級)

ビジネスの基礎的な問題が出題されます。常識問題です。
基本中の基本なので、商業科の生徒じゃなくても受かります。


● マーケティング

マーケティングとは「顧客が満足する商品やサービス」を提供するための企業活動のことです。
市場調査とか販売促進とかですね。

● 経済活動と法

経済活動や日常生活で必要とされる基本的な法律について出題されます。
民法が問題の中心です。もちろん商法も出題されます。


● ビジネス経済A

基礎的なミクロ経済理論やマクロ経済理論が出題されます。
「ミクロとかマクロとか何?」と思うとかもしれませんが、難しい問題は出題されません。
ミクロ経済理論は市場の価格決定、マクロ経済理論ではGDPなどが主な内容です。


● ビジネス経済B

産業構造の変化や国際化に関するビジネス問題が出題されます。
ビジネス経済A、Bという名称では試験の違いが全く分からないので、変えてほしいものですね。


試験日

2月の第1日曜日に実施されます。


検定料

1科目 1,300円です。

なので、1級合格には最低でも2,600円
全科目合格には、6,500円必要です。結構高いです。



問題形式・得点配分

どの科目も50問で1問2点です。
3択問題がほとんどです。記入問題も8問ほどありますが、用語を書けばいいだけです。


以上、全商商業経済検定についてでした。

2016年06月05日

全商珠算・電卓実務検定とは?

ここでは、全商検定の中でも簡単な「全商珠算・電卓実務検定」の種類、内容について解説します。


珠算・電卓実務検定の種類

まず、計算用具が「そろばん」か「電卓」の2種類があります。

そして、部門も2つあって「普通計算部門」と「ビジネス計算部門」になります。2部門両方の合格でその級の合格となります。

級は1級、2級、3級、4級、5級、6級もあります。


試験内容

文字通り、「そろばんか電卓を使って速く数字を計算しよう!」的な検定です。

普通計算部門よりもビジネス計算部門の方が難しいです。

そろばん・電卓のどちらも問題用紙と回答用紙は同じです。ただし、普通計算部門でそろばんを使う場合、すべての問題に回答するのではなく、指定された問題を回答します。ビジネス計算はそろばんを選択していても電卓で受けてもいいそうです。ただ、4級、5級、6級は普通計算のみで、計算用具もそろばんのみです。


●普通計算部門

試験時間は30分です。
合格点は70点以上です。

問題内容はA掛け算B割り算C見取算(ずっと足し算、引き算するやつ)、D伝票算といったものです。

とにかく電卓を速さと正確さを求められる部門です。

でも、全商ビジネス文書実務検定に比べれば簡単です。
電卓は練習すれば、みんな合格できます! 70点以上ということは、30点分はミスできますからね。

そろばんは、やる機会がなかった人にとっては難しいと思うけど、別に無理して受けなくても全然問題ないと思います。


●ビジネス計算部門

ビジネスで使う計算知識を問う部門です。

試験時間は30分です。
合格点は70点以上です。

1級の場合、共通問題15問と選択問題5問があります。

共通問題は、単利計算、手形割引の計算、売買・損益の計算、複利計算、減価償却費の計算が出題されます。2級3級とかぶるものも多いです。

選択問題はA複利年金の計算、B証券投資の計算、C経営分析の計算から1つ選択します。

1級であっても、学習範囲は狭いので、短時間の勉強で合格できます。

2級、3級は選択問題はありません。
割合に関する計算、貨幣換算、度量衡の計算、単利計算、手形割引の計算などが出題されます。割と簡単です。


試験日

6月第3日曜日と11月第2日曜日
年2回実施されます。


検定料

1級、2級、3級は各部門1,000円です。
なので、級合格するには2,000円必要です。

4級、5級、6級は900円です。


以上、全商珠算・電卓検定についてでした。




2016年05月28日

全商ビジネス文書実務検定とは?

ここでは、ビジネス文書実務検定(旧ワープロ検定)の種類、内容について解説します!

ビジネス文書実務検定の種類

まず部門が、ビジネス文書部門速度部門の2種類があります。

そして、両方合格で「ビジネス文書実務検定合格」になります。1つの部門に合格し、4回以内に他の部門を合格した場合は、その級の合格になります。

級は、1級・2級・3級・4級まであります。

試験内容

簡単に言えば、Wordでの文書作成やタイピングの速さをみる検定です。

1級を取得すれば、結構速く打てるようになれます。


● ビジネス文書部門

筆記実技があります。

筆記では文書作成に関する用語や漢字の問題がでます。

結構簡単です。ここで落ちる人はそういません。4級は筆記はありません。

筆記の試験時間はどの級も15分です。

合格点はどの級も70点以上です。


実技はWordでビジネス文書を作成します。

作成するビジネス文書の種類は次の通りです。
4級 = 超簡単なビジネス文書
3級 = 簡単な表を含む文書
2級 = 表やオブジェクトを含む文書
1級 = 表、オブジェクト、テキストファイルを含む文書

オブジェクトというのは画像ファイルのことです。1級にもなると何回も練習しないと合格できません。

実技の試験時間は4級〜2級は15分で、
1級は20分です。
合格点はどの級も70点以上です。


● 速度部門

与えられた文書を速くかつ正確にタイピングしていきます。

試験時間は10分です。

合格基準は純文字数が次の通りです。
4級 = 200文字以上
3級 = 300文字以上
2級 = 450文字以上
1級 = 700文字以上

「純文字数って何?」と思いますが、「総文字数」―「エラー数」のことです。なので、600文字打って5文字ミスタイプだったら純文字数は555文字になります。

気を付けておきたいのが、試験で与えられる文書の文字数が合格基準の+10文字なので、11文字以上間違っていたら確実に不合格です。正確さも重要です。

1級にもなるとかなり速く打たなければいけません。1秒間に1.1文字以上打たないといけないということです。

試験日

7月と11月の年2回実施されます。

検定料

ビジネス文書部門
1級 1,200円
2級 1,100円
3級 900円
4級 700円

速度部門
各級 800円

1級を受験しようと思ったら、2,000円必要です。


以上、全商ビジネス文書検定についてでした。



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公立商業高校(情報処理科)を卒業しています。 商業高校生の先輩として全商検定や学校生活についてアドバイスします!
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