●個人情報保護
個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)が施行されたのは2005年
その前から、プライバシー保護への関心が高まってきて
世界の個人情報の保護についての波に乗り遅れた格好で日本も個人情報保護法が成立
当時を振り返ると、悪法だの何だのとマスコミが酷いことを言っていたが、
今、個人情報保護法が無かったら、ネットの世界でもっと酷いことになってたでしょうね
はてさて、そんな世情動向の中、当社も2005年から個人情報保護体制の構築に乗り出し
2006年にプライバシーマークの認証取得を得ました。
以来、2年ごとの更新審査を経て、今に至っています。
●研修試験
さて、個人情報保護体制とはどんなものか?って
あえて説明する必要は無かろうかと思います。
その中の一つとして、従業員に対する研修を毎年一回行っていて
そして、その研修結果を確認するための試験も行っています。
昨年度の研修で、改正個人情報保護法に関するトピックを採用しました。
改正ポイントが大きく6つあるんですが
その中の罰則の強化について軽く触れました。
改正前は、法人に対しても50万円という罰金が規定されていました。
しかし、法人で50万円と言うと、超零細企業でもない限り
そんな罰金、蚊に刺されたほどにもなりません。
なので、改正後は法人に対する罰金上限額が1億円になりました。
これにちなんで、次のような問題を試験に組み込みました。
所有する個人情報を適切に扱わなければならないのはなぜか?以下の2つより選べ
1.罰金1億円という処罰を受けると、社としてかなりの損害になるため。
2.個人情報の所有者である本人の権利権益を守るため
1.罰金1億円という処罰を受けると、社としてかなりの損害になるため。
2.個人情報の所有者である本人の権利権益を守るため
●面白い結果
個人情報保護法の精神は、個人情報の所有者である本人の不利益にならないよう個人情報を取り扱うべきってことです。
なので、上の質問の答えは2ですね。
でも、1って答える人がまぁまぁ居るんです。
えーーーーって感じでしょ
●追加試験
当社の個人情報保護関連規定では、
不合格になった人には追加研修を行い、
そして、追加試験を行うことになっています。
これで全員が合格するように・・・のはずです。
なので、特に間違いの多かった問題については、
より分かり易い内容の問題にして、全員合格を目指します。
この罰則についての問題を追加試験では・・・
所有する個人情報を適切に扱わなければならないのはなぜか?以下の2つより選べ
1.罰金1億円という処罰を受けると、社長が激怒するため。
2.個人情報の所有者である本人の権利権益を守るため
1.罰金1億円という処罰を受けると、社長が激怒するため。
2.個人情報の所有者である本人の権利権益を守るため
というように変更しました。
これで、この問題文については全員正解になるだろうと・・・・
しかし
居たんです・・・一人だけ1って回答している人が
私は、悲しくなりました。
こんなバカげたことを真面目に私はやっているのに、
こんなバカげた回答をする人が一人でも居るって・・・
こりゃ、近々、何らかの個人情報漏洩とかするやろうなぁ
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