●スタート
最小拠点でグループ統合システムがスタートしました。
もう、見切り発車もいいとこでしたが、
なんとか運用できているみたいです。
ただ、業務が停止していないってだけで
顧客にかける迷惑レベルは増大しています。
本来の約束時刻までに納品できていないとか
それだけではなく、受注入力でも
セットでの受注ができない・・・
システム間連携での不具合が発生し
単品での注文しか受けられないとなっています。
●セットがだめ?
顧客にとってセットでの依頼が出来ないとは、どういうことか?
考えてみてください。
私は息子とよくマクドナルドやロッテリアなどのハンバーガーショップに行きます。
頼むときには、まずメインのセットを選び、次いで単品バーガーを注文します。
ところが、店内に張り紙がしてあって、
新システムが稼働したのでセット販売を中止いたしました。
単品での注文をお願いいたします。
単品での注文をお願いいたします。
えっ?
てりやきバーガーセットと、チーズバーガーを頼もうと思っていたのに・・・
えーと、えーと<
てりやきバーガーとチーズバーガーと、ジンジャエールと、フライドポテトをお願いします。
めんどくせー
そこのショップ、しばらくすると気づくでしょう。
徐々にお客さんが減ってきて、なぜか店の向かい側にあるバーガーショップが繁盛していることに
だって、単品で注文したらセット価格じゃなくて、単品価格の合計で支払わないとならないから
●恐ろしい
そのため、このバーガーショップでは、
システムに頼らず、セット販売を始めました。
セットメニューを用意して、それで注文できるように
もちろん、セット価格も用意して
すると、何が起こるか・・・
私がてりやきバーガーセットを注文すると
店員はシステムにてりやきバーガーとジンジャエールと、フライドポテトを入力しますよね。
そして、表示された販売価からセット表の価格に変更してお客さんに請求し支払ってもらう。
それだけではありません。
電子決済をするために、レジシステムに割引入力を行わなければなりません。
引き算しないと・・・
そして、販売商品の売れ行きなど統計資料を作成する時
システムが出力した情報を手直し・・・
新しいシステムが出来て、どれだけ手間が増えたことか
この比喩は、なかなかいい比喩です。
実際に最小拠点では、セットで依頼された注文を
手作業で単品に分解しているのですから
●あと8か月
私の会社に導入されるのは
8か月ごとなりました。
いろいろ出てくる不具合とそれに対する対策
対策っていっても、
対応できないから、これで行こう
さっきのセット販売は中止となりました。
おいおい、ホントかよー!
電子商取引している顧客はセットでオーダーを投げてきているのに
破綻
の字が頭の中をグルグル回っています。
よく、稼働判定でOkが出たもんです。