●次々と消えていく
グループ統合システムも佳境に入ってきています。
単体テストはほぼ終わって、システム間テストに入っています。
単体テストって言うのは、システムを構成する一つ一つのアプリケーションプログラム
そのアプリケーションプログラムについて正しく動くかどうか確認する工程です。
システムを家に例えると、アプリケーションプログラムはタイルとか窓枠とか家を構成する部品にあたります。
タイルが設計書では30 cm x 30 cm x 5 mm だったとします。
ところが、手元にあるタイルが 30 cm x 30.5 cm x 10 mm だったらどうでしょう。
そのタイルで設計書通りに張り詰められるわけはありません。
単体テストは、部品テストと同じで、タイルの縦横厚みが設計書の通りか確認することです。
さて、単体テストを通過したら、部品を組み合わせて、総合的なテストをします。
たとえば、窓枠に窓を入れて、スムーズに動くかどうか? 窓枠に変形が無いか?
窓枠と壁の間に隙間が無いか? とか
●なくてはならないサービス
そういう段階でも、まだ仕様に関して会議が行われています。
遅いですよね〜〜
でも、期限が迫ってきているので
窓枠の色はどうしようかーとか後回しの所が決まらない段階で建築が始まっています。
そんな中で、当社にグループ統合システムを導入したら
今まで出来ていたサービスが出来なくなることが分かってきます。
サービス低下?
なんで、新しいシステムにしたら、今まで出来ていたことが出来なくなるの?
お客さんになんて言えば良いんですか?
お客様、この度当社のシステムが刷新されまして、いろいろお役に立てるようになろうかと思います。
しかしながら、これまで提供させていただいていた【あれ】【これ】【それ】が提供できなくなります。
どうかご容赦くださいませ。
って、営業に言わすの?
●またまた御冗談を
って食いつくと
我が上司、『なんでそんなに顧客サービスするの?』
えっ? マジ?
顧客サービスしたらあかんかったん?
●マジなのが怖い
この言葉には、返す言葉が無かった・・・
上司はマジで言ってたから
それもそのはず
当社はこれまでずっと、システムを自社開発してきました。
ソフト開発を外注することなんて一切してきませんでした。
つまり、顧客サービスの為に何らかのシステム開発が必要でも
費用としては、システム要員の人件費のみ!
たとえ、1人で1週間費やしても人件費としては知れてます。
しかし、親会社では
顧客サービスしようとすると、ソフトウェアを外注しなければなりません。
パッケージソフトなら数万円から十数万ですが、特注すると、一気に1桁か2桁は跳ね上がります。
すると、顧客サービスで得られるメリットと、外注費用と言うデメリットを比較すると
メリット < デメリット となります。
よって、顧客サービスは出来ないという判断です。
逆に当社では
メリット > デメリット なので
どんどん顧客サービスを行ってきました。
この違いがあって、上司の『何でそんなに顧客サービスするの?』が出たんでしょうね。
でも、顧客サービスできる当社と、できない親会社の違いは、システム開発を内部で出来るか出来ないかの違いです。
顧客サービス出来る方が良いのは当たり前ですよね。
マンボウが出る前に、行きつけのラウンジ LOUNGE SERENDIPITYに行ってそこのホステスさんにこの事を言っても、『信じられなーい』ってケラケラ笑っていました。
当社に出入りの代理店に話しても、みんな同じような反応です。
●導入後
はてさて、どうなるんでしょう・・・当社の未来は?
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