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2020年06月07日

今日は日曜日・・・

私はクリスチャンなので、日曜日は教会に通います。

えっ?それが何って感じですよね。

教会ではお互いが得意な分野で奉仕しあうことで成り立つコミュニティーでもあるわけです。
私は、システム開発者・・・という立場から教会のIT化の中心的役割を果たさせていただいています。

と言っても、なかなかに教会でIT化を進めようとしてもうまくいきません。
会社のように、部下に指示することもできないし、上司もいない。
知恵を使って、実現に向かって進んでいかなければなりません。

私が教会に通い始めて10年ぐらいたった時、その頃は21世紀に入って間もないころでした。
会計処理はすべて帳面に手書き・・・総勘定元帳も元帳も伝票も何もかも手書きです。
しかし、法人格を持っているので適当にはできません。
毎月の収支報告書、年度末の決算報告書、そして次年度の予算案作成・・・

と、大げさに言っても、毎週一回、日曜日に発生するトランザクションは20〜30程度。
しかし・・・・これを紙と鉛筆でやろうとすると4〜5時間はかかります。
教会ならではのお約束が結構ありますから。
と、いうことで、会計担当執事(執事とは株式会社で言えば経理部長にあたりますね)は毎週、礼拝が終わった午後から会計処理を初めて夕方にはやっと帰れる・・・ということを繰り返していました。当然、会計担当者はほかの人とおしゃべりをする時間もなく、ひたすらにもくもくと会計処理をしていました。

そんな教会に転機が訪れました。
年度初めの教会総会(株式会社で言えば株主総会・・・みたいなものですね)で、会計監査の選出を行いました。
選挙で選ぶんですが、選ばれた方がパソコンをよく使っている人なので、『教会会計をIT化するならば会計監査を引き受ける。IT化しないならば辞退する。』と高らかに宣言されました。
そこで、私は『私が教会会計をIT化します。』と言ってしまいましたー(笑)
もはや、勢いって感じで・・・

そこで、会計担当執事から何をどうするか一から十まで教えてもらって、IT化をしていくつもりでした。

ところが・・・会計担当執事も他の人に教えてあげるレベルの人はほとんどいませんでした。たった一人居られた元会社の経理部長(そのまんまですよね。)の方が家の事情で関東に引っ越すことになり、ますます・・・
そして、会計監査の方がもんもんと『いつできるの?いつできるの?』と私に催促しながら帳面とにらめっこしていました。
私の方も会計処理が全く分からないまま、一年が過ぎました。

次の年度、まぁ、私が執事として選挙され、会計担当執事となりました。
分からないことだらけで、すんごい試練でした。

教会牧師には給与支払いをして、所得税を源泉徴収して、税務署に収めて・・・社会保険を天引きして、厚生年金料と健康保険料を振り込む・・・・給与事務。
年末には年末調整事務。
年度末には決算処理。
その前に次年度予算案作成。

したことがないものばかり・・・見よう見まね試行錯誤の連続でとりあえず一年間こなしました。

そして、執事は2年任期のため、次の年もやはり会計担当執事。
一回りするとだいぶ勝手が分かってきて、会計処理をExcelを使って行うようにしました。

その後、会計担当執事を何度も行い、2015年度以外はずっと会計をしてきました。
おかげで、現在では教会では会計の第一人者という状態になってしまいました。
なってしまいましたと申しますのは、ほかの誰も会計をやりたがらなくなってしまったのです。

それは、Excelでの処理が良くわからない。
ただでさえ会計とはどんな処理をするのかがなかなかわかりにくいのに、その上、会計処理をExcelを使って行う・・・
Excelシートにもともと入力されているこのセルには数式が入っているから消したらダメとか、コピペしていいところと悪いところ、コピペするとき値貼り付けしないといけないところ。
もう、約束事だらけで、『はい、私、コンピューター得意なので会計やりたいです!』っていう方にお目にかかったことはありませんでした。

そんなとき、頭にふとよぎるのは・・・AS400のデータベースアプリケーションの開発効率の良さ
恐らく・・・・今やっている会計処理プロセスをすべてAS400でMigrationしたら、今Excelマクロで行っている・・・数年かけて構築してきたマクロの大群・・・をAS400上でデータベース構築してアプリケーション開発したら、2週間ほどでできてしまうでしょう。

そして、今Core-i9 9300Kのパソコンで、総勘定元帳に数字を入力するたびに1秒程度待たされるイライラするようなまどろっこしさもすべて解消してしまうでしょう。

でも、教会にAS/400を購入するだけの予算は組めませ〜ん(笑)
AS/400 をクラウドサービスで利用する・・・のも月額費用の点で難しいですね。

あーあ!
posted by Y.Taki@AS400 at 07:06| Comment(2) | TrackBack(0) | AS/400
この記事へのコメント
1993年と言えば、私が教会にまだ通っていない時期でした。私が通い始めて直ぐに西機兄が転出されたので、西機兄が会計をしておられた事はずっと後になってから知りました。

既にIT化されてたんですね。
でも、西機兄が後任の方のために残されたのも手作業に戻る・・・残念な事です。

現在では牧師先生の住民税の特別徴収や、説教奉仕者への謝礼から源泉所得税徴収なども行っていて、小遣帳のレベルからはみ出しています(笑)

また、お会いして会計話をしてみたいです。
Posted by 太城義雄 at 2020年06月08日 10:07
教会の会計はいろいろと大変と思います。1993年頃私がしていたときに会計処理をするために当時はmacにしかexcelがなかったので自分で購入してすべてエクセルで処理をしていました。そのファイルと方法は次の会計の方にお譲りしたのですが、また手処理にもどっていたのでしたね。当時いろいろと苦労したのは、自分で開業して源泉徴収やさまざまな業務をするときにとても役立ちました。
Posted by 西機哲夫 at 2020年06月08日 08:51
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IBM AS/400で稼働するシステムの開発・追加を担当して30年以上になります。使えば使うほどこの AS/400 が好きになりました。 こんなSEがいろいろな視点から様々な業務などについて語ります。
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