●現新比較
現新比較と言う言葉をご存じでしょうか?
私はこの新システム開発プロジェクトにかかわって
初めて耳にする言葉が多く、この言葉もその一つです
これは、現在のシステムで作成している製品と(現)
新システムで作成した製品が(新)
同じであることを確認(比較)することです
お客様に提供する商品が、新システムになって変わってしまうと困るから・・・です
●今週、やっと
今週の半ば、やっとうずたかく積まれたタスクリスト
そのトップにやっと、この現新比較を行うタスクがやってきて
それに取り掛かる事が出来ました
●作ったら3分
最初、簡単に出来るかなって思ったら、
まず新システムを開発した開発ベンダーの理解度が
まぁ、説明していない当グループ側にもあろうかと思うんですが
ある程度の現新比較はベンダー側で行っているはず・・・・
なのにそれをしているとは思えないような差異が多数
まぁ、そんな差異を全部抜き出して、同じようなものが作れるようにしてね
って優しく厳しく伝えました(笑)
さて、その現新比較用に商品を作る時間・・・
5回作成させて、5回とも3分かかりました。
●比較用に造ったら21秒
で、現新比較用にもう片方で作ると、21秒で出来ました
この結果だけで、おぉースゴーイって思われた皆さん
私の罠にはまりましたね(笑)
新システムの作成時間が3分
当社現行システムの作成時間が21秒
なんです
全く同じものを作成するために必要な時間が
従来までは21秒かかっていたのが、
新システムでは3分、180秒かかるわけです
これはどういう事かと言うと、
親会社は、あなたが今まで頼みにしていた部下Aをクビにして、部下Bを雇った
部下Aは毎朝のルーチンチェックを21秒で完了していたけど、
部下Bは3分経たないと完了しない
これが未来永劫ずっと続くと言う事です。
しかも、部下Aレベル1万人をクビにして、部下Bレベルを1万人雇用しました
その影響はどうでしょうか?