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2021年06月03日

今芸能界で何が起きてるのか? 深田恭子らを襲った「ストレス」の正体



 今芸能界で何が起きてるのか? 

 深田恭子らを襲った「ストレス」の正体



 現代ビジネス 6/3(木) 7:02配信


 幅広い年代・キャリアで起きている



          6-3-20.jpg

          女優の深田恭子さん photo by gettyimages 6-3-20


 5月26日に深田恭子が適応障害による芸能活動休止を発表したばかりだが、僅か5日後の31日、昨年12月から休養して居る女性ボーカルグループ・Little Glee Monsterの芹奈も双極性障害とADHDであることを発表。更に6月1日、若手女優の竹内愛紗がパニック障害を理由に所属事務所を退所して治療に専念することを明かした。
 夫々、深田の適応障害は・・・或る状況や出来事にストレスを感じて心身に様々な症状が現れ・日常生活が困難に為るもの。芹奈の双極性障害は・・・躁状態とうつ状態を行き来するもので・ADHDは「注意欠如・多動症」と呼ばれる発達障害の1つ。  
 竹内のパニック障害は・・・動悸・発汗・吐き気などの発作が突然起きたり・その発作を恐れて気分が落ち込んだり・発作が出た場所に行け無く為る等の症状が現れるもの。  

 発達障害のADHD以外は精神疾患であり、深田が38歳・芹奈(せりな)が22歳・竹内が19歳と、様々な年代やキャリアで起きて居る事が判るだろう。 近年、業界内では「芸能人は精神疾患に為り易く、ケアが必要」であると言われて居た上に、昨年は3人の俳優が自死を選ぶ悲劇が発生し、真相こそ判ら無いが精神疾患との因果関係も噂されていた。今、芸能人達に何が起きて居るのか。業界内で聞いた声を交えて、彼らの現状を掘り下げて行く。

 残酷な迄に可視化された数字


      6-3-21.jpg

            Little Glee Monster photo by gettyimages 6-3-21

 俳優・アーティスト・アイドル・マルチタレントなど、様々な芸能人が居る中共通しているのは、以前よりも公私共にプレッシャーが増して居る事。その筆頭が〔数字〕によるプレッシャーであり、テレビのリアルタイム視聴率やリリースのセールス数に加えて、録画視聴率・配信回数・SNSのフォロワー数やコメント数・トレンドランキング等が全て可視化され、単純比較される様になったことが芸能人を追い詰めている。  

 又、個人SNSのフォロワー数等もキャスティングに影響を及ぼす様になり「余程の大物で無い限り数字をスルー出来ないシビアな状況に為って居る」と云う。又、同年代や似たポジションの芸能人と比べられ、プロアマ問わずあらゆる人々から容赦無い言葉を浴びせられるのも辛い処。
 エゴサーチをしなくても自分に関する声は本人に届き易く、或る大手芸能事務所のチーフマネージャーは「本当の事なら未だ仕方無いと思えるが、嘘なのにデジタルタトゥーとして残ってしまう」と嘆いて居た。  

 SNSへのコメントやダイレクトメッセージ等もあり、世間の人々との距離感が縮まった事がプレッシャーに繋がって居ると云う。多くの芸能人が「成功したいけど、注目は浴びたく無い」と云う矛盾を抱えて居る様なのだ。  
 さらにSNSの更新は、多忙な仕事の合間か終了後のプライベートで行われる為「心が休まる時間が少ない」ことも芸能人達を追い込んでいる。しかし、追い込まれても辞める事が出来ず、或る女優は「家で過ごして居る時、悲しく無いのに何故か涙が出てしまう事がある」と苦笑いしていた。

 涙が出る程追い込まれて居る事を自分では認められ無いのでは無いか。深田はドラマ・映画・CMに引っ張りダコ、芹奈は日本トップのコーラスグループとして大きなステージが続き、竹内も2年連続で連ドラのヒロインを務める等活躍の場が広がっていた。  
 彼女達の様にトップシーンで活躍する人程、失ってしまう怖さと現在のストレスの鬩(せめ)ぎ合いがあり、だから頑張り過ぎてしまうのかも知れない。

 芸能人を襲うストレスとコロナ禍
 
 元々芸能人は、一般のビジネスパーソンとは異なり、仕事の現場も相手も内容も変わることが多く、毎日の様に適応力が求められる他「多くの人々から見られて居る」と云う緊張感もあってストレスを抱え易い。 その上、コロナ禍で厳しいガイドラインに沿った撮影が要求される様に為り「絶対に感染してはいけ無い。感染させてもいけ無い」と云うプレッシャーも含めて心身のストレスが高まり易く為って居る。
 また、気に為るのは知人の或る俳優が漏らした「コロナ禍で自分の仕事が世間から求められて居ない事が判って空しさを感じて居る」と云う本音。学生時代から憧れを抱いて頑張り続けて来た仕事が「不要不急」であると突きつけられた事がショックだった様なのだ。
 
 これは俳優に限らず「忙しく働き続けて来た芸能人達が、コロナ禍で時間が生まれた事によって、自分の仕事をネガティブに捉えてしまった」と云う事だろう。更にもう1つコロナ禍による芸能人のストレスで触れて置かなければいけ無いのは「感染したら大々的に報じられてしまう」「チョットした外出すら憚(はばか)られる」の2点。

 記者から追い掛けられて食料品の買い出しすらママ為ら無い。友人や恋人と会う事も難しく、日頃のプレッシャーを和らげる何時もの気分転換すら出来ないと云う窮屈な日々を送って居る様なのだ。そして見逃せ無いのは、冒頭に挙げた3人の様に医師の診断を受けた上で、それを公表出来る芸能人ばかりでは無い事。
 世間に公表し無いだけで、騙しダマし活動して居たり「充電期間」「語学留学」「創作活動」等の名目で休んだりする芸能人も少なく無いと云う。  

 実際、5月30日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、ゲストのバカリズムが「3年位前に(ストレスが原因で)全く寝れ無く為って、ズッと後頭部が痛くて、明らかに体調が悪かった時がある」と告白。松本人志も「俺は(病院で)調べたら絶対何かしら言われると思うよ。『寝れ無い』ナンてもう当たり前で『寝れる訳無いよね』って云う感覚で居るから。高校生位からズッと」と明かした。  

 また、5月19日放送の「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)に出演した山田孝之も、既に主演俳優だった「20代前半の頃、4年位ウツ状態だった」ことを明かして居る。彼ら程のビッグネームも精神疾患ギリギリの処で仕事をして居るのだ。

 真面目な人や優しい人ほどリスクも
 
 日頃私は執筆活動と並行して、人間関係や生き方に関するコンサルを行っているが、双極性障害の診断を受けた或る女性相談者は「何時も眠気や倦怠感が在って薬を飲むのも辛い」「高い建物への出入りは避けるとか、自動車の運転が出来ないとか行動制限されて居る」と言っていた。  
 更に彼女の夫は「寧ろうつ状態の時の方が安心出来て、躁状態の方が勢いで何でも遣ってしまうから怖い。危険行動や自死をした人も居ると聞いた」と不安を語っていた。又「誰かが側に着いていなければいけ無いけど、付き添う方も精神的に辛い」ことを本人が判って居る為「真面目な人や優しい人程一人で乗り越えようとして最悪の結果を招く事がある」と云う。  

 実質的な個人事業主である芸能人達は、その様に一人で頑張り過ぎてしまうタイプが多いのだろう。だからこそ冒頭に挙げた3人が、疾患を公表して休む事が出来た事は幸いだった。また、影響力のある彼女達が発信した事で、同じ精神疾患の人と苦しみを共有出来るほか、メンタルヘルスケアの認知度が上がり、その重要性に気づいた人も多かった筈だ。  
 3人は十分過ぎる程心身を休めるべきであり、スタッフや家族等の身近な人々は、焦らずに長い目で見守る姿勢が求められている。我々第3者も芸能人達の苦しさを慮り、心無い言葉を控える様にするべきだろう。
 



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 木村 隆志 コラムニスト・コンサルタント

 『東洋経済オンライン』『NEWSポストセブン』『マイナビニュース』『YOMIURI ONLINE』などに月間20本超の署名コラムを提供するほか『週刊フジテレビ批評』などの各媒体に「テレビ番組の解説者」として出演  バラエティやドラマなどへの情報提供も行っている  取材歴2000人超のタレント専門インタビュアー 対面相談2万人超の人間関係コンサルタントとしても活動  著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など











芸能人が「クスリとセックス」に溺れるまでの全真相




 芸能人が「クスリとセックス」に溺れるまでの全真相


 ザ・芸能界  テレビが映さない真実


         6-3-32.jpg 田崎 健太 ノンフィクションライター

 プロフィール 1968年3月13日京都市生まれ ノンフィクション作家 早稲田大学法学部卒業後小学館に入社 『週刊ポスト』編集部などを経て1999年末に退社 著書に『W杯に群がる男たち――巨大サッカービジネスの闇』(新潮文庫)『辺境遊記』(英治出版)『偶然完全 勝新太郎伝』(講談社)『維新漂流 中田宏は何を見たのか』(集英社インターナショナル) 『ザ・キングファーザー』(カンゼン) 『球童 伊良部秀輝伝』(講談社 ミズノスポーツライター賞優秀賞) 『真説・長州力 1951-2018』(集英社) 『電通とFIFA サッカーに群がる男たち』(光文社新書) 『真説・佐山サトル』(集英社インターナショナル) 『全身芸人』(太田出版) 『ドラヨン』(カンゼン)など 最新刊は『スポーツアイデンティティ どのスポーツを選ぶかで人生は決まる』(太田出版) 2019年より鳥取大学医学部附属病院広報誌「カニジル」編集長を務める




 跡を絶た無い薬物乱用による芸能人の逮捕劇。芸能界はそれ程迄に汚染されて居るのか。何故、どの様にして彼等はクスリにハマって行くのか。そこには知られざる「システム」が存在する。

 渋谷と西麻布のバーで

 清原和博・ASKA・押尾学・酒井法子・小向美奈子・・・此処数年、薬物で逮捕された芸能人である。清原は元プロ野球選手だが、引退後メディアに露出して居たと云う意味では広義の芸能人に含んで好いだろう。何故、彼等・彼女等、芸能界の人間はクスリに溺れるのか。先ず指摘出来るのは、彼等は一般人よりも遥かに、日常生活の中でクスリと接する可能性が高いと云う事だ。

 「渋谷の一角に過つてバーが在った。目立た無いが、芸能事務所関係者・マスコミの人・海外の芸能関係者迄集う知る人ぞ知る店。そこが『買える』と云う事で有名だったんです」

 こう語るのは芸能関係者のXである。Xは「今からでも2時間貰えれば、直ぐにクスリを手に入れて来ますよ」と豪語する。Xは現在は薬物を断って居るが、数年前に覚醒剤による逮捕歴がある。現在も芸能界に関わって居る為匿名とする。

 「クスリを手に入れる事の出来るバーは僕が知って居るだけで、現在も都内に5つはある。経営者の方針にもよりますが、自らが売らずに客同士に取引の場所を貸すパターンが多い。そう云う噂のあるバーは、外国人モデルが沢山遊びに来て居て流行って居る」
 その中の一つ、西麻布のバーでのことだ。
 「或る程度人数が集まったら、店を閉めちゃうんですよ。そしてテーブルをピカピカに磨いて、クスリ(コカイン)をザーッとテーブルの上に白線の様に撒いて、皆で鼻から吸って行く。その場には、何人も芸能人が居ましたよ」

 昨年12月に『FRIDAY』で報じられた俳優・成宮寛貴(なるみやひろき)の薬物使用疑惑の写真も、マンションの一室で撮られたとされるものだった。成宮自身が薬物を使用して居たか否かは今も定かでは無いが、こうした都心のクローズドな場所で、密かにクスリは取引され使用されて居るのである。
 Xは自ら薬物を使用する他「運び屋」でもあった。芸能事務所の人間・テレビ局員等に毎日の様に覚醒剤を運んで居たと云う。

 「カジュアルに付き合おうと思えば出来るんですよ。最初は葉巻みたいな感覚。マア、有ったら気持ちが好いよな・・・程度です。『覚醒剤を常用して居ると、身も心もボロボロに為る』と言いますが、必ずしもそう為ら無い人も居る。15年〜20年遣り続けて、中毒に為ら無い人も知って居ます」

 Xもまた「カジュアル」に覚醒剤に手を出した。そして、その量は次第に増えて行った。

 「僕の場合、仕事が忙しい時は遣ら無かった。クスリを遣ると、自分では能率が上がって居る積りでも、実際の作業は遅くそして雑に為る。遣りたく為るのは、盆暮れとか暫く人に会わ無くて好い時。クスリを遣って人に会うとバレてしまいますから。
 清原さんが『週に一度、子供と会った後、寂しく為って覚醒剤を使って居た』と云う報道がありました。でも、覚醒剤を遣った事のある僕達から見ると『来週迄子供に会わ無いのだからクスリを使える・・・と考えたんじゃないか』と勘ぐってしまうんです」


 「1回1000万円」の女

 ノンフィクション作家の溝口敦は著書『薬物とセックス』の中でこう書いている。

 〈覚醒剤は好く「前借りのクスリ」と云われる。寝無いで頭や身体を動かして居たければ、明日の分、明後日の分迄エネルギーを前借り出来る。(中略)しかし前借りの利息はベラボウに高く、300%・500%の利息では済まず、場合によっては一生涯掛けても払い切れ無い程の利息を要求して來る〉

 逮捕される直前の2年間は、重度の中毒に為って居たとXは振り返る。

 「友達や女の子の家で「薬物を使用する」行為に没頭してました。仕事に穴を空けた事もあります。家族も居ますし何度も辞めようと思ったんですよ。何度も覚醒剤を捨てました。川に投げた事もトイレに流した事もある。
 でも、精々我慢出来て3週間。運び屋を遣って居たので、その間もチョイチョイ誘いや問い合わせが来るんです。最後はこれは長く続か無いな、早く捕まらないかなと思って居ました」


 Xも又、その利息を逮捕と云う形で払う事に為った。もう一つ、芸能界で薬物が横行する大きな原因として、薬物が性行為と結び付いて居る事をXは指摘する。

 「薬物の快楽と云うのは、バクチ或いはセックスと一緒に遣ると掛け算に為る。女性の側に使用する気が無くても、知ら無い間にコンドームにシャブを塗られたり・・・と様々な遣り方があります。僕の実体験では、女性の方が一度経験するとクスリに夢中に為り易い」

 芸能界には、タレント、或いはタレント志望の女性が溢れて居る。その為、芸能界とクスリは親和性があるのだ。

 「芸能界で伸(の)し上がって行くには、クスリか女のドチラかを手配出来る事が必要なんです」

 芸能界に関する噂として、所謂「枕営業」の話がある。これに関連して、事務所やマスコミ関係者に対する「営業」とは限ら無いにせよ、芸能人やモデルとの売買春を斡旋する「交際クラブ」が存在するのは事実だとXは言う。

 「或るモデル事務所の人間と会った時、引っ切り無しに電話が掛かって来る。『どうしたの?』と聞くと『今から(モデルを)手配出来ないかと言われた』と言うんです。
 一昔前までは『芸能人を抱く』何てヤクザしか遣って居なかった様な事を、今は小金があれば誰でも出来る様に為って居ます。5万〜10万円払って会員登録すると、最初は女子大生何かを紹介して貰えるんですが、金を出せばそれだけ女性のランクも上がって行く」


 そう言ってXはスマホを取り出し、女性の顔写真が並んだ交際クラブの会員向けサイトを見せて呉れた。

 「今の交際クラブは『芸能人と遣りたい』とか『クスリを使いたい』と云った、客のあらゆる要求に対応します。その中には、クスリを使ったセックスが出来る女の子も居る。芸能事務所の中には、こうした交際クラブを運営する組織と癒着して居る処もあります」

 グラビアアイドルや或る程度有名なモデルに為ると、1回数百万円から1,000万円程度の「値段」が着くと云う。客がもし「クスリを使いたい」と言い出せば、彼女達はそこから溺れて行く事に為る。

 人間の意志の力は強く無い

 Xは、或る芸能事務所の人間から「手配出来る女性」の作り方を教えて貰った事があると云う。

 「グラビアアイドルの女の子等は、給料が安いので現金を持って居ない。でも、住んで居るのは家賃40万円のマンション何て事もある。勿論、セキュリティの問題と云うのもあるでしょうけれど、本当の理由は別にあるんです。
 高級マンションに住まわせて、毎晩の様にミシュランの星の着いたレストランに連れて行ったり、売れっ子が出入りして居る店を覗かせる。散々遊ばせた後で、女の子の家族、或いは心有る友人達の事を『アノ人達はこんな高級店に行く事は出来ない。そんな下ら無い人間の話を聞く必要は無い』と言い続ける。
 そして『しみったれた生活と、今の華やかな生活のドッチが好いんだ』と選択を迫る。自発的に後者を選ぶ様に為れば『一丁上がり』です」


 Xは'09年に覚醒剤取締法違反で逮捕された、グラビアアイドルの小向美奈子とも面識があった。

 「彼女はクスリ好きではあったけど、中毒と云う感じでは無かった。15歳位から芸能界に入って、可愛い・可愛いと言われ続けて来た。でも20歳を超えると自分への注目は減って來る。彼女は、自分を見て見てと云うタイプ。カマって欲しいんです。
 彼女はその内、イラン人の売人グループとも接触を持つ様に為り、自分で覚醒剤を扱う迄に為ったと言われます。『男の人はこう云う事をしないと喜んで呉れ無いんでしょ』と思い込んで居たんでしょう」


 こう云う事・・・とは勿論覚醒剤を使った性行為である。近年、冒頭で挙げた芸能人達の様に、40代から50代の薬物乱用者が増えて居ると云う。'09年8月に逮捕された酒井法子は現在45歳、昨年2月に現行犯逮捕された清原和博は49歳、昨年11月に逮捕されその後嫌疑不十分で不起訴と為ったASKAは58歳だ。Xが指摘する。

 「人は結局、カネが有ると快楽を極めたく為るんじゃないでしょうか。'90年代に、渋谷のセンター街等でイラン人の密売人が偽造テレホンカードや覚醒剤を売って居ましたよね。その当時若かった人達が、現在40代〜50代に為って、時間と経済に余裕が出来て何をするか・・・と云うパターンではないか」

 警察庁によると、薬物乱用で1年間に約1万4000人が逮捕されて居り、そのうち65%が再犯者だと云う。高い再犯率が薬物依存の特徴である。薬物依存症の回復を支援するリハビリ施設『館山ダルク』代表の十枝晃太郎によれば、ダルクに入所するのは逮捕歴がある人間が多いと云う。

 「2回〜3回と云うのは当たり前で、10回を超える人も居ます。依存症を治そうと自分から入って來る人間は少ない。社会的信用やお金を失って生活も破綻する。周りに人も居ないので国に頼るしか無く生活保護の申請をする訳です。
 そこでダルクに行ってリハビリをして、好く為れば面倒を見ましょう、と云う行政からの依頼で来る方が全体の約半分です」


 十枝の母は、故・松方弘樹との間に息子をもうけた歌手の千葉マリアである。十枝自身も、過つて薬物依存症になりそれを克服した過去がある。克服の為に重要なのは、環境を変える事だと十枝は考えている。

 「使って居た時と同じ場所に居たりとか、同じ匂いを嗅いだりすると凄く遣りたく為ってしまうんです。覚醒剤を使って居た人だったら、売人に電話したりしてしまう。そう為る前に止め無ければなら無い。人間の意志の力は強く無い。数年間は違った場所で生活するとか、行動範囲を変える事です」

 芸能界に戻るから再犯する

 だが、逮捕されても再び同じ場所・同じ仕事に戻る事の出来る芸能人は再犯の可能性が高いと云う。

 「僕の場合は、薬物依存で本当に全てを失いました。残って居たのは、母親と弟と云う家族だけだった。この2人に申し訳無くてダルクに入ったんです。例えば小向さん等は、捕まって出ても又、ストリップやAVで稼ぐ事が出来る。彼女を使って仕事をしようと云う周りの人間も居るでしょう。その場合はどうしても再犯の可能性が高く為る」

 その意味で、宮古島等で療養生活を送る清原和博は、正しい道を歩いていると十枝はみている。

 「清原さんは逮捕された後『一日一日の闘い。今日は勝ったぞ、明日も頑張ろうと云う毎日の積み重ねです』と話して居ますが、僕達の考えと同じです。本当に一日、一日の積み重ねが大切なんです」

 警視庁池袋署組織犯罪対策課で薬物取り締まりを担当する蜂谷嘉治警部「NO DRUGS」と云う会を主宰して居る。これは元薬物乱用者、その家族達が集まって互いの経験や現状を語る会である。蜂谷警部が逮捕した乱用者の更生の為、7年前に始めた取り組みだと云う。

 「薬物乱用の抑止力の第一は、我々の様な警察の取り締まり。その次が家族を大切に思うかどうか。家族を失いたく無いという抑止力が働く。家族の方に同席して貰って居るのはその為です」

 彼も又日々の積み重ねが大切だと強調する。

 「取り敢えず今日は遣ら無いで済んだ、みたいな生活なんです。その一日が積み重なって、一ヵ月、そして一年と為る。私達は『もう遣りません』と云う言葉は信じませんが『今、遣ってない』は信用すると云うスタンスです」

 しかし、夫人が更生支援をして居ると云うASKAの場合は未だしも、清原は保釈の際の身元引受人がナカナカ決まら無かった。家族と云う「最後の砦」さえ持た無い芸能人が薬物と訣別する道は決して平坦では無い。


(文中敬称略)














眞子さま呆然!小室圭さん母が「2番目の男」との2,000万円〔詐取〕疑惑



  眞子さま呆然!小室圭さん母が

 「2番目の男」
との2,000万円〔詐取〕疑惑



 週刊女性プライム 6/2(水) 12:24配信 6-2-10



 6-2-11.jpg

         眞子さまと婚約者・小室圭さんの母である佳代さん 6-2-11


 「眞子さまが小室圭さんとのご結婚を諦める事はもう無いでしょう。秋篠宮ご夫妻は、頑なに意志を曲げられ無い眞子さまにお手上げ状態なのだと思います。秋篠宮さまが水面下で小室家の内情を探ると云う話もありますが、殿下としては〔これ以上の問題、特に金銭の問題は在っては為ら無い〕とのお気持ちが強いと思います」(宮内庁関係者)
 
 アメリカの『フォーダム大学』ロースクールを卒業した小室さん。3年間の留学が修了して帰国も噂されるが、7月末にはニューヨーク州の司法試験をオンラインで受験予定。例年、フォーダム大出身者の合格率は90%近くで合格は堅い筈。イヨイヨ結婚への動きが本格化しそうだ。
 一方、このご結婚の延期を招いた原因の金銭トラブルを抱える佳代さんには、新たな〔疑惑〕が燻って居る・・・

 「佳代さんは、元婚約者である竹田さん(仮名)と婚約中に〔他界した夫の遺族年金を不正受給して居た〕との疑惑が既に報じられて居ます。しかし、彼女には夫の死後からそう間も無い時期に一定期間、同居して居たAさんと云う男性も居るのです。事実婚状態であれば、その際に受給して居た遺族年金も〔詐取〕に当たる可能性があります」(皇室ジャーナリスト)  

 '02年に36歳で亡くなった地方公務員の夫・敏勝さんの月収が40万円だとすると、佳代さんは圭さんが満18歳に為る迄の『遺族基礎年金』約100万円と、当時の『遺族共済年金』約50万円を合わせて年間で約150万円を受給して居たと思われる。  
 圭さんが満18歳に為ってからは『遺族基礎年金』が年間で約60万円給付される『中高齢寡婦加算』に切り替わり年間で約110万円を受け取って居た事に為る。 整理すると、敏勝さんが他界した際の圭さんは10歳。それからの7年半は計1,130万円程、8年目以降は計1,230万円 の遺族年金を受給して居た筈なのでトータルは約2,360万円。  

 但し、ソモソモ遺族年金と云うのは、再婚したり新たな男性と事実婚の状態だと認定されると受給の権利は失効する決まり。事実婚と認定される一因として、同居や同一生計である事が挙げられ、佳代さんがAさんとの同居が始まった頃から受給して居た遺族年金の合計は、2,000万円程に為りそうだ。一つ屋根の下で家計を共にする等、竹田さんより〔密な関係〕だったと云えるAさんとは・・・

 「佳代さんは〔圭ちゃんが毎日泣いて居るので、父親代わりに為る人を探して居る〕と好く話して居ました。暫くして、佳代さんは近所に住むAさんと交際を始めたのです。佳代さんが当時勤めて居た自然食品を扱うお店を通して出会われたそうで、本業は金属を加工してアクセサリー等に装飾を施す職人でした」(佳代さんの知人)  

 敏勝さんとの死別後にパートナーと為った〔2番目の男性〕であるAさんとは、週刊女性が'18年1月にスクープした佳代さんの元交際相手で彫金師の男性のことである。コサージュを制作して売る等、アート志向の強い佳代さん。

 「Aさんは当時50代で、地元で一緒に居る処を何度も見掛けたので〔再婚したのでは?〕と噂に為って居ました。しかし、Aさんは佳代さんとの交際中に仕事が立ち行か無く為り、自宅を差し押さえられた時期がありました。小室家で同居生活を始めたのは、丁度その頃かと思われます」(同・前)

 竹田さんの様に小室家に金銭の援助をして呉れる訳では無く、逆に住む場を失って転がり込んで来た様なAさんと何故交際をして居たのだろうか。

 「佳代さんは圭くんにバイオリンや絵画を習わせたり、男性とは美術館デートを選んだり、時には10万円以上する絵画を買おうとしたり・・・そう云った上品な趣味の世界への憧れが強い女性。一時期は友人と共同して作ったコサージュを2万円程で売ったり、芸術的な分野に関心がありました。だからコソ、Aさんの様なクリエイティブ気質の男性に惹かれたのかも」(佳代さんの別の知人)  

 Aさんを思うが余り、他の女性に〔荒ぶる〕佳代さんも目撃されて居る。

 「Aさんは自宅に寄り着いた黒猫を可愛がって居ました。或る時、自宅を不在にした際、知人の女性に〔代わりにエサを挙げて欲しい〕と頼んだそうです。女性が言われた通りにエサを挙げて居ると、背後から突然〔アンタ、何よ!!〕と怒声が飛び、驚いて振り向くと佳代さんが仁王立ちして居たそう。〔Aさんを捕られる〕と勘違いしたのだと思います」(同・前)  更に、Aさんと夫婦同然だったと裏付ける出来事が。

 「Aさんが前立腺の病気を患って入院した際、佳代さんは病院に通って健気に彼のお世話をして居ました。その後、彼が手術を受ける際の同意書にサインしたのも佳代さんで、傍(はた)から見れば夫婦同然。しかし、何時まで経っても仕事をしない無収入のAさんに、思春期だった圭くんが〔好い加減に出て行って呉れ!!〕と苛立ち佳代さんと破局したと聞きました」(同・前)  

 佳代さんとの同居に関する事実確認の為、Aさんの自宅前で記者が声を掛けるも 「何ですか! 何も話すことは無い!」と、急いで自宅に戻ってドアの鍵を閉められてしまった。同居かつ同一生計で、手術の同意書にサイン迄した佳代さんは、Aさんと事実婚の状態だったと認定される可能性は十分ありそうだ。  
 法的に事実婚だと認められる要件に付いて『弁護士法人 天音総合法律事務所』の正木絢生代表弁護士に聞いた。

 『厚生労働省年金局長通知』によると、事実婚は社会通念上、夫婦としての共同生活と認められる事実関係の存在と、それを成立させ様とする合意が在る事が要件と為って居ます。更に、双方に事実婚で在る事を認める意思、又は事実婚で在る事を認める意思が在ると客観的に認められる事実も必要」
 
 当時、佳代さんが洋菓子店で働いて得ていた収入のみで、Aさんが無収入だった場合でも事実婚だと認定されれば、遺族年金の受給資格は失効するのか。

 「事実婚と認められたら失効するので、同居の男性に収入が有るか無いかは失効に影響を与えません」(正木弁護士)更に「事実婚状態では無く為った場合にも、遺族年金の受給資格は法律的に〔復活〕しません」と話す正木弁護士。  

 詰り、Aさんとの関係が事実婚だと認められて権利が失効した場合、二人が破局しても佳代さんは遺族年金を再び受け取る事は出来ないのだ。

 「遺族年金の失権に該当すれば『遺族年金失権届』の提出が必要に為りますが佳代さんは手続きを行って居ない。事実婚だと認定される可能性の在ったAさんとの交際時に届け出をせず、その後の竹田さんとの婚約時も遺族年金を受給し続けて居た佳代さんは、長期間に渉る〔詐取(さしゅ)〕の恐れがあります。眞子さまはこの疑惑をご存じなのでしょうか・・・」(厚生労働省関係者)  

 最も恐れる小室家の新たな金銭問題を、秋篠宮ご夫妻はどう受け止められるか・・・





















コロナ禍に惑わされ 現実の世の中を正視しない風潮・・・



 


 日本経済の「意外な真実」

 コロナ禍に惑わされ 現実の世の中を正視しない風潮に警告!!



 実は〔コロナ以前〕から「ヤバすぎる不況」に為って居た!


 現代ビジネスオンライン 鈴木 貴博 6/3(木) 8:31配信


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            戦後最大級の不況へ・・・ photo/iStock 6-3-30


 世の中には数字だけ聞くと大した事が無い様に思える事があります。例えばアレだけ異常気象が続いて居るのに地球温暖化による地球の平均気温の上昇は産業革命以来未だ1.1℃しか上がって居ません。最近の夏の最高気温は軒並み40℃台で、少なくとも昭和の頃よりも気温が5℃は上昇して居る気がするのに、地球の平均気温がそれ程上がって居ないのは地球表面の大半が海だからです。
 飽く迄、全体の平均が1.1℃上昇したと言って居るだけで、海面の温度上昇は少なく都市部はヒートアイランド現象も伴ってとても暑く為って居る。この様に平均値とは実態よりも過少に見えるものなのです。

 「戦後最大の不況」が始まった!
 
 2020年度の日本のGDPはリーマンショックを超える戦後最大の落ち込みと為りました。数字にするとマイナス4.6%減。ソモソモコロナが起きる直前の2019年10〜12月期も消費税増税の所為で年率換算でマイナス7.4%減でした。直近の2021年1〜3月期が5.1%減で、現在続いて居る緊急事態宣言で4月〜6月期は更に悪化するのは確実ですから、実はコロナ下で一年と8か月・・・戦後最大の不況が進行中だと云う事に為ります。とは云え4.6%減と云う数字だけを見ると何と無く大した事が無い様な数字にみえて來るかも知れません。

 「要するに日本経済が5%位小さく為って居るだけでしょう? コロナだしそれ位の我慢は当たり前で、大した話じゃ無いんじゃないか?」

 と云う感覚は、或る意味で正しい反応かも知りません。本当はそうじゃ無いのですが、そう感じる人が結構多いと云う話をこれからします。

 「実感無き不況」の恐ろしさ

 今起きて居る戦後最大の不況とはどの様なものなのか? そして、それをそれ程酷いと感じて居ない人がソコソコ居る理由は何なのか? まとめてみたいと思います。


 要因1 経済被害を受けて居ない人が結構多い

 リーマンショックで大規模な不況が起きた2008年は日本のGDPはマイナス3.6%減でした。アノ当時、様々な企業で新規の受注が止まり、先行きの経営計画が経た無く為りました。中小企業では倒産が相次ぎ、派遣労働者の雇止めが社会問題に為りました。  
 アノ時、殆どの日本国民が経済の先行きに付いて大きな不安を感じて居ました。それと比べて現在のコロナ不況が、経済に付いては社会不安度合いが小さいのは何故でしょう?実は構造的な事情がリーマンショックの時と違うからです。

 3,800万人高齢者達が「安泰」のワケ
 
 今回のコロナショック、日本に3,800万人居る高齢者に取っては経済的なショックはホボホボ関係ありません。何しろ年金はこれ迄と同じ金額で振り込まれて居て心配する必要が無いからです。リーマンショックの時は金融システム全体が破たんの直前にあり、実際、アメリカの大手生命保険会社を破産させるかどうかが焦点に為って居ました。  
 もしそう為って居れば、日本の高齢者が老後の為に蓄えて来た投資信託等の運用資産も紙切れに為って居た可能性があったのです。処が今回のコロナショックは高齢者に取っては生命の危険コソが問題であり蓄えに付いての心配は無い。出来るだけ家から出無い様にしながら普通に生活を続けて行けます。日本人口のうち3,800万人の高齢者は経済危機とは無縁です。

 日本経済の「低迷振り」が顕著に為って来た

 新型コロナウイルス危機の直撃を受けて、2020年度の日本のGDPはリーマンショックを超える「戦後最大の落ち込み」と為り未だに浮上する気配すら無い。一方で、日本経済は1年半以上の長きに渉る「戦後最大の不況」が進行して居る筈なのに、日本国民がその「実感」を感じ難く為って居るのは何故か・・・

 著者はソコには「3つの要因」があって、1つには日本人口の内3,800万人を占める高齢者がコロナショックによる経済危機の影響を余り受けて居ない事が背景に在ると云う。では残りの2つは何か。そこから日本経済の「意外な真実」が浮かび上がって來るのだ。

 経済危機に直面する「3分の1の人達」

 今回のコロナショック、日本に3,800万人居る高齢者に取っては経済的なショックはホボホボ関係在りません。何しろ年金はこれ迄と同じ金額で振り込まれて居て心配する必要が無いからです。では労働者はどうでしょうか?
 日本の労働者人口の大半を占める雇用者人口のうち、3,500万人が正規労働者・2,200万人が非正規労働者です。そして今、経済的に一番のショックを受けて居るのがこの2,200万人の非正規労働者層と云う事に為ります。
 勿論正規労働者の中にも会社の業績が悪化して居てこの先の雇用が確保出来ない方も少なく無い事は知って居ます。しかし一方で大企業の様にホボホボ雇用を失う心配の無い企業に勤める正規労働者も少なくは無い。更に言えば、コロナでも減収を全く心配して居ないのが公務員や準公務員です。行政に関わって居る職員の方々に取っては、コロナは日々の仕事を忙しくして居る社会現象であって雇用を奪うものでは無いのです。

 こう考えると、本当に経済的に危機を感じて居るのは非正規労働者の大半と正規労働者のうちの3分の1程度・・・日本の成人人口を約1億人として全体で見れば、3分の1が経済危機を感じて居る一方で、感じて居ない人が3分の2も居る・・・この様な社会の分断状況が出来上がって居る事が分かります。

 富裕層は「安泰」?

 要因2 株価が下がっていない

 経済としてのショックが小さい二つ目の理由として株価が下がって居ない事、寧ろコロナショックが始まる直前と比べて日経平均が上がって居ると云う要因が挙げられます。これは消費をけん引する富裕層の資産が安泰である事を意味して居ます。
 コロナショック下で株価が上昇し続けた理由は、日本銀行が上場投資信託ETFと不動産投資信託J-REETを買い続けて居たからです。今、トヨタやソフトバンクグループ・ファーストリテイリング等名だたる日本の大企業の第二位の株主が、日本カストディ銀行や日本マスター信託と為って居ます。

 これはETFが株主だと言って居る様なもので、延いては日銀が第二位の大株主に為って居る事を暗示して居る可能性すら有る訳です。これは或る意味でリーマンショックから金融庁や日銀が学んだ危機回避策だと言える訳ですが、この様な人工的な株式買いの結果、経済危機が表面化して居ないと云う事情が在る事は、それが何時か悪い方向に転じる可能性が在る事も、念頭に置いて置いた方が好いと思います。

 今世界で起きている「本当のこと」

 要因3 グローバル経済は復活して居る

 サテ、三番目の要因ですが、ワクチン接種が進んで居るアメリカやイギリス等海外では経済が復活を始めて居ます。特に重要なのは、中国の経済が2020年のコロナ下ですら経済成長を維持して居た事です。
 実は昨年の今頃、私はコロナショックの最悪のシナリオとしてスタグフレーションを危惧して居ました。不況で在りながら生産力が低下する事で物不足に為って、結果として狂乱物価が起きると云う最悪のシナリオです。これは私の様にオイルショックを経験して居る世代に取っては恐怖そのものでしか無いシナリオです。
 
 昨年、マスクやトイレットペーパーが不足した時のことを思い出して頂けると好いのですが、必需品が手に入ら無いと為るとマスクひと箱5,000円であっても皆が買おうとして一部商品の価格が高騰して居た訳です。
 それがマスクやトイレットペーパーだけで無く、グローバル経済がストップして豚肉や冷凍食品・日用品からガソリン迄、全ての財が足り無く為って居たとしたら、昨年、世界でスタグフレーションが起きて居ても可笑しくは無かったのです。
 論不足する商品もありましたが、幸いにしてコロナ禍の中でも世界経済は止まる事が無く概(おおむ)ね生活物資は安定して手にする事が出来ました。グローバル経済が止まら無かった事でコロナ不況は最悪の不況には為ら無かったのです。

 「コロナ貧困」が広がり始めている

 結論 ではこれから何が起きるのか?

 この様に数字面では戦後最大と為る2020年度のコロナ不況ですが、それが体感的にはそれ程でも無いと感じる人が少なく無い理由が在る事はご理解頂けたでしょう。しかしこれから先、一体どの様な事が起きるのでしょうか?
 私は安心してはいけないと思います。先ず大きな問題は若い労働力として社会を支えて居る20代から40代の世代が経済的に疲弊して居る事です。この世代に先程述べた非正規労働者の層が多い事からも事態の深刻さが判ります。

 家計調査など消費の内訳が見られる統計を調べると、コロナ禍で消費が1割程抑えられて居る傾向を見る事が出来ます。それが社会全体の平均だとすると、所得の少ない層は更に切り詰められるだけ生活を切り詰めて居る事が統計データからも読み取れます。
 足元の経済状況を見ると、寧ろ民間の在庫は積み増されて居ます。言い換えると需要が少ないことの方が問題で、そこがこの先の不況の焦点と為りそうです。要するにコロナ禍で貧困が広まり始めている。これは社会的に大きな問題です。そしてそれを好転させるには景気を回復させ無ければいけ無い。
 例えば飲食店が連日満席に為ったり、アパレルのお店が賑わったりして、企業がもっと人を雇わ無ければいけ無く為る状況が必要です。

 2021年 日本経済への「不安」

 処がコロナ禍の悪影響で、生活に余裕の有る消費者もお金を使わ無い生活に慣れて来たと云う別の問題が生まれて居ます。私自身の状況を話しますと、コロナ以前は毎週3回位誰かと会食の予定が入るのが日常でした。そう遣って色々な人と会い、食事をしながら情報収集・情報交換をする。それで経済のアイデアが生まれていく。これがコロナで激減しました。
 特にコロナ下では会食自体が悪とされ、東京都の緊急事態宣言では遂に飲食店でのアルコール提供まで止まりました。仕事はリモートで自宅から、飲食店に行ってもアルコールは飲め無いと為ると外食は減るものです。

 私に限らずビジネスパーソンと云うものは、昼間出勤して居るからこそ「帰りに新橋駅前で一杯遣って行こう」と云う気に為るのです。そして人と会わ無く為ると服装も気に為ら無く為る。今日、私はこの記事を書くに当たって久し振りに新品のシャツを下ろしてみました。ジル・サンダーの高級なシャツで、身に着けてみると気持ちは引き締まるのですが、いかんせん誰に見せる訳でも無い。
 遣ってみて改めて判った事は、人に会わ無ければ別に服は新しく無くても好い。その様な生活様式の変化が日本中で起きて居ます。結局の処、人が沢山動いてそれで世の中にカネが回り巡る様に為ら無いとコロナ不景気からの回復はママ為ら無い。そう考えると2021年の景気回復のカギは、オリンピックとGoToと云う事に為るのでしょうか。言い換えるとこれ迄の状況以上に、2021年のこれからの日本経済の先行きに私は不安です。




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 鈴木 貴博 経済エンタテナー 経営戦略コンサルタント 百年コンサルティング株式会社代表取締役
 大手企業の経営コンサルティング経験をもとに2013年に日本経済新聞出版社から出版した『戦略思考トレーニングシリーズ』が累計20万部を超えるベストセラーに この本は「ビジネスモデル版 頭の体操」と呼ぶべき内容で 大企業の経営企画部でバイブル的に利用されている 2015年からは経済評論家の仕事に力点を移す

 1986年に東京大学工学部物理工学科を卒業 世界最高の経営コンサルティングファームであるボストン・コンサルティング・グループに入社し数々の大企業の戦略立案プロジェクトに従事 1999年のネットバブルの際にネットイヤーグループ(東証マザーズ上場)の創業に取締役として参加  2003年に独立し百年コンサルティングを創業 専門は未来予測と大企業の競争戦略
 ダイヤモンドオンライン・東洋経済オンライン・プレジデントオンライン・現代ビジネスなど主要なメディアに連載を持ち月間の総PVは100万PVを超える。メディア出演歴多数 出演番組等はウィキペディアの本人ページ参照  私生活ではメディア関係者の地下クイズサークル『夜会』に所属 得意ジャンルは未解決事件とオカルト・都市伝説 過去『パネルクイズアタック25』で優勝 『カルトQ』などクイズ番組出場経験も豊富  第
四代地下クイズ王 1962年生まれ 愛知県出身 著書は20冊以上 雑誌・Web等に寄稿・連載多数。




 〜管理人のひとこと〜

 コロナ禍のお陰で、メディアの政府批判・攻撃は極端に減ってしまった。数ある政治スキャンダルの中のホンの一握りの出来事・人物への報道に留まってしまい、他は全て置き去りにされるか取り上げようともしない。その様な空気が流れ、それに多くの人達が無頓着に為ってしまっている様だ。その様なスキャンダル記事は、見ても読んでも楽しくないし要望も少ないだろうが、嫌われても敢えて世の為に出すと云うものであるから、詳しく調べ何度も何度も報道しなければ意味が無い。
 現在は、直ぐに目が行く芸能界のスキャンダル一辺倒で、それでお茶を濁されてる感じだ。その分、芸能人には余分なストレスが発症してしまい、引退や休養等の出来事が頻発している。何でもコロナの所為にして済ますのは今だけなのだが、果たして秋の総選挙の頃には、どの様な世の中に為ってるだろうか・・・無論、無観客の無意味なオリンピックの後なのだが・・・























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