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2019年04月16日

「女性天皇」賛成派は愛子様に生涯独身で通して頂く積りか?【憲政史家・倉山満】




 




 【管理人より】


 いよいよ天皇の代替わりを迎える時が迫り、次の皇位継承問題がクローズアップされて来た。本ブログの本意では無いのだが、これは避けては通れ無い筋道であり致し方無い話なのだ。そこで、これに関する記事も次々と出されるが、今回は二つの記事を取り上げることに。




「女性天皇」賛成派は愛子様に生涯独身で通して頂く積りか?


 憲政史家・倉山満氏 より引用します



           4-16-10.jpg

                 倉山 満 氏


 




 女性天皇に68%が賛成!反対は12% 

 5月24日の毎日新聞が報じている・・・だから、どうした?現在の皇室典範では女性天皇(女帝)は認められていない。では女帝容認論者は、悠仁親王殿下の皇位継承を阻止し、愛子内親王殿下の御即位を目論んで居るのか。毎日新聞が何を企んで居るのか好く判ら無いが、悠仁親王殿下と愛子内親王殿下の対立を惹起したいのではないかと勘繰りたく為る。

 平成17年にも似たようなアンケートが次々と繰り広げられ「愛子様が天皇に為れ無くて好いのか?」と云う女帝論、「今の皇室典範では愛子様のお子様が天皇に為れ無いのだぞ!」との女系論が多くのマスコミでヒステリックに絶叫されて居た。しかし「女帝と女系の区別が付いて居るのか」との一声に、その種のアンケートは尻スボミに為った。
 最初に大事な結論を言って置く。皇室は一人の例外も無く男系で継承されて来た。その男系とは男女差別であるとの誤謬がマカリ通って居るが、それを言うなら寧ろ男性排除の論理であると何人が判って居るのだろうか。


 




 歴代女帝の例

 アナタは女帝に賛成ですか? と聞かれたら、私は「絶対に反対とは言わ無いが、無理やり推進する話でも無い」と答える。皇室に関して迷った時の根本基準は一つ。先例だ。そして、どの先例に従うべきかどうかを考える為に吉例を探す。確かに女帝には先例がある。伝説の時代の神功皇后(神功天皇)は数え無いので、有史以来十回ある。
 推古天皇・皇極天皇(斉明天皇)・持統天皇・元明天皇・元正天皇・孝謙天皇(称徳天皇)・明正天皇・後桜町天皇である。皇極天皇と孝謙天皇は重祚(ちょうそ)と言って返り咲いて天皇に二度お就きに為られたので、八方十代である。女帝は飛鳥時代から奈良時代に掛けて集中し、明正・後桜町の二代だけは江戸時代である。

 サテ、この八方には共通点がある。未亡人か生涯独身である。推古・皇極・持統・元明の四方は即位の際に未亡人でありその後も再婚され無かった。元正・孝謙・明正・後桜町の四方は生涯独身を通された。何故か。女帝の配偶者に権力を握らせ無い為である。


 




 ・未亡人女帝

 ・推古天皇は、敏達天皇の未亡人である。聖徳太子と蘇我馬子との三人で飛鳥時代を指導した。崇峻天皇暗殺と云う動揺に際して擁立された。
 ・皇極天皇は、舒明天皇の未亡人である。中大兄皇子(天智天皇)の実母でもある。大化の改新前後の動揺期に二度も擁立された。
 ・持統天皇は、天武天皇の未亡人である。壬申の乱に勝利した天武天皇の威厳は偉大だった。それだけに後継を巡る争いは激しく、天皇の候補者が多過ぎたので擁立された。
 ・元明天皇は、草壁皇子の未亡人である。草壁皇子は、天武天皇と持統天皇の実子である。草壁皇子もその子・文武天皇も早逝した。しかし、草壁皇子の系統に皇位を継がせ様との執念が元明天皇擁立をもたらした。

 以上の四方五代の天皇は、激し過ぎる古代の政争の故に擁立された。繰り返すが、全員が未亡人で再婚していない。


 




 ・生涯独身女帝

 ・元正天皇の時代は、皇族どうしの結婚が普通であったが、それでも遠慮された。配偶者の皇族が権力を持つのが警戒されたからだ。
 ・称徳天皇は、愛人と噂された道鏡が皇位に就こうとし、国を挙げての大騒動に為った。我が国の歴史において、明確に天皇に為ろうとの意思を示した民間人は道鏡只一人である。ここに、女帝は生涯独身か未亡人の不文法が確立した。そもそも、江戸時代まで850年間女帝が絶える。
 ・明正天皇は、父・後水尾天皇の政治的意思で即位させられた。明正天皇の母は徳川和子、二代将軍・秀忠の娘である。後水尾帝と秀忠は激しく対立し、帝は抗議の意味で明正天皇に譲位された。それが何故、抗議に為るのか・・・明正天皇は、皇室の先例(不文法)により、生涯独身を余儀無くされるからである。結果、秀忠の曾孫が天皇に為ることは出来なく為る。
 明正天皇は、僅か五歳で即位し十九歳で譲位された。その間、後水尾上皇の院政が敷かれ、女帝には何の実権も無かった。そして最後は尼と為り七十四歳の生涯を閉じる。政治に翻弄された人生だった。
 ・後桜町天皇は、宝暦事件等で緊迫して居た、朝廷と幕府が絡んだ複雑な政治対立を緩和する為だけに擁立された。そして後桃園天皇の若過ぎる崩御も乗り切り、光格天皇を支え続けた。尚、光格天皇は現在の皇室の直系の祖先である。そして七十四歳まで静かに暮らされた。後桜町院は、皇室と日本国の繁栄の為に女の幸せを自ら捨て、その私心の無い姿が国母として尊敬された。


 




 それでも愛子様に女帝を願うのか?

 ここで、問う 「愛子様が天皇に為って欲しい」と願うのは勝手だ。では、どの先例を吉例とするのか。愛子内親王殿下に相応(ふさわ)しい先例とは何ぞや。過去の女帝は、八方とも苛酷な人生を歩まれたことを知った上でも未だ言うのか!?
 皇室の先例、不文法に従えば、愛子内親王殿下が御即位されるとあらば、生涯、独身を通さねば為ら無い。皇室は男系絶対であり、男性排除の論理で成立して居るからである。仮に愛子内親王殿下が民間人の男性とご結婚されたとしよう。その民間人が皇族そして天皇に為れば道鏡そのものである。我が国の歴史で一度も存在し無かった事態である。又その民間人の男性との間に生まれた子供が、皇族そして天皇に為っても未曽有の事態である。


 男系絶対とは、皇室の血をひか無い民間人を排除する原理

 そんなものが許されるなら「天皇に娘を嫁がせて、その子供を天皇にする」等と云うメンドクサイ摂関政治は不要だった。徳川秀忠だって同じことをしようとしたが皇室の不文法の前に敗れた。
 男系絶対とは、皇室の血をひか無い民間人を排除する原理なのである。ちなみに女性は必ずしも排除され無い。今の皇后陛下は正田、皇太子妃殿下は小和田の苗字の民間人だったが今では皇族と為られて居る。古くは、藤原光明子が光明皇后と為られた先例に遡(よみがえ)る。だから、女性差別処か男性排除なのである。
 女系は先例が無いので論外である。絶対に不可である。女帝は先例があるので「絶対に反対とは言沸ないが、無理やり推進する話でも無い」と答える。


 





 方法はあるのだが・・・ 

 愛子内親王殿下は、過去八方と同じく男系女子であり資格はある。現在の典範が女帝を禁止して居るなら、典範そのものを改正すれば好い。明治に作られた多寡(たか)が百数十年の歴史しか無い典範よりも、皇室の不文法である古代よりの先例が優先するのは当たり前だ。
 では、生涯独身で通して頂くのか。実は一つだけ方法がある。皇族の男性と結婚されることである。現時点では悠仁親王殿下だけが有資格者である。いとこ婚は生物学的には問題無いが、無理やり推進する話でもあるまい。
 或はダグラス・マッカーサーに無理やり皇族の資格をはく奪された旧宮家の子孫である旧皇族の方々から適切な方を探し出して来るか。皇族のご結婚は国家の大事なので非礼不敬を承知で申し上げた。しかし「女帝に賛成か反対か」と問う為らば、これは絶対に避けて通れ無い問題である。


 何よりも大事なのは、現在の皇統は幼き悠仁親王殿下お一人にかかって居るのだ。何よりも肝要なのは、殿下が御即位される際に、帝を支える男性の皇族がどれ程居られるかであろう。女帝に賛成か反対か等と、お遊びに興じている暇は無い。


 【倉山満氏】  憲政史研究者。著者シリーズ累計35万部を突破したベストセラー『嘘だらけの日米近現代史』『嘘だらけの日中近現代史』『嘘だらけの日韓近現代史』『嘘だらけの日露近現代史』『嘘だらけの日英近現代史』『嘘だらけの日仏近現代史』のほか、待望の新刊『日本一やさしい天皇の講座』を6月2日に同時発売

 倉山 満  憲政史研究家 1973年 香川県生まれ。1996年中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤職員として2015年まで同大学で日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める。同年、コンテンツ配信サービス「倉山塾」を開講、翌年には「チャンネルくらら」を開局し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を展開。ベストセラーになった『嘘だらけシリーズ』など著書多数


 





 【管理人】

 世の中とは面倒なものだ。この様に言われると、愛子様が女性天皇に為られるとしても、結婚も出来ず生涯独身を通すと考えると・・・それを押し付けるのは余りに酷と云うもの。更に、皇族と結婚出来るとしてもその伴侶に制限を課すのも余りにも不法だ。これには、象徴としての天皇の在り方から含めた天皇制の根本から問い直す必要に迫られる。
 現在は、天皇・皇室に特別絶大な権力は存在しないので、民間人を排除する必要は無いとしても、一国の象徴としての目に見え無い大きな存在であるのは承知している。世襲・・・男子・・・男系・女系・・・これ等の網を潜り抜けて天皇制を維持するのは並大抵の努力では済ま無い事は理解出来た。次に関連した記事を転用します。



 




 一連の儀式後 皇位継承議論を 大島衆院議長が発言


   FNN.jpプライムオンライン 4/16(火) 13:35配信 より引用します



     4-16-11.jpg 

               大島衆議院議長



 大島衆議院議長は、4/15日に東京都内で講演し、新天皇の即位に関する一連の儀式が終わり次第、皇位継承の在り方について政治の場で議論する必要性を訴えた。

 大島衆院議長は「皇室の継続性と云う事を、私共は余裕を持って政治の場で考えていかないといけない時が近づいて居る訳です」と述べた。
 更に、大島議長は「一連の儀式が執り行われた後、政府は静ひつな環境で検討に入って頂く。その後、立法府として結論を出す。大きな政治課題が課せられている」と述べ、即位の一連の儀式の後、皇位継承について本格的な議論を始めるべきだとの考えを示した。
 これについて菅官房長官は「国民のコンセンサスを得る為には、十分な分析・検討と、慎重な手続きが必要だ」と述べた。

                以上


 






 【管理人のひとこと】
 

 《国民のコンセンサスを得る》とは、一体どの様な場面を想起して居るのだろうか。恐らく、専門家や学識経験者を集めた委員会でも開いて議論するのだろうが、これで国民のコンセンサスを得たと決定しても、多分に多くの賛否が渦巻くだろうことは想像できる。かと言って、国民からアンケートを採ったりハタマタ国民投票でと為ると、返って将来に禍根を残すとも限ら無い。
 国民投票とは、英国のEU離脱問題を見ても分かる通り、一種のムードに流される嫌いが有り、国民を二分する非常・異常手段でもあるので、重要な案件での解決方法としては適さ無いとする人も出るだろう。国民総意の象徴天皇・・・とは、実に難しい判断を国民に迫るものをJHQは残して行ったものだ。



 




 

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