2021年11月24日
立憲と共産の選挙協力の是非 フジテレビ 解説委員 平井文夫
立憲が共産との閣外協力を辞めると言っても
選挙協力を続けるなら 同じ事なんだけどナ
FNNプライムオンライン 11/24(水) 11:51配信
立憲代表選の討論にイラッ!
日本記者クラブで22日に行われた立憲民主党代表選の候補者討論会を聞いて居てイラっとしたので何故なのか考えてみた。 代表選の最大の争点は衆院選惨敗の原因と為った共産党との「おつきあいの仕方」をどう総括するかだと思うのだが、先ず「共産党との共闘は間違って居たか」と云う司会者の質問に「はい」と答えた人は一人も居なかった。
詰まり誰が代表に為っても立憲と共産との選挙協力は続く。 次に共産と結んだ「限定的な閣外協力」等の合意に付いては、逢坂誠二氏が「国民感覚から相当ズレて居た」と発言した他、小川淳也・泉健太・西村智奈美の3氏も見直しが必要との考えを示した。
僕はコレを聞いて、誰が代表に為っても如何やら共産との閣外協力に付いては取り下げるのだなと思った。 共産との閣外協力は枝野前代表が衆院選の前に初めて明言したのだが、世間では「共産の圧力に屈服した」との批判が出ていた。自民は「あちらさんは立憲共産党」(BY麻生太郎)等と揶揄し、結局立憲はこの「共産との閣外協力」と云う一言で惨敗してしまったのだ。
枝野幸男は真面な政治家だ
僕は枝野さんが「閣外協力」と云う言葉を出した時「この人は真面な政治家だな」と、彼の事を少し見直した。選挙協力する以上そう言うのが筋だからだ。例え批判されようと筋を通す事は大事だ。だが同時に「大丈夫かな」とも思ったら案の定、選挙で負け、枝野さんは代表を辞めてしまった。
立憲の次期代表は来年の参院選でこの「共産との閣外協力」と云う言葉を取り下げるのだろうか。「衆院選は政権選択だから政権の形を示したが、参院選は政権選択では無いので形を示す必要は無無い」と云う理屈は「あり」かも知れない。
只普通の人が普通に考えたら、選挙を一緒に戦った政党は勝ったら政権に入るだろう。一緒に戦うが政権に入れて挙げません、と云うのは余りにも虫の好い話ではないか。そう云う肝心な部分を説明し無かったり、誤魔化誤魔化したりして居ては有権者の信頼は得られ無いと思うのだ。
代表選では相手に殴り掛かれ
一連の論戦でもう1つ気に為ったのは、経済も安保も4人の主張に大きな差が無い事だ。自民党総裁選では河野太郎氏が最低保障年金を打ち出して他の候補にボコボコにされ、結局「太郎は未だ早い」と云云う事で岸田文雄さんが勝った。
面白かったのは河野さんは格下げのポストを与えられ、冷や飯食いに為った癖に涼しい顔して選挙応援に飛び回って居た。これが自民の強さである。
立憲にこう云う強さは無いのか。例えば国民民主出身で最も保守的と見られる泉さんは「共産との選挙協力は辞め様」となぜ言わ無い。或いは泉さんよりは共産との連携に熱心な小川さんは「共産との閣外協力の何が悪い」と何故言わ無い。そして共産と組んでも大丈夫だと云う事を何故説明しない。
09年に発足した民主党政権は辺野古で社民党が離れ、消費税で旧自由党が離れ、最後に小池劇場で真っ二つに分裂した。彼等はそのトラウマで政策の違いによる対立や分裂を怖がって居る様に見える。 だが旧民主が本当に再生する為には、例え対立しても分裂せずに一緒に遣って行く方法を考える事だ。
で無いと何時迄も自民の対抗勢力には為り得無い。ボヤボヤして居ると維新が国民民主も抱き込んで立憲を上回る勢力に為る可能性が在る。この様なユルい代表選を遣って居てはダメだ。モッとガチで緊張感を以て、相手に殴り掛かる様な代表選を遣って欲しいと思うのだ。選挙戦後半に期待する。
執筆 フジテレビ 解説委員 平井文夫
〜管理人のひとこと〜
流石、公器・TVの解説委員の文章で在る。実に的確に全体の内実を解説して居る。管理人が云わんとした事が全て網羅されて居る。立憲は、リベラル野党として共産党との選挙協力は不可欠で在る・・・と大きな声で訴えれば好い。それで離れる支持者で在れば居無くとも好い、それが党としての存在の基本で在るからだ。
それを理解出来無い〔閣外協力〕と説明付けた枝野氏の失態は隠しようは無い辞任に値する行為だった。〔共産革命〕とは、自民が喜んで使う戦前からの反共思想で在り、現在の日本では起こり様も無い架空の絵空事を用居て難癖を付けるだけの戯言だ。相手にする必要も反論の必要も無い無視するだけで結構だ。麻生の威張り腐った顔を想像するだけで腹が立つ。落選して欲しい議員・・・第一位の麻生太郎を選択する国民が居る事が我が国の脅威で在る。
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