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2021年11月22日

衆院選を今更振り返る 千葉商科大学 国際教養学部准教授 常見陽平



 衆院選を今更振り返る

「若者の政治離れ」と云う傲慢(ごうまん)な声と〔維新〕の躍進



 11-22-5.png  11/20(土) 8:46配信



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         文章 千葉商科大学 国際教養学部准教授 常見陽平  11-22-3

 2021年10月31日に投開票が行われた「第49回衆議院議員選挙」 コロナ禍初の総選挙では、自民・公明の連立政権が与党としての絶対安定多数を確保した。日本維新の会が躍進し、大物政治家が相次いで落選する大きな変化も。少し時間が経ったが衆議院選を基に時代の空気を読む。徒然為るママに語る。



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           写真は吉村氏の公式ツイッターより 11-20-8
 

 果たして「若者の政治離れ」は本当か?

 今回の選挙では、18〜19歳の投票率が43.01%と為り、前回の2017年の衆議院選に於ける41.51%を僅かに上回った。とは云え、必ずしも高いとは云え無い。只、この手の話で語られる「若者の政治離れ」では無く、寧ろ「政治の若者離れ」が本来の姿ではないか。  
 若者が新聞初め伝統的なメディアと触れる機会が減って居るのは事実だ。実際、彼等は有象無象の情報が並ぶスマホを情報源として居る。

 好くSNSが若者の情報源と言うが、それも上の世代とは異なって居る。Facebookは今や「ネット老人会」と揶揄されて居て若者は使わ無い。Instagram、嫌今やTikTokが情報源だ。只、政党・政治家の発信方法や掲げる政策のドレもが10代に寄り添って居る訳でも無く、自分事として捉えられ無いので在れば離れて行くのは必然だ。

 「何故選挙に行か無いのか」は議論するべき


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                bizSPA!フレッシュ 11-20-9


 筆者自身、大学教員として学生に政治に付いて尋ねる機会が在る。ヨクヨク話を聞いてみると学生達は関心が無い訳では無い。個別に「選択的夫婦別姓に興味は在るか?」と聞けば、夫々意思表示をするし、給付金の様に学生をサポートして呉れるものに付いて聞けば「関心在ります」と答えて呉れる。  
 1年生6人と会話して居て「ソレ、選挙で解決出来るかもよ」と伝えた処、6人中5人が選挙に行った。行か無かった1人は不在者投票の遣り方が好く判らず断念した。皆、選挙に行く事を楽しんで居た。調べてみると面白いと。

 若者向けの政策と、それを届ける努力が必要


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                bizSPA!フレッシュ 11-20-10


 若者の政治離れと大上段から言って居るばかりでは本質を見誤る。彼等が「何故選挙に行か無いのか」は上の世代も含めて議論するべきだ。先ずは自分達の世代の事が気に為るのだが、夫々の世代の課題に応え無くては社会は壊れて行くし、その問題は自分達に振り返って来る。  
 学生達は忙しい。今の大学は講義の宿題も多いし出席管理も厳しい。学生生活を続ける為にアルバイトはマストだし通学時間が長い学生も居る。 「若者が政治離れして居るぞ」と言うのはエゴだ。そして、若者向けの政策とそれを届ける努力が必要で在る。

 コロナ禍で問われた「◯◯で無いもの」
 
 今回の選挙のトピックの一つは野党共闘だった。立憲民主党・共産党・れいわ新選組・社民党等野党が289の小選挙区の内約75%の217の選挙区で候補者を一本化。結果は如何だったか。自民党も、立憲民主党も議席を減らした。
 最も、自公の連立与党は絶対安定多数を保った。議席数の減少数は自民党も立憲民主党もホボ同数だったが、減少率に於いては、言う迄も無く立憲民主党の方がダメージが大きい。

 「敗北」の責任を取って枝野幸男氏が代表を辞任した。ここ迄は既に何度も報道されて居り論じられて居る処だ。如何にも野党共闘が失敗したかの様な報道が散見されるが、結果として議席は減らしたものの〔接戦の選挙区が多かった〕のも又事実では在る。  
 衆議院選は政権選択選挙で在る。特に今回はその色が強かった。(少なくとも、共闘した野党はそうアピールして居た)「国民が自分達の未来を委ねる為の選挙」だった。結果として自公は絶対安定多数の議席を確保した。議席自体は減らしたのではあるが。

 関西の友人に「維新の強さ」を聞いてみよう


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                bizSPA!フレッシュ 11-20-11

    (大阪と云えば、通天閣・お好み焼き屋・心斎橋・道頓堀・なんぱ橋の風景しか無い様だ・・・)


 大きく議席を増やしたのは〔日本維新の会〕だった。前回との比較で、議席数は11議席から41議席と約4倍に増え第三党への躍進を遂げた。関西発の政党で在りながら、全国的な存在感をみせた。  
 日本維新の会の躍進は、関西、特に大阪と他のエリアで分けて議論し無くては為ら無い。大阪では地元の政党として、大阪府・大阪市等の首長を務める他、地元に根付いた活動をして居た。

 この辺りが、全国区には伝わり切って居らず「何故、維新は強いのか?」と云う声が何度も上がった。実際、大阪府等のコロナ対応は十分だと言えるのか疑問にも思った。この辺り、もしフランクに政治の話を出来る友人が関西に居たのなら「何故、維新は強いのか?」と質問してみると、温度差・肌感覚が判るだろう。

 自民党・東京以外の何かを求める気持ち
 
 私が関西在住の友人達に聞いた処「逆に、何で維新以外を選ぶの?」と言われた。前述した通り、地元に根付き確実に改革を進めて居ると支持者は評価して居る。吉村洋文大阪府知事がコロナ対策で外野から観て居ると、明らかに失策だと思える部分や、例のイソジン発言等謎の言動も在ったが「吉村さんは頑張って居る」と評価されるのだと云う。最も、関西、特に大阪では圧勝と云う状態だったが、地方への広がりはマダマダこれからだ。

 東京でも比例復活で2議席を獲得したし、投票結果で2位に食い込んだ選挙区も在ったが小選挙区では勝って居ない。地方への広がりもコレからだ。とは云え第三党に躍進し、来年の参議院選等、今後の広がりを感じる結果と為った。  
 この躍進を支えて居たのは、人々の間に在った「自民党では無い何か」「東京では無い何か」へと期待する気持ちだったのではないか。メディアを通して吉村大阪府知事がコロナ対応に奮闘する姿等を見て、国の中心地・東京の政治家達の不祥事に嫌気がさした人々の票が集まった可能性も在る。

 「唯一の改革政党」が響いた?

 又、今回名乗りを上げて居た政党の中で「唯一の改革政党」と唄って居たのも支持者に響いたのではないか。隠れファンが増えつつ在った印象で、筆者の周囲でもfacebookでの投稿で、維新支持を表明する人は、関西在住者と経営者やコンサルタント等を中心に散見された。

 「自民党では無い為らばどの政党を信じるか?」と考えた人達の選択肢と為ったのが今回の結果に繋がったと云える。とは云え「自民党では無い何か」だけで躍進したと断じるのも雑だろう。
 実際「自民党では無い何か」を主張して居たのは共闘した野党で在る。「利権か人権か」と云うキャッチフレーズや「モリカケ」「桜」の問題、更にはコロナ対応が十分か如何か等をアピールした。しかし、必ずしも「自民党では無い何か」に選ばれ無かった。

 その自民党も「共産党と組む様な政党」では無い何かをアピールして居た様に見える。勿論、選挙前に総裁選が行われ新しい顔で望んだ選挙では在った。しかし、実績をアピールしつつも、寧ろ共闘バッシングに見えてしまった。

 ベテラン議員の落選が相次ぐ
 
 この様に「00では無い何か」選挙だったとも言え無いか。結果「自民党では無い何か」として議席を増やしたのは日本維新の会だった。
 立憲民主党の辻元清美や小沢一郎等、ベテラン議員の落選が相次いで目立ったのも、今回の衆議院選挙では大きなトピックだった。世代交代を象徴して居たが、明らかなのは「国民はキチンと見て居た」と云う事だ。
 
 自民党の幹事長を辞任した甘利明議員も比例での復活を遂げたものの「落選運動」が行われたと自らテレビ番組等で訴えて居た。幹事長と云う役職を得ながらも最後は地元に張り付くと云う展開だった。
 先述した辻本元議員はより逼迫して居た。個人的には、国政での答弁は評価出来る印象も在った。しかし、日本維新の会が支持を獲得して居る大阪で戦って居たのも災いして、現実として当選には至ら無かった。

 本音はDMでしか話せ無い


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 個人的に反省したのは「声無き声に敏感に為る」「Twitterを見過ぎ無い」と云う事である。最近「Twitterを見無く為った」と云う声を好く周りで聞く。
 余りにも殺伐として居たり、逆に内輪受けに為って居ないか、何か発言すると叩かれるのでは無いか・・・と。私は空気読まず投稿して居る方だが、それでもこの1年は寧ろDMの遣り取りが増えた。本音は、信頼出来る友人・知人とのDMでしか話せ無いのである。  

 一見すると、支持を集めて居そうな発言は、皆の本音とは限ら無い。逆に本音は益々心の中に閉じ込められる。Twitterでの盛り上がりを見て居ると、人々の本音とズレてしまう。勿論、主張する事を否定して居る訳では無いのだが。  
 改めて、国民は何に困って居るのか。様々な人達が居るが、ネット上の盛り上がりに流されず、冷静に観る事が必要だ。



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      TEXT 千葉商科大学国際教養学部准教授 常見陽平 bizSPA!フレッシュ 編集部



 〜管理人のひとこと〜

 経済政策が劣化して居る我が国での学生生活は何かと大変だ。政治の無策による困窮した日常しか知ら無い多くの若者は、この不自由な生活を、コレが普通だと達観してしまい不満や不平を堪えて居る。だから表面的な反対の意思表示もせず全てを胸の中に抑えて居る。
 首相が友達の為に、国民の税金を垂れ流し利益を生み出す事に邁進し官僚が公文書を偽造しても「そんなものだ!」と諦める。好きな芸人や広告代理店を贔屓しても「そんなものだ!」と。昔は、実家からそれ相当な仕送りを貰って居た人が多かったのだが、今はバイトで生活を賄うのが当然と為って居る。そんな彼等・彼女等を政治が何の援助もせず、高い金利付きの奨学金で卒業後も返済に喘ぐ生活が続く。
 こんな政治に誰が興味を示しバイトを休んで投票ナンかする筈も無いだろう。半分も投票したとするなら大出来だろう・・・全ては、政治で解決出来る問題なのだが真に残念である。学生達を政治から遮断・カモフラージするのが上手なのが政権の力なのだろうか・・・


















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