2021年03月06日
福原愛さんの報道から考える "見逃してはいけ無い結婚前の違和感”
福原愛さんの報道から考える 見逃してはいけない ”結婚前の違和感”
植草美幸 結婚相談所代表・恋愛・婚活ジャーナリスト
植草美幸 3/5(金) 23:07
福原愛さんの今回の騒動から見た嫁姑問題
結婚生活は姑・小姑に左右される「毒姑」ガチャ
元卓球女子の五輪メダリストである福原愛さんのスキャンダルが日本と台湾を股に賭けて大かけて為っています。彼女は卓球少女“泣き虫 愛ちゃん”と云うイメージがありますが、既に32歳で、結婚出産して2児の母。一体どんなことに巻き込まれてしまったのでしょうか?
福原さんは台湾のイケメン卓球選手・江 宏傑さんと結婚。キス写真をSNSにアップする等のアツアツ振りが記憶に新しいでしょう。台湾では夫婦でテレビ出演を重ね、オシドリ夫婦としてのブランディングに成功。江一家としては10億以上を稼ぐ“金のたまご”と為って居たのだそうです。
しかし、現時点で出て居るニュースによると、その裏では妊娠中の夫からモラハラ言動があった・姉が福原さんの写った家族写真をSNSにバラ撒いた・そしてそれを操って居るのが姑だった・・・等聞くにも辛い報道がされて居ます。そして、耐えかねた福原さんが日本に帰国して不倫に・・・と云うニュース迄も流れて居ます。当人や所属事務所は否定して居り、真偽の程は判らない状況です。
ニュースを受けて改めて思うのが、結婚生活と云うのは、相手男性がどんなに好きでも、姑・小姑によって大きく左右される――と云う事。毒親ならぬ「毒姑」に当たってしまえば、イケメンで大金持ちを掴んでもこんな顛末に為ってしまうと云う現実なのです。
結婚は未だに「嫁ぐ」と云う言葉で表現されますが「男は仕事、女は家事育児」と云う価値観も変わって来ている昨今。嫁姑問題が付きまとう旦那側の両親との同居は必須では無い処か、少数派に為って来て居ます。
家業があるならまだしも、サラリーマン家庭が増えて核家族化が進んでいますから、妻が夫側の家族に入って行くのでは無く、夫婦で新しい家庭を築いて行くのが現代の考え方。義両親側はそれを尊重し無ければいけ無い筈。
未だ救いと云えるのは、台湾本国では福原さんでは無く、江一家へのバッシングに発展して居ると云う事。「日本からお嫁さんに来て子供迄生んで呉れたスターに何てことをするのか!」と云う論調だと聞きます。私個人は、台湾国民の皆さんに完全同意します。
女性に収入が無ければ「不倫か我慢の二択」が現状
福原さんの場合、国際結婚でお相手の国・相手の家族のに中に足った一人で入って行くって、とっても勇気が要る事ですし、そこで子育てをして行くのは並大抵の努力で出来る事ではありません。増してやオシドリ夫婦として面が割れて居れば、愚痴をこぼしたり相談したりする相手もナカナカ見つかりません。先ずは今迄よく頑張ったとエールを送りたい気持ちで一杯です。
報道にある様に、モラハラや孤立が事実だった場合は、女性が十分に稼げて居れば気づいた時点で即離婚できますが、夫が大黒柱と為っている場合、子供を抱えて離婚する訳にはいき。そう為ると、不倫して乗り換えするか、我慢し続けるかの二択に陥ってしまうのが現実です。
福原さんの不倫云々に関しては未だご本人も否定している段階ですし、不倫を肯定する積りはありません。しかし、一般的な見解として、家庭の外に信頼出来る相手を求めた状況を無慈悲には責められ無いと云う事です。
もし福原愛さんにアドバイスするならば、モラハラで怖い思いをして居ると委縮し、意見を言え無い事もあるでしょう。責めて自身のご両親を同席させる、もしくは代理人を立てる等して、ご自身一人だけで立ち向かって丸め込まれ内容に気を付けて欲しいところです。夫側に腹を割った意見を伝えた上で、再構築する為り、離婚する為り話し合いを進めて行けると良いですね。
「今思えば、違和感があった」を防ぐ水際作戦
結婚後、特に出産後にこう云った事態に陥ってしまうのは大変辛く、負担も大きいもの。“水際作戦”として、婚約中に相手の本質と相手の家族を見極める他ありません。筆者が婚活現場で指導して居るモラハラ一家やマザコン夫の見分け方をお伝えします。
1.「料理の味」を母親と比べる男はNG
母親が食事を作って呉れている時期は、精々20歳位迄のもの。その後は自分で稼いで、自分為りの衣食住の好みをアップデートして行くもの。妻の手料理と比べるのは勿論NGですが、外食でも「おふくろの味はこうじゃ無い」等と発言する男性は、価値観をアップデート出来ていない、する気も無いと云う証拠。
2.「父が言っていたから」と家族の発言を引用
自分の言葉では無く、親の発言をそのママ伝えて来るのは自立出来ていないからこそ。是非とも「どうしてあなたはそう思うの? 私はこう思った」と自分の意見を伝えてみて下さい。相手も自分の言葉で話すのか、只の受け売りをぶつけて来るのか見極められる筈。
3.「我が家ではこうだった」と実家のルールを強要
夫婦に為ったら自分の家庭を自分達で作って行くものです。「家で教わったルール」を持ち込もうとする姿勢は考えもの。良い所を取り入れたいと云うだけであれば良いですが、一方的に強要したり有無を言わさず従わせようとするのであれば危険信号です。
4. 両親と対面して
お住まいの場所によっては、婚約時点では結婚報告やご挨拶のみでしか義両親に会っていないことも多いでしょう。相手のお家に行ったり数回食事の機会を持ったりして、夫と両親がどんな会話をしているのか、自分の目でチェックしましょう。その後、夫にも母親が貴女のことをどう言っているか、もっと云えば「因縁をつけていないか」迄ヒアリング出来ると良いでしょう。
相手家族が原因で破談に為った方にお話を聞くと、ヤッパリ「今思えば、結婚前から違和感があった」と話すことが多いもの。結婚したいと云う想いから、つい目を瞑りたく為ることもありますが、野生の勘が働いた時には、是非一度立ち止まって、結婚前の水際作戦、是非実践してみて下さい。
以上
植草美幸 結婚相談所代表・恋愛・婚活ジャーナリスト 千葉県出身 青山学院大学卒業 結婚相談所マリーミー代表 恋愛・婚活アドバイザー 1995年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社・株式会社エムエスピーを創業 そこで培ったコーディネート力を活かし 2009年 結婚相談所マリーミーをスタート 以後10年以上にわたり年間約1,000組の恋愛・結婚に対するアドバイスを行い 業界平均15%と言われる成婚率において 約80%の成婚率(※)を記録している 『婚活学講座 尊敬婚のすすめ」『婚活リベンジ!』など著書は計12冊 メディア出演の他 地方自治体を初めとした講演依頼も多数 (※) 成婚退会者数÷全体退会者数で算出
official site 青山の結婚相談書マリーミー
福原愛「国民的人気者」 故に逆風強く
「別居&不倫疑惑」報道を2人の女性識者はこう見た
日刊ゲンダイDIGITAL 3/6(土) 9:06配信
卓球女子五輪2大会連続メダリストの福原愛さん(32)の「別居&不倫疑惑」報道は過熱するばかりだ。「文春オンライン」で福原さんに対するモラハラ疑惑を報じられた夫の江宏傑氏(32)は4日、福原さんへの愛情は「変わっていない」とする声明を発表。
福原さんも同日、不倫疑惑に付いて「社会人の先輩として尊敬して居た友人にアドバイスを頂く際に気分転換を兼ねて外出いたしました。一緒の部屋に宿泊した事実はありません」とする直筆のメッセージを公表した。
3歳からラケットを握り、泣きながら厳しい練習を熟す姿がテレビで取り上げられ、お茶の間の話題を集めた「泣き虫愛ちゃん」意外だったのは、そんな国民的人気を誇った福原さんに対し、ネット上では厳しい意見が目立つことだ。
<離婚前に夫以外の男とデートしたり、外泊したりして居る時点でアウト。一緒の部屋で無ければ好いなんて子供の言い訳。嫁が完全に悪い>
<幼い子供を台湾に残して・・・親としての自覚が足り無い>
<モラハラ夫と云うが、それなら何故、妻の単身帰国を許したのだろうか>
アジア情勢に詳しいジャーナリストの姫田小夏氏によると、福原さんが結婚後に住んでいた台湾は儒教の教えが根付いて居り、礼儀作法に厳しい国だと云う。
「中華系の家族は、息子に対する母親の愛情が強い処があります。そこで有り勝ちな嫁姑のトラブルがあったのかも知れません」(姫田氏)
夫婦間のトラブルは夫婦でしか分から無いが、福原さんが離婚を考えて居た可能性があるとは云え、夫以外の男性と仲睦まじくデートし、外泊していたと云う行動は軽率過ぎるだろう。家族問題評論家の池内ひろ美氏はこう言う。
「福原さんは幼い頃から注目され、期待され、それに応える様頑張って来た。愛されて育って来た訳です。しかし、結婚して文化の違い等によるモラハラがあったのでしょう。云わば人生で初めて悪意ある“攻撃”を受けた。壁にブツカッタ訳です。その為に困惑・混乱してしまったのではないでしょうか。(知人男性との外泊などは)いけないことですが、アスリートのアクティビティーの様なものなのかも知れません」
何れにしても「泣き虫愛ちゃん」のイメージが変わったのは間違い無い。
以上
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