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2020年01月02日

安倍首相の有終の美 田中秀征・元経済企画庁長官




 

 安倍首相の有終の美 田中秀征・元経済企画庁長官

          〜毎日新聞 Timeline 2019年12月31日〜


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               田中秀征氏 宮武祐希撮影


 首相在任記録では前人未到の境地に入っている安倍晋三首相だが、本人としては勿論それだけではもの足り無いだろう。又、我々同時代人もこのママでは肩身の狭い思いをしかねない。出来れば、吉田茂(講和)、岸信介(日米安保)、佐藤栄作(沖縄返還)、田中角栄(日中国交回復)の様な大宰相と同様の際だった歴史的業績が欲しい処だ。

 安倍首相は自分の歴史的使命を憲法改正、北方領土返還、拉致問題の解決等に置いて来た様だが、何れも一筋縄ではいか無い難題だ。それに、先人の歴史的業績は、偶々時勢・・・即ち時代の要請として機が熟して居たものが殆どだから、特に安倍首相自身の責任を問われるものでは無い。
 首相の(自民党総裁としての)残りの任期は2年弱。この間に東京五輪・パラリンピックもある。常識的に見て、この間に大風呂敷を広げるのは賢明では無い。大事業への中途半端な取り組みを始めるより、後始末をし無ければ為ら無い仕事をキチンと片付けるのが肝心だ。それが首相としての歴史的評価を高めることにも繋がる。 私が仕上げの仕事として首相に期待して居るのは主として次の4点である。

 (1) 集団的自衛権の行使を容認した閣議決定を過半数の反対世論に従って撤回する事。もし撤回し無いなら堂々と憲法の改正手続きを経る事。国民が納得して居ない新安保法制は、危機に際して国民的協力を得られず有効に機能しない恐れがある。
 (2) 北方領土問題に付いて、国内、ロシア、国際社会には、我が国が2島返還論に転じたかの様な誤解が生まれている。これを早期に払拭(ふっしょく)し無ければ後に続く政権の動きがその誤解に制約される。
 (3) 8年目に入るアベノミクスを厳しく検証し、その展望を明らかにすること。異次元緩和によって日銀は巨大なリスクを背負い込んだが、物価が上がる・消費が活発になる・貸し出しが増える等の目指した政策目標は殆ど裏目に出ている。果たして鳴り物入りで深入りする必要があったのか。
 (4) 安倍首相は先頭に立って政治の信頼回復に全力を尽くして欲しい。

 12月13日、首相は最近の国会に付いて「一昨年と昨年はモリカケ問題。今年の春は統計問題、この秋は桜を見る会」等「政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれている」と政治不信を軽視する様な講演をした。
 過つて石橋湛山首相は、病に倒れると周囲(野党まで)が止めるのを振り切って、首相就任僅か2カ月で退陣した。その潔い出処進退は政治への信頼を高め、今もって歴史に深く刻まれている。 「信無くば立たず」と言う様に、政治に取っては信頼が全てに優先する課題だ。

 首相は求められている説明責任を徹底して果たすこと。近年、タガが外れた感がある公文書問題に厳しくメスを入れること。そして、大学入学共通テスト問題、かんぽ生命保険の不正販売問題などを巡って、政、官、民が癒着を深め相互の領域を侵食しつつある現状に断固として立ち膚かってほしい。 そもそも、行政の改革、公務員制度の改革は、第1次内閣以来、安倍首相の最大の公約であった筈だ。 その初心に戻る事こそ有終の美を飾る道なのかも知れない。


                 以上


 【管理人のひとこと】

 安倍氏が目指した各種スローガン・政策は悉く腰砕けに終わった。何一つとして成果として評価出来るものは・・・悲しくても上げられ無いのが現状だ。失敗した思い・政策の反省も無く、次々と新たな威勢の好いスローガンの上書きを繰り返す内に、本人自身が訳も分から無く為り、全てが破綻してしまった訳だ。
 童話「裸の王様」に有る様に、廻りがイエスマンだらけで「現実」を物語る正直な人が居なかったのか遠ざけたのか・・・人を大切にし可愛がる「人情のアベ」を演ずる内に、明恵夫人や刎頸の友の為に官僚を交えた失策を犯し「関係有ったら首相も国会議員も辞める!」啖呵を切ったお陰で、官僚に「嘘と公文書偽造」まで犯させて平然と居る有様は、最早「死人」同様だ。
 多くの国民の無関心・意思表示を躊躇う国民性がもたらした悲劇なのかも知れない。香港や韓国の国民だったら、この様な政権打倒に多くの国民が非難と批判の為の大規模な国民運動・デモが起きて当たり前なのだが、日本では目出度く「令和2年」を祝っている。多くの自民党OBが安倍氏に苦言を呈している。現役の議員は何を思い正月を祝って居るのだろうか。














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