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2019年12月10日

 世界最大の国際人権NGOが 香港デモを日本で語る




 




 世界最大の国際人権NGOが 香港デモを日本で語る


              〜Wedge 12/10(火) 12:21配信〜


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 〜世界最大の国際人権NGO「アムネスティ・インターナショナル」の香港支部は12月3日、東京の日比谷コンベンションホールで「緊迫の香港情勢〜現地からの報告〜」と題した講演会を開催。香港支部の譚萬基(MK・タム)事務局長が逃亡犯条例改正案に端を発したデモについて現況を語った〜

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         香港人の気持ちの変遷を表す言葉(撮影・筆者)


 変化するデモの掛け声

 香港のデモに付いては日本のメディアも少なからず取り上げて居るが、香港人自らが来日して語ると云う機会は余り無い。講演会を聞くには事前の申し込みが必要だったが200人の定員は直ぐ埋まる等関心の高さを伺わせた。

 先ずはタム氏が、100万人・200万人と平和的なデモが続いた事を説明し、テレグラム等のSNSを駆使する事・2014年の雨傘運動で内部分裂した経験から、目的が同じであれば遣り方が違っても相手を認める事・相手をケアする精神がある事等を語った。又、11月24日に行われた区議会選挙で民主派が452議席中388議席を獲得した事を解説した。
 タム氏によれば、過去6カ月間に及ぶデモで、香港人が叫ぶ言葉が変わって来たと云う。最初は「香港人、加油(がんばれ)」が叫ばれて居たが、香港政府が10月5日から「緊急状況規則条例」(緊急法)を運用し、マスクの着用を制限する「禁蒙面法」を制定した後は「香港人、反抗」に変化。そして男子大学生の周梓楽さん(22)が11月8日に亡く為ると「香港人、復仇(復讐)」に変化したと云う。

 「マスクが禁止された日を境に、事実上、平和的なデモが出来なく為りました。そしてデモがパターン化して行きます。デモが始まり、大体30分後に警察が介入し始め、デモ隊が抵抗する・・・と云った流れです。デモ隊は火炎瓶やレンガを駆使しますし、警察も催涙弾や放水車で対抗します。怪我人が出るのは当然です」

 今回のデモでは5000人が逮捕され、その多くが若者だ。「実際の逮捕者の中で起訴された割合は2割前後ですから、逮捕はデモ隊の心を挫(くじ)くべく見セシメの部分があると言えるでしょう。逮捕された後の就職問題が表面化して来て居るので、市民団体が就職難に陥り易い学生を支援する動きが出て来て居ます。これも先程述べた『ケア』の一環と言えるでしょう」

 今もデモが収束する気配が見え無いが「逃亡犯条例改正案の撤回がデモの主な目的でしたが、現在は警察の過剰な暴力に抵抗すると云うことに変わって来て居ます。アムネスティとしてもこの部分にフォーカスを置いて居ます」と焦点の変化を話した。
 「6月22日にアムネスティ香港は、デモに関する第1弾のレポートを作成し国連に提出しました。約30人の逮捕者にインタビューしたのですが、警察は拷問を行い適切な治療をして居ないことが明らかに為りました」

 又催涙弾に付いても「本来催涙弾は、集まった人々を散らばせる為のものですが、警察はデモ隊を攻撃する為に使って居ます。催涙弾は対象を絞る事は出来ません。偶然通り掛かった人にも影響を与えます。弾圧に使った積りが逆効果を生んだと思って居ます」と付け加えた。
 中国の影響に付いては「2012年に習近平がトップと為って以降、国家の安全の下に中国国内で多数の逮捕者を出して来ましたが、それを香港に迄拡大して来たと云う印象です。香港は表現の自由がありますから『独立』に付いて話す事自体は自由な筈です。しかし、それを理由に選挙に立候補出来無かったり、外国人特派員には労働ビザを停止したりする等、圧力を強める様に為って来たと思います」と危機感を募らせた。

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                  満席の講演会場

 香港政府は信頼を取り戻せるか

 参加者からは、イラクやシリアの紛争における調査委員会の様に、外部の圧力を香港政府に掛けて貰うのはどうかと云う声が上がった。これに対し「他国からの圧力を求めると、イラクやシリアの様に10年も15年も問題が長引いてしまう時があります。逆に香港政府は、政府としてはチャンと問題を処理する能力がありますので、適切な対応が出来れば、香港市民からの信頼を取り戻す事が出来るのではないかと考えて居ます」とホボ統治の問題に陥って居る香港政府への期待を示した。

 また「林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、香港市民の怒りや選挙結果が示した事を認識して居る筈だ。自らの過ちから学んで居る事を期待したい」と語り「建制派も20年9月に行われる予定の立法会選挙のことを考え、歩み寄ら無いと選挙に勝て無い事も判って居るでしょう。次の6〜9カ月間で何か起こるのではないかと考えて居ます」と推測した。

 加えて「最近、2047年の中国への返還に付いて、1国2制度を維持出来ないかと云う議論がされる様に為った事は良い事」とも語り、将来の香港像に付いて一人ひとりが考える様に為った事はポジティブな面であると強調した。


           田中実  ジャーナリスト     以上







 【関連報道】香港デモは暴徒の集まりなのか?現場取材で分かったこと 香港デモ実録2


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      〜立花 聡 エリス・コンサルティング代表・法学博士 2019年10月30日〜


 香港デモの組織力は凄い!
 
 10月20日、香港・九龍側の尖沙咀では政府未許可の大規模デモが行われる。現場視察の為、私は午前の早い時間に尖沙咀へ移動する。
 主催者が政府にデモを申請しても却下されるケースは最近続発して居る。以前の「原則許可」から現在の「原則不許可」へと当局の姿勢が変わった。政府の言い分としては「デモの暴力化」と云う理由が挙げられて居たが、デモ側からすれば、政府は対話の姿勢すら見せず、その上警察の過剰暴力や最近相次ぐデモ参加者の不審死事件があって、最早平和なデモを潰したのは政府だった。

 現時の香港で見られるデモとは概ね3種類・・・集会・流動性集会・デモ

 集会は決まった場所で行い移動しないもので政府に許可され易い。そこで集会の後に参加者が移動しながら変則的なデモに移行する、所謂「流動性集会」が最近多発して居る。最後に純粋なデモ。10月20日の様な大規模デモだが、許可されて居ない為「市民が自発的に街頭に繰り出し、練り歩く」と云う形が取られて居た。

 20日のデモに付いて、香港民主派組織・民間人権陣線(民陣)の代理として民主派の4議員が政府へデモの許可申請をした。しかし、政府は「騒動激化の恐れがある」事を理由に却下した。
 4議員は個人としての参加(或意味で個人名義の主催とも言える)を表明した。民陣の呼び掛け人である岑子杰氏が10月16日に暴徒の襲撃に遭い重傷を負い、この申請却下も相まって、デモ参加者の反抗心を更に強め、当日は35万人が行進に加わった。

 名門ペニンシュラホテル前にデモ参加者が集結する

 自発的な行進(練り歩き)なので、原則として主催者は存在し無い筈だが、現場を見ると、主催者のスタッフらしき人物が多数動いて居る。ポスターやビラ配りから、マスクやミネラルウォーター・お菓子の配布、PR、秩序維持、参加者の誘導、警察動向情報の伝達、スパイ排除、音響、撮影、政治家(民主派)警護、救急、宗教サービス迄、キチンと役割分担が決まって居て好く機能して居る。
 特に物資供給の動線は上手く設計されて居る。ドキュメンタリー映画で見た2014年当時の雨傘運動に比べて、数段処か劇的にレベルが上がって居る。







 水と防護用品(マスク)を配布する担当者達

 特筆すべきはスパイ排除係。デモ隊に紛れ込んだ覆面警察官やその代理人がデモ参加者の個人情報を収集したり、デモ隊の動向を警察本部に報告したり、或は逆に警察側に暴力を振るい責任をデモ隊に転嫁したりする事を防ぐ為に、多数のスパイ排除担当係が活躍して居る。「怪しい者に気を付け様」とデモ参加者に呼び掛けるだけで無く、直接の排除活動も行って居る。

 後半戦に差し掛かった時の出来事。一部路上の投石行為が始まり、私が何度かカメラを向けた処で、後ろから遣って来る男女2人に肩を叩かれ「あなたは何者だ」「今何を撮影したか」と詰問された。Press(報道陣)の表記を着用しない一般人の撮影が目立ったらしい。「From Japan」と身分を明かすと、一気に2人の表情が解れて「ドウゾ、ご自由に」と友好的な態度に転じる。

 士気を鼓舞するテーマソング「香港に栄光あれ」

 20日のデモは、尖沙咀のソールズベリー公園から高速鉄道の西九龍駅迄の行進が行われる。出発地点はアノ名門ペニンシュラホテルの前にあるだけに、外国人観光客の見物人が多かった。私の隣に立つ欧米系の観光客は絶えず「They are really nice people(本当に素晴らしい人達だ)」と感嘆しながらデモを見入った。
 13時過ぎ、デモ開始30分前。出発地点である公園では、民主化運動のテーマソングと為った「香港に栄光あれ(願榮光歸香港)」が上空に響き渡る。

 主に金管楽器が伴奏するこの曲は国歌を連想させると云う人も居る。私はその印象を受けたが、香港は特別行政区であり、国では無いので、作曲者側はこれを否定して居る。ソモソモ作曲・作詞者が誰かも不明に為って居る。
 ネット民の集団創作品として、バロック音楽と近代の軍歌、英米露の国歌や米国の愛国歌「リパブリック讃歌」讃美歌「天のいと高きところには神に栄光あれ」等が参考にされたとも言われて居る。

 2019年8月31日、同曲はYouTubeに初めてアップされ、僅か2週間で視聴回数が100万回を突破。9月11日、150人の香港人アーティストが管弦楽合唱バージョンを収録しYouTubeにアップ(https://www.youtube.com/watch?v=oUIDL4SB60g)更に、オリジナルの広東語版に加え、間も無く北京語だけで無く、英語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語等の外国語版も相次いで作られた。
 「香港に栄光あれ」はこうして民主化運動のテーマソングとして、士気を鼓舞する大切な役割を引き受けた。香港の街に出ても耳にする事が多い。民主化を支持するレストランや商店の中ではBGMとして流れ、前日の「雨傘運動」ドキュメンタリー映画上映会にも歌われた。

 香港デモは暴徒の集まりなのか?
 
 香港取材に当たって、周りから心配の声も随分上がった。私自身も含めて可なりリスクを感じて居た。これは日々メディア報道の影響が大きいとしか言い様が無い。放火や破壊活動、そして警察との対峙、暴力シーンを次々と流すメディアは煽る積りが無くとも、平和な環境に暮らして居る人々は知ら無いうちに恐怖感を覚え、法治社会の常識として、デモ参加者が悪い事をして居ると感じてしまうのである。政府は或意味で意図的にこのメカニズムを利用して「印象操作」して居る様に思える。

 デモ参加者の市民達

 デモ即ち暴力と云う認識は間違って居る。デモは正確に言うと、前半の平和な行進中間の移行期そして後半の暴力対峙と3段階に分かれて居る。実際に危ないのは後半だけ。
 私の様な一般人が前半に行くだけで、周りから恰も危険極まり無い場所へ行く様に思われたのも、或意味でバイアスが掛って居た様に思える。前半の平和な行進には、学生や若者だけで無く、お年寄り、子供連れの家族、車椅子に乗る体の不自由な人、外国人観光客迄幅広く市民等の一般人が参加して居る。撮影も自由でピリピリした空気を感じる事は先ず無い。

 子供連れの家族

 平和な行進が終わると、徐々に後半戦に向けて中間の移行期に差し掛かる。実際には現場では「後半戦参加者」の為に、携帯電話預かり(逮捕時警察への情報流出防止目的か)や弁護士支援案内等逮捕に備えた「準備作業」が行われ、明らかに前半参加者と区別されて居る。
 後半戦の参加者は所謂「勇武派」と呼ばれる少数の前線部隊である。主に学生等の若者で編成された「勇武派」はヘルメットとガスマスクに傘を備え、警察が放った催涙弾を投げ返したり、催涙ガスを弱める液体を掛けたりする。

 当日、私はギリギリ後半戦の入り口迄付き合った。後半戦に為ると殺伐としたムードに一変し、勇武派と警察との対峙抗争が本格的に展開される。後半戦に入る前に、一応主催側らしき人がアナウンスをする。要するに、ココからは警察との対峙に為りリスクがあるので、一般人はお帰り下さいと云うものだ。更に「後半戦参加者へのお願い、注意事項」たるものもある。

 後半戦に差し掛かった街 殺伐とした雰囲気が漂う

 実際にホボ9割以上のデモ参加者(平和派の一般市民)は此処で一気に引き揚げ帰宅の途に着く。印象的に、後半戦はデモの延長よりも全くの別物だった。


                次回へ続く






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