2014年04月26日
脳と免疫の不思議な関係−3
脳と免疫の不思議な関係−3
(3)免疫のしくみ「自然免疫」と「獲得免疫」
体を守る免疫のしくみは複雑ですが、大別すると一次防御の「自然免疫」と二次防御の「獲得免疫」とに分けられます。
● 一次防御(異物を発見して攻撃する)「自然免疫」
自然免疫は、生まれつき体内で備わっている免疫システムです。主になって働くのは、マクロファ−ジ、顆粒球、リンパ球のナチュラルキラ−細胞(NK細胞)などです。マクロファ−ジは、体内に侵入した病原体などの異物を見つけると即座に対応して排除しようとします。ただし、体内に侵入した異物を記憶することは出来ません。
● 二次防御(異物を記憶して攻撃する)「獲得免疫」
獲得免疫は、出生後に母親から母乳を飲むことや予防接種や免疫物質の注射、病原体と接する経験を重ねることで獲得する免疫システム。(インフルエンザワクチン・肺炎球菌ワクチンなど)
主になって働くのは、リンパ球のT細胞やB細胞などで、体内に侵入した異物を記憶することができる。自然免疫だけで防ぐことができない異物(血液中に流れている毒素分子や小さな病原体や細胞の中に入り込んだ病原体など)も排除します。
免疫細胞の主役「マクロファ−ジ」
人間の体の中にウイルスや細菌など異物が侵入してくると、その異物を排除して自分の体を守るという免疫の働きにかかわる「免疫細胞」といい、中でも免疫にかかわる中心的な役割を担っているのが「マクロファ−ジ」です。
マクロファ−ジは全身のあらゆるところに形を変えて分布しています。
ここでは、マクロファ−ジの働きとマクロファ−ジが分布する部位についてみていきます。
@ マクロファ−ジの働き
免疫細胞の中でも、マクロファ−ジは、白血球の中の単球(骨髄でできた単核細胞でアメ−バ状の細胞)が分化したもので、免疫細胞の主役といえる働きをします。
マクロファ−ジのマクロは「大きい」、ファ−ジは「食べる」を意味し、「大食細胞」や「貪食細胞」とも呼びます。アメ−バ状のマクロファ−ジは、粘着性があり、伸縮する偽足を出してゆっくりとした動きをしています。体内に侵入してきたウイルスや細菌を見つけ、細胞内に取り込み消化(貪食作用)します。また、マクロファ−ジはウイルスや細菌だけでなく、老廃した赤血球、損傷した細胞や死んだ細胞、過剰なコレストロ−ルなど、体内の不要物を消化・分解する「掃除屋」のような役割も果たしている。
マクロファ−ジは「抗原提示細胞」ともいい、抗原(異物)を捕まえて消化・分解した後に、抗原(異物)の残骸をマクロファ−ジ細胞の表面に提示することでリンパ球に抗原(異物)の侵入を知らせる「抗原提示」という機能も持っています。
A 全身に分布するマクロファ−ジ
貪食作用(異物を分解・消化する)をもつマクロファ−ジは、臓器・部位によって形を変えて存在し、異なった名称で呼ばれています。
主な臓器・部位を挙げると、血管内においてはマクロファ−ジの前駆細胞である「単球(血管内を循環し、炎症部位に駆けつける)」、肝臓では「クッパ−細胞(門脈から肝臓に侵入する異物を貪食・処理する)」、骨では「破骨細胞(古くなった骨を破壊、吸収する)」という名称で呼ばれています。
また、マクロファ−ジは、脳の中枢神経においては「ミクログリア」という名称で存在しており、異物を貪食して脳内を正常な状態に保つ働きをしている。
マクロファ−ジ・臓器・部位の働き
血管内
単球−マクロファ−ジの前駆細胞で血管内を循環し、炎症部位に駆けつける。
脳
グリア細胞−脳など中枢神経に分布し、異物を貪食して脳内を正常な状態を保つ。
肝臓
クッパ−細胞−肝臓の血管などに存在し、門脈から肝臓に侵入した異物を貪食・処理する。
肺
肺胞マクロファ−ジ−は気管から肺にかけて、分布し、気道から侵入する。異物を貪食・処理する。
骨
破骨細胞−古くなった骨を破壊、吸収する。
※ マクロファ−ジは、上記の記載のごとく私たちの体にとっては、重要な役割を担っています。しかし、半面、異物が大量(侵入物や病原体が多くなる)に発生すれば、当然ながら、マクロファ−ジも大量に生成されます。大量発生のマクロファ−ジは、血管内で、血管壁に入り込んだ異物を追いかけて消化・分解しますが、消化・分解が自身の許容量に達すれば処理しきれずに多くのマクロファ−ジを呼び寄せます。そのようなマクロファ−ジは、入り込んだ細胞内で「腹一杯」の状態になり、血管壁から抜け出せなくなり、血管壁の間でどんどん膨らみコブ(瘤)をつくり血管の壁層を薄くします。薄くなった壁は破裂しやすくなります。破裂した状態を「動脈瘤破裂」といい死につながります。そして血管の内では、「腹一杯」になったマクロファ−ジが動けなくなり塊をつくる状態を血栓(コブ)といいます。血栓が起因で、血液の流れを悪くする状態を動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞など)といいます。マクロファ−ジは、名称は違うが全身に分布しており、全身でこのようなことを起します。防御をする大事な免疫細胞ですが、病気の起因になる「阻害細胞」にも変身します。
※ マクロファ−ジは、免疫細胞の中心ですので、適度(基準値内)な数値を保つことが大切です。多すぎても害を及ぼし、少なければ病原体を抑制できない。マクロファ−ジを大量発生させる病原体を増やさないようにするには、「アリシン」のような物質により、マクロファ−ジのような役割で病原体を撃退させ、なお且つ、病気の起因の1つにもなっているマクロファ−ジ の発生を抑えることが健康維持につながる。
活性酸素も異物(ウイルス・細菌)に反応する免疫軍団の1つだが、異物が多ければ、活性酸素も大量に発生する。活性酸素は、異物に対して攻撃し、撃退するが良悪が判別できずに正常細胞をも傷つけ、長い年月(数十年)をかけ細胞の変異原生を起し、ガン化させる。これもマクロファ−ジと同じことで、異物の排除を代わりの物質である天然物質「アリシン」のように免疫軍団と同じ役割をするものや体内の酸化を抑制する抗酸化食品などを摂取することが重要となる。
活性酸素の大量発生率を抑制すれば健康維持・予防につながる。
デザイナ−フ−ズ計画とは・・・・・
アメリカの国立がん研究所が世界中の食品を集め調査した結果、がん細胞の抑制効果の高い食べ物の頂点は、「にんにくとキャベツ」であることを発表しました。
にんにくの核心がにおいのあるイオウ化合物(気体)である「アリシン」です。
アリシンは、侵入物・体内菌に攻撃撃退する習性を持つ。その「アリシン」を1カプセルに90mg含有した製品が「アリシル」日本初!
「にんにく」から抽出された匂いの成分ががん抑制に効果が高いと研究発表された内容を何回も局は違えどテレビ放映されている。匂いの成分は、にんにくを傷つけると発生するイオウ化合物のガス体、アリナ-ゼ酵素とアリインとが反応したのがガス体の「アリシン」(別名ジアリルチオスルフィネ-ト)
ガス体「アリシン」(別名 ジアリルチオスルフィネ-ト)の封じ込めに成功し製品化されたのが当ショップ販売商品「アリシル」
※匂いの成分は、ガス体のため発生しすぐ消え去る性質を持つので封じ込めは難しいとされていた。
商品アリシル(アリシン)ショップ
やっとかめマ−ケット
http://yatokame.shop-pro.jp
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