今まで読んできた本の話や観てきた映画の話もしてみたいですね。
その前に、今までしてきた仕事について、
そこで体験し感じたことを話てきたいと思います。
最近までしていた仕事は介護職でした。
ここでお話しするのは、
介護の技術的なこととか制度の内容とかの説明はしません。
そう言った内容の事は他でいくらでも語っているサイトがあるので、
そこで確認して下さいね。
ここでは、私個人が体験し感じたことを話します。
体験は、作品制作に大きく影響をあたえます。
体験の情報を共有することで作品の理解を深めることと同時に
貴方ご自身の作品制作においても何らかの刺激があるのではないかと感じます。
勝手な思い込みかもしれませんが。
他の人から聞いた話しは、
その話しをした人が誰だっだのか忘れてしまっても、
情報としてその人の記憶に残ります。
記憶の情報は、伝達していく中で加工されたりしますが、
確実に伝わって行きます。
それは、その情報によって人の心に変化をもたらすからです。
人は、死んでも、伝えた人にその記憶が残っているのなら、
その人の中で生き続けることでしょう。
私は、介護の実習でデイサービスに行った時、
窓際で1人外を眺めている女性利用者さんと話しをする機会がありました。
利用者の人数が多いせいか、
スッタフが一人一人ゆっくり対応できないため
手の掛からない利用者に関しては放ったらかしにされている感じでした。
介護現場の現状では一人一人ゆっくり対応することは難しいことです。
私は、彼女に戦時中の話しを聞きました。
どうしてそんなことを聞いたのか覚えていませんが、
恐らく戦時中の話しが一番記憶に残っているだろうと
勝手に判断していたのかもしれません。
私は、彼女に戦時中のしかも楽しかったことをたずねました。
疎開先の工場で働いていたそうです。
寮の様な共同の宿舎での生活でしたので、
休みの日でも門限が決まっていたそうです。
ある休みの日に友達と街に遊びに出掛けたものの帰り道に迷い、
通りすがりの人に道を聞きながら門限に間に合うように必死で走ったそうです。
小さなハプニングも過ぎてしまえば笑って話せる思い出になります。
その時の出来事が今でも記憶に残っているとおっしゃっていました。
彼女の名前も何処の出身かもわすれましたが、
生き生きと話してくれた彼女の話しは、私の心に残っています。
こうして私が話すことでこの情報は他の誰かに伝わることでしょう。
私が、関わった利用者さんとの記憶を共有することで
私を含め皆の心の中で生き続けることでしょう。
新しい情報は、人に変化をもたらします。その手助けが出来たら幸いです。
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