ちび黒猫は、一瞬からだがふわりと浮いた感じになりました。
実際、彼の体は一瞬ではありますが、浮きました。
しかし、それは上昇の感覚ではなく
その逆でした。
ちび黒猫は、怖さのあまり気を失いました。
怖さというより
何が起こっているのかわからない不安でいっぱいでした。
ちび黒猫にとって、つまり
彼らぬいぐるみたちにとって、
動いていないことが
一番の安心なのです。
それが、常に動かされているような感覚に
させられるのはとても不安なのです。
不安な時は何も考えることができず、
冷静になることもできないのです。
今度の不安は更にひどいものでした。
今までに無い不安、
下に落ちていくのです。
ぬいぐるみにとって
一番嫌な感覚なのです。
誰か助けて欲しい
ちび黒猫は強く思いました。
2017年10月30日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6911515
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック