2018年06月04日
猫の冒険 その47
気が付くと
猫の数は、さらに増えていました。
黒い猫が増えていました。
ちび黒猫は、自分が黒色ということは何となく
分かっています。(鏡をみていないので
顔まで黒いかどうかは分からないかもしれないけど)
三匹の猫は
そろって黒い物体をみています。
物体は、依然として
同じカタチで手を合わせています。
後ろにいる黒猫が言いました。
「なぜ、手を合わせているの?」
「祈りです」
その物体は発しました。
それは、言葉であり言葉でなく
猫たちの中に直接入り込んできました。
物体から発する言葉には
何かチカラがあるようです。
それは、単に、猫たちがそう思っているだけ
かもしれません。それは、わかりません。
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