http://www.art-meter.com/works/?ID=AW120357
実はこの作品は、作品「関係T」よりも先に描かれたものである。
「関係T」との違いは一部を着色しているか否かである。
本来、こうした作品の説明など、
作家はする必要もないし、
そんなことをしなくても、
作品を見る人に、それぞれ考えて欲しいことで、
こちらかあえて何か語る必要もないし、
むしろすべきではないと思っている人が結構いると思う。
作品は本来、語る代わりに見ることで訴える。
何かを伝えることを目的としているはずだ。
だから、作品そのものを見てくれ、
見ればわかるだろうと
作家は言うだろう。
確かにそうだ。
説明が必要な作品は
それのみではインパクトがないし、
何を伝えたいのかも分からないから、
いちいち解説をつけないと分からないと
思われているかもしれない。
しかし、それは、ちょっと違うかなと
私は思う。
見る側は出来るだけ解りたいと思っているはずだし、
それの助けになる情報が見られるのであれば
見たいを思うだろう。
作家が何を考えているのか、
作品に対する思いや考え、
どうな風に見て欲しいか、
このような考えで見ると入りやすいとか
あると思う。だから、
作家である私がじきじきに、
ここで作品の紹介をしているわけだし、
少しでも私の作品を好きになってくれれば嬉しいと思う。
気楽に描いているただそれだけではない。
いろいろな思いが浮上しながら、
時にそれと対峙し、
作品と対話を重ねながら作業を進めてきた。
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