http://www.art-meter.com/works/?ID=AW119426
そこには、
日々生活をしないといけない人間の
さけられない意識があるからだと思う。
一つ一つの仕事が単純であれば気持ちがいい。
ごちゃごちゃ複雑なものはストレスがかかる。
スッキリいきたいものものである。
時にはごちゃごちゃも面白いが
それはあくまでシンプルが前提でのごちゃごちゃで、
いつもごちゃごちゃとは違う。
また、ごちゃごちゃとシンプルとの融合だど
シンプルさがきわだつことで
ごちゃごちゃが必要になる時もある。
このバランスが大切な時もあるが、
それはいつもではない。「今この瞬間」の作品が
それが何処まで出来たか判断が分かれるところである。
更に私のようなこの作品では、どこで終わるのかも
重要な決定要素にもなる。
画面すべて塗りつぶせばそれで終わりと単純ではない。
たいていの私の作品の場合、
全てを塗りつぶすことはまずない。
どんなに塗っても塗らないところは必ずある。
塗らないところが多いものもある。
作品「今この瞬間」が、その例でもあるが、
私はここまでしか塗れなかった、
逆に私はここまででいいとおもった。
自分が全て伝えると作品は面白くない。
見る側に考える余地がなくなるからである。
分からない箇所が多ければ多い程、
謎があって面白くなる。
かといって分からないところが多すぎると
何だか分からず面白さが欠け
逆に作品として見てもらえなくなる。
難しいところだ。
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