老夫婦宅の姑の起床介助である。
時間ぴったしで呼鈴を鳴らし入室。
カーテンを開け「おはようございます」と声掛けで起きていただき、
清拭、着替えをし、車椅子に移乗。
ご本人がゆっくりと車椅子をこいで洗面台へ向かう。
その間にポータブルトイレを掃除しベットメイキング。
伝票に記入し退室。その間30分。
そして30分移動で次の利用者宅へ。
オムツ交換。
その時間たまたま排便無ければ清拭等で済むので
余裕をもって接することができるし
付き添いの奥さんから旦那さんであるご利用者の様子も
ゆっくり伺うことができるが
排便があると持ち時間30分目いっぱい使うことになる。
同じ姿勢でいるため身体が硬くなり衣服の着脱が困難なため
思いの他時間を取られるのである。
奥さんはよく喋る方だが、介護で疲れきっているせいか
台所はゴミ屋敷状態。洗濯機付近は洗濯物が山積みされている。
そこが終わると次は60分移動で今度は視覚障害者の移動支援である。
通院の場合もあれば、買物もある。
よく話す方である。
記憶力も大変よくヘルパーの名前や趣味など一度で覚え驚かされる。
向学心旺盛で図書館にも良くいかれるようで
聴いた内容を細かく説明してくれる。
買物は移動時間も含め3〜4時間。
外に出て体を動かせることはヘルパーにとってありがたく、
利用者と話せる時間がたくさんあることは楽しいが、
長時間はそれなりに疲労もあります。電車の待ち時間、
ベンチで並んで座っていると強烈な睡魔が襲ってくる。
意外と疲れているな、とその時感じる。
そのケアが終わるとまた60分移動で次の利用者宅へ。
オムツ交換パート2。今度は排便がある。
とても柔らかいものだ。
オムツ全体に便が行渡りプライベートなパーツや、
その部分に生えている毛まで浸っている。
寒いからといって窓も開けられない。
しかも足元にはヒーターがあり熱気が込み上げてくる。
プライベートパーツ洗浄。
トイレットペーパーや濡れタオルを併用し綺麗に拭取り、
新しいオムツに交換。汚物をまとめ外のポリバケツに捨てる。
後片付けをして伝票記入。30分ぎりぎり。
外に出ても臭いの余韻は残る。次の利用者宅も30分移動。
安否確認。
だが、この時間外出している可能性もある。
多少歩けるが1人で遠出はできないはずだが
訪問しても留守の時がある。
本人は携帯を持っているので電話をかけ様子を伺う。
一人暮らしの高齢者を狙って訪問販売とか変な宗教の勧誘があとをたたない。
その人もその弱者の1人。
今日は自宅にいたようだ。呼鈴を数回鳴らし、ようやく反応あり。
日々の服薬の確認。
製薬会社のカモにされているってわかっていても
ヘルパーが手出しできるわけでもない。
この件に関してはほぼ無力。
利用者と話をし部屋の片付けを手伝い「じゃあ、また来ます」と声掛けし退室。
30分移動で次の利用者へ。
この移動時間はかなりきつい。
正直にいって違反ぎりぎりのスピード、もしくは、
大きな声でいう事はできないがかなりオーバーして移動せざるを得ない。
契約は契約。時間はお互い厳守は当然である。
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