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2019年01月06日
指示通りにやると怒られる不思議。
僕が集団の中で何か任務を遂行する時、
これまでで理由不明で怒られた割合が最も多いのが、
「言われたことをその通りにやったら怒られた、どうして?」
というもの。
僕は言葉の裏を読んだり、
語られない意図をその場ですぐに察することが苦手です。
正確に言うと、
時間をかけてその場の状況を分析して考えに考えた結果、
もしかしたらこういう意味合い、こんな可能性もあるのでは、
と気づくことはできます。
そのできなさたるや、
高確率で周りをイラつかせることは日常。
つい先日の、
僕の知り合いチームと定期的に行っている練習試合前の
何でもないこんなやり取りでさえできない始末です。↓
自チーム
「こちらのチームが全員黒いウェアを着るから
相手チームに『黒以外のウェア持ってますか』って
聞いてきてくれる?」
理琉
「わかりました、『黒以外のウェア持ってますか?』」
相手チーム
「持ってるけど全員分はないわ、えんじ色や赤でもいいの?」
理琉
「えんじや赤でもいいかどうか聞いてきます。」
「えんじや赤でもいいですか?」
自チーム
「黒以外ならいいよ」
理琉
「わかりました、黒以外ならいいそうです。」
相手チーム
「うちらは全員同じ色で統一は難しいわ、
黒しかない人はどうするの?」
理琉
「えっと…ちょ、ちょっと聞いてきます」
「黒しか持ってきてない方もいるそうですが
どうしたらいいですか」
自チーム
「黒以外のウェア持ってる人に借りればいいでしょ」
理琉
「わ、わかりました…」
「黒以外の色になっていただくことは可能ですか?」
相手チーム
「黒以外のウェアは全員分あるかわかんないけどいい?」
理琉
「あ、え、う…えっと…わからないので聞いてきます…」
「黒以外のウェアは全員分あるかわからないそうです、
確認できるまで待ちますか…?」
自チームキャプテン
「もういいよ、自分が直接言ってくるわ。」
この直後、
一連の黒その他騒動は5秒で解決します。↓
自チームキャプテン
「チーム分けをわかり易くしたいので、
そちらは黒以外のなんでもいいので
違う色のウェアを着ていただけますか?」
「理琉、気にすんな顔上げて、プレーに影響出るよ。」
相手チーム
「わかりました、そうします。」
要は、同じチームとわかり易いように
濃淡ウェアで色分けさえできればなんでもよかったんです。
僕もそれは承知ですし、
そこが理解できないわけでもありません。
が、
いざ任務遂行の現場に直面すると、
何をどうしてもこのような思考回路になるんです。
指示をもらった
→指示通りにしよう
→指示通りにしたけどうまくいかなかった
または質問で返された、やばい予想外
→指示と違うことするとこれまでの人生では例外なく怒られてきた
だから今回も間違いなく怒られるだろう
だから指示にないことはしないようにして
わからないから聞いてこなくちゃ
→どうして指示通りにできないのか、指示と違うことをするのかと怒られる
あいつは指示したことができない奴と言われる
→なぜ?(泣)
僕は診断上では
PDD-NOS(自閉傾向のある広汎性発達障害)ですが、
ASD(自閉症スペクトラム、旧:アスペルガー症候群)
の要素を多分に含んでいます。
今回の黒その他騒動は職場での出来事ではないし、
ある程度理解してくれてるチームメイトだから
僕がこうやって定期的にやらかすのも
看過してもらえてるのかも知れません。
ただ、同じようなやり取りでの失敗は
過去に在籍した職場で無数に経験してきましたし、
職場ではそこで「顔上げて」と声をかけられることなく
ただ「できないやつ」認定されるだけです。
治せるなら治したい、けど何をどうしても治らない。
何かの記事で見ましたが、文化人類学の1つの考え方として、
群れから外れる少数派の集団が重要な存在だったそうです。
・集団の内部に気を配る多数の個体
・集団からはみ出して外部に気を配る少数の個体
これらのバランスにより、今日まで種の保存に
成功してきたというのを聞いたことがあります。
この分類で言うと僕は後者なんでしょうし、
生物という大きなくくりでは必要なのかも知れません。
集団からはみ出そうが否定されようが気にせず、
むしろそれすらも楽しんで強く生きれる個体なら
その役割を全うせるのでしょう。
ただ、こういう失敗を繰り返して否定を浴び続けて、
そんな自分がそもそもオンリーワンでかけがえのない存在だ
と思えるほど僕は強くありません。
肯定されない人生が積み重なって思うことは
人類のために、なんて自己犠牲に満ちた崇高な感想ではなく
・それをなぜ僕が引き受けなければならなかったんだ
・なぜ僕が発達障害の当事者として生まれなければならなかったんだ
・前世かその前で何があったか知らないが、
神様とやらがいるとしたら、僕に一体何の恨みがあって
一生もののハンディを与えて世に送り出したんだ
・ヒトは基本的に単独生活ではなく群れで暮らす生き物なのに、
肝心の群れで暮らせない障害なんてあんまりじゃないか
なぜわざわざピンポイントでその能力を欠落させたんだ
という後ろ向きで恨めしい言葉ばかり。
ハンディに苦しむ人は僕だけではないし、
なんで自分がこんな目に、なんて考えてるうちは
視野が狭くなってしまうのもわかってます。
比較すること自体が無意味だというのも
頭ではわかってます。
でも、僕は昨年、最後に在籍した会社を辞めた時、
「言葉のない世界に行きたい」と思ったくらい、
自分の人生にとって深刻です。
もうなんでもいいからバイトしようかと
折れかけてる今もその思いは変わらないけど、
言葉にしてしゃべって伝えることを限りなく排除した環境で
少しでも生き易くなるために何ができるか、
もう少し考えてみようと思います。
これまでで理由不明で怒られた割合が最も多いのが、
「言われたことをその通りにやったら怒られた、どうして?」
というもの。
僕は言葉の裏を読んだり、
語られない意図をその場ですぐに察することが苦手です。
正確に言うと、
時間をかけてその場の状況を分析して考えに考えた結果、
もしかしたらこういう意味合い、こんな可能性もあるのでは、
と気づくことはできます。
そのできなさたるや、
高確率で周りをイラつかせることは日常。
つい先日の、
僕の知り合いチームと定期的に行っている練習試合前の
何でもないこんなやり取りでさえできない始末です。↓
自チーム
「こちらのチームが全員黒いウェアを着るから
相手チームに『黒以外のウェア持ってますか』って
聞いてきてくれる?」
理琉
「わかりました、『黒以外のウェア持ってますか?』」
相手チーム
「持ってるけど全員分はないわ、えんじ色や赤でもいいの?」
理琉
「えんじや赤でもいいかどうか聞いてきます。」
「えんじや赤でもいいですか?」
自チーム
「黒以外ならいいよ」
理琉
「わかりました、黒以外ならいいそうです。」
相手チーム
「うちらは全員同じ色で統一は難しいわ、
黒しかない人はどうするの?」
理琉
「えっと…ちょ、ちょっと聞いてきます」
「黒しか持ってきてない方もいるそうですが
どうしたらいいですか」
自チーム
「黒以外のウェア持ってる人に借りればいいでしょ」
理琉
「わ、わかりました…」
「黒以外の色になっていただくことは可能ですか?」
相手チーム
「黒以外のウェアは全員分あるかわかんないけどいい?」
理琉
「あ、え、う…えっと…わからないので聞いてきます…」
「黒以外のウェアは全員分あるかわからないそうです、
確認できるまで待ちますか…?」
自チームキャプテン
「もういいよ、自分が直接言ってくるわ。」
この直後、
一連の黒その他騒動は5秒で解決します。↓
自チームキャプテン
「チーム分けをわかり易くしたいので、
そちらは黒以外のなんでもいいので
違う色のウェアを着ていただけますか?」
「理琉、気にすんな顔上げて、プレーに影響出るよ。」
相手チーム
「わかりました、そうします。」
要は、同じチームとわかり易いように
濃淡ウェアで色分けさえできればなんでもよかったんです。
僕もそれは承知ですし、
そこが理解できないわけでもありません。
が、
いざ任務遂行の現場に直面すると、
何をどうしてもこのような思考回路になるんです。
指示をもらった
→指示通りにしよう
→指示通りにしたけどうまくいかなかった
または質問で返された、やばい予想外
→指示と違うことするとこれまでの人生では例外なく怒られてきた
だから今回も間違いなく怒られるだろう
だから指示にないことはしないようにして
わからないから聞いてこなくちゃ
→どうして指示通りにできないのか、指示と違うことをするのかと怒られる
あいつは指示したことができない奴と言われる
→なぜ?(泣)
”会話がうまく成立しないのは「言葉のウラが読めない」から”
アスペルガー症候群の人たちには文章力の高い人が少なくありません。
会話ではコミュニケーションがうまくできないのに、
メールでは格調高い文章を書くといったことがよくあります。
つまり、文語には強いけれど、その場の状況によって
意味合いが微妙に変化する口語に弱いのです。
『大人のアスペルガー症候群』 第一章 より
僕は診断上では
PDD-NOS(自閉傾向のある広汎性発達障害)ですが、
ASD(自閉症スペクトラム、旧:アスペルガー症候群)
の要素を多分に含んでいます。
今回の黒その他騒動は職場での出来事ではないし、
ある程度理解してくれてるチームメイトだから
僕がこうやって定期的にやらかすのも
看過してもらえてるのかも知れません。
ただ、同じようなやり取りでの失敗は
過去に在籍した職場で無数に経験してきましたし、
職場ではそこで「顔上げて」と声をかけられることなく
ただ「できないやつ」認定されるだけです。
治せるなら治したい、けど何をどうしても治らない。
何かの記事で見ましたが、文化人類学の1つの考え方として、
群れから外れる少数派の集団が重要な存在だったそうです。
・集団の内部に気を配る多数の個体
・集団からはみ出して外部に気を配る少数の個体
これらのバランスにより、今日まで種の保存に
成功してきたというのを聞いたことがあります。
この分類で言うと僕は後者なんでしょうし、
生物という大きなくくりでは必要なのかも知れません。
集団からはみ出そうが否定されようが気にせず、
むしろそれすらも楽しんで強く生きれる個体なら
その役割を全うせるのでしょう。
ただ、こういう失敗を繰り返して否定を浴び続けて、
そんな自分がそもそもオンリーワンでかけがえのない存在だ
と思えるほど僕は強くありません。
肯定されない人生が積み重なって思うことは
人類のために、なんて自己犠牲に満ちた崇高な感想ではなく
・それをなぜ僕が引き受けなければならなかったんだ
・なぜ僕が発達障害の当事者として生まれなければならなかったんだ
・前世かその前で何があったか知らないが、
神様とやらがいるとしたら、僕に一体何の恨みがあって
一生もののハンディを与えて世に送り出したんだ
・ヒトは基本的に単独生活ではなく群れで暮らす生き物なのに、
肝心の群れで暮らせない障害なんてあんまりじゃないか
なぜわざわざピンポイントでその能力を欠落させたんだ
という後ろ向きで恨めしい言葉ばかり。
ハンディに苦しむ人は僕だけではないし、
なんで自分がこんな目に、なんて考えてるうちは
視野が狭くなってしまうのもわかってます。
比較すること自体が無意味だというのも
頭ではわかってます。
でも、僕は昨年、最後に在籍した会社を辞めた時、
「言葉のない世界に行きたい」と思ったくらい、
自分の人生にとって深刻です。
もうなんでもいいからバイトしようかと
折れかけてる今もその思いは変わらないけど、
言葉にしてしゃべって伝えることを限りなく排除した環境で
少しでも生き易くなるために何ができるか、
もう少し考えてみようと思います。
2018年12月15日
雪の音が見える。
父との関係シリーズの続きじゃなくてすみません、
またも閑話休題のネタが浮上したので、
忘れない内にぜひとも書いておきたくて。
このところすっかり雪が深くなり、
毎日の雪かきが大変になってきました。
そんな昨今、
僕が聴こえるというか見えると言うと
ほぼ驚かれる「存在の声」に関するお話を1つ。
抜群の抽象性で恐縮ですが、
皆様、以下の音は聴こえますでしょうか。
・真っ白な雪原の色の音
・道端の木々が立ってて存在している音
・雲間から見える青空の声
僕は霊感やスピリチュアルなことは
あまり信じてないし、
気を扱える、オーラが見える、
なんてことはもちろんありません。
「音が全部入ってくる。」でも書きましたが、
音として耳で聴こえる、というわけではないです。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/10/0?1544858044
風でなびいた時に、
明確に音として鳴ったものではなく、
そのものがそこにあって
色を放っていること自体の声というか。
僕は恐らく視覚と聴覚が過敏な傾向があり、
騒がしい場所や原色の多い空間では
情報を処理し切れずにぐったりします。
もしかしたらこの感覚過敏によって
色を過剰に捉えているかも知れないし、
音にならないような気のせい小さな音(?)まで
余計に拾ってるのかも知れません。
これまで僕は木々や葉、空の声を
みんなどう捉えて生きてるんだろうと
興味がありましたが、
気の許せる知り合いに尋ねてみても
「そんな小さな音は聴こえないなぁ」と言われ
驚きを隠せないけふこの頃です。
もしかすると、必要な音だけを抽出して聴く
「カクテルパーティ効果」を持っていない
自分だからできているのかもと、最近思い始めました。
草、雪、木々、空、雲。
決して日本語で語りかけてはきません。
なんでしょうね、言語じゃなくて。
僕の感覚で言うと、
言葉にならない主張というか、
「ここにいるよ。」という存在の声。
これも変な表現ですが、目で聴く音。
なので正確には「聴こえる」ではなく「見える」
かも知れないです。
友人からは、その音を言葉で表現できれば
すごいことだよと言われました。
それを受けて今回の記事にしてみましたが、
言葉になってませんね(苦笑)
なので、何て言ってるの?と尋ねられても
わからないんですが、
いるよ、聴こえる?と聞かれれば
確かに聴こえるよ、と答えられるんです。
我ながら不思議。
もっと具体的な言葉で伝えたいけど、
今の僕の表現力では残念ながらこれが精一杯。
でも誰もが聴き取れてるわけじゃないらしい、
そんな世界の住人であることは嬉しく思います。
またも閑話休題のネタが浮上したので、
忘れない内にぜひとも書いておきたくて。
このところすっかり雪が深くなり、
毎日の雪かきが大変になってきました。
そんな昨今、
僕が聴こえるというか見えると言うと
ほぼ驚かれる「存在の声」に関するお話を1つ。
色の音、存在の声
抜群の抽象性で恐縮ですが、
皆様、以下の音は聴こえますでしょうか。
・真っ白な雪原の色の音
・道端の木々が立ってて存在している音
・雲間から見える青空の声
僕は霊感やスピリチュアルなことは
あまり信じてないし、
気を扱える、オーラが見える、
なんてことはもちろんありません。
「音が全部入ってくる。」でも書きましたが、
音として耳で聴こえる、というわけではないです。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/10/0?1544858044
風でなびいた時に、
明確に音として鳴ったものではなく、
そのものがそこにあって
色を放っていること自体の声というか。
感覚過敏との関連性
僕は恐らく視覚と聴覚が過敏な傾向があり、
騒がしい場所や原色の多い空間では
情報を処理し切れずにぐったりします。
もしかしたらこの感覚過敏によって
色を過剰に捉えているかも知れないし、
音にならないような
余計に拾ってるのかも知れません。
これまで僕は木々や葉、空の声を
みんなどう捉えて生きてるんだろうと
興味がありましたが、
気の許せる知り合いに尋ねてみても
「そんな小さな音は聴こえないなぁ」と言われ
驚きを隠せないけふこの頃です。
もしかすると、必要な音だけを抽出して聴く
「カクテルパーティ効果」を持っていない
自分だからできているのかもと、最近思い始めました。
日本語を話してはいないけど…
草、雪、木々、空、雲。
決して日本語で語りかけてはきません。
なんでしょうね、言語じゃなくて。
僕の感覚で言うと、
言葉にならない主張というか、
「ここにいるよ。」という存在の声。
これも変な表現ですが、目で聴く音。
なので正確には「聴こえる」ではなく「見える」
かも知れないです。
友人からは、その音を言葉で表現できれば
すごいことだよと言われました。
それを受けて今回の記事にしてみましたが、
言葉になってませんね(苦笑)
なので、何て言ってるの?と尋ねられても
わからないんですが、
いるよ、聴こえる?と聞かれれば
確かに聴こえるよ、と答えられるんです。
我ながら不思議。
もっと具体的な言葉で伝えたいけど、
今の僕の表現力では残念ながらこれが精一杯。
でも誰もが聴き取れてるわけじゃないらしい、
そんな世界の住人であることは嬉しく思います。
2018年12月02日
音が全部入ってくる。
発達障害には多くの場合、
特定の感覚過敏が伴うと言われています。
どの感覚かは個人差があるものの、
僕はどうやら「視覚」と「聴覚」が過敏らしく、
情報量の多い場所が苦手なんですね。
苦手エピソードはたくさんありますが、
今回は聴覚過敏についてのお話を1つ。
ヒトには入ってきた情報の内、
必要なものとそうでないものを
無意識にフィルターにかけて
不要な情報は聞こえなかったかのように
選別する能力があると聞いたことがあります。
(↑要出典)
僕にはこれが無いらしく、
その時その場所で鳴ってる音が
全部入ってきます。
自分から遠いか近いか、
音量が大きいか小さいかを問わず、
新規発生の音に注意が行くというか、
逃さず拾ってしまいます。
よくある状況としては、バスケをしていて
チームメイト何人かと会話していたとします。
ボールの跳ねる音、バッシュのスキール音、
遠くにいる他の選手たちの話す内容、
体育館で発生した新しい音たち、
すぐ目の前で話しているのに、
それらの音で上書きされて、
途中から内容が聞き取れていない、
なんてことは日常です。
僕の感覚としては、
話を聞いていないつもりはまったくなく、
むしろ聞き逃さないように必死です(汗)
前半しか聞き取れていないから、
それと違うことをやらかす、
「あれやってって言ったでしょ(笑)」
だいたいこのパターンです。
チームメイトにはこのことを
ある程度打ち明けているので、
「やらかしたw」くらいの笑い話で済んでますが、
学校や仕事だといつも
「指示と違うことばかりする」
「話聞いてないの?」
「やる気あるの?」
と怒られてきました。
指示を出した側からしてみれば、
目の前で全部言ったのになぜ?と
不可解な現象に思えるのも
今ならすごくわかります。
本のページをめくる音、
誰かが動いた時に風の流れが変わる音、
電灯の明度が変わった時の電波(?)の音、
なんというか、
音にならないような空気や電波の音も
どうしても全部拾ってしまうんですよね。
1回2回くらいなら
すみません、後半聞き取れませんでした
と言えば済みますが、
これが毎日、毎時間となってくると、
さすがに指示を出す側に
うんざりさせてしまうんですよね。
そうなると質問しづらくなって
指示内容を理解していないことに
向こうが更にイラっとする、
という悪循環が生まれて居づらくなります。
対策としては、
細かくメモしたり聞き直したりも大事だけど、
余計な音が入ってこない環境に身を置くのが
すごく大切と感じてます。
いくら優しい人でも、
目の前で言ったのに何回も同じことを聞かれたら
さすがにちょっと…ってなりますしね。
僕は現在、自宅で仕事をしてるので、
今のところはこの環境作りに成功してはいます。
今生では就職する気はまったくないけど、
もし今後アルバイト等をする場合には
可能な限りの閉鎖空間を求めようと思ってます。
大好きなネットカフェの個室空間で、
暗く閉ざされたままできる仕事を見つけたら
きっと喜びます。
特定の感覚過敏が伴うと言われています。
どの感覚かは個人差があるものの、
僕はどうやら「視覚」と「聴覚」が過敏らしく、
情報量の多い場所が苦手なんですね。
苦手エピソードはたくさんありますが、
今回は聴覚過敏についてのお話を1つ。
音にならない音まで、逃さず拾う
ヒトには入ってきた情報の内、
必要なものとそうでないものを
無意識にフィルターにかけて
不要な情報は聞こえなかったかのように
選別する能力があると聞いたことがあります。
(↑要出典)
僕にはこれが無いらしく、
その時その場所で鳴ってる音が
全部入ってきます。
自分から遠いか近いか、
音量が大きいか小さいかを問わず、
新規発生の音に注意が行くというか、
逃さず拾ってしまいます。
目の前で会話していても聞き取れていない
よくある状況としては、バスケをしていて
チームメイト何人かと会話していたとします。
ボールの跳ねる音、バッシュのスキール音、
遠くにいる他の選手たちの話す内容、
体育館で発生した新しい音たち、
すぐ目の前で話しているのに、
それらの音で上書きされて、
途中から内容が聞き取れていない、
なんてことは日常です。
僕の感覚としては、
話を聞いていないつもりはまったくなく、
むしろ聞き逃さないように必死です(汗)
前半しか聞き取れていないから、
それと違うことをやらかす、
「あれやってって言ったでしょ(笑)」
だいたいこのパターンです。
話を聞いてないわけじゃなくて、むしろ必死
チームメイトにはこのことを
ある程度打ち明けているので、
「やらかしたw」くらいの笑い話で済んでますが、
学校や仕事だといつも
「指示と違うことばかりする」
「話聞いてないの?」
「やる気あるの?」
と怒られてきました。
指示を出した側からしてみれば、
目の前で全部言ったのになぜ?と
不可解な現象に思えるのも
今ならすごくわかります。
本のページをめくる音、
誰かが動いた時に風の流れが変わる音、
電灯の明度が変わった時の電波(?)の音、
なんというか、
音にならないような空気や電波の音も
どうしても全部拾ってしまうんですよね。
入ってくる情報量を絞れる環境は大切
1回2回くらいなら
すみません、後半聞き取れませんでした
と言えば済みますが、
これが毎日、毎時間となってくると、
さすがに指示を出す側に
うんざりさせてしまうんですよね。
そうなると質問しづらくなって
指示内容を理解していないことに
向こうが更にイラっとする、
という悪循環が生まれて居づらくなります。
対策としては、
細かくメモしたり聞き直したりも大事だけど、
余計な音が入ってこない環境に身を置くのが
すごく大切と感じてます。
いくら優しい人でも、
目の前で言ったのに何回も同じことを聞かれたら
さすがにちょっと…ってなりますしね。
僕は現在、自宅で仕事をしてるので、
今のところはこの環境作りに成功してはいます。
今生では就職する気はまったくないけど、
もし今後アルバイト等をする場合には
可能な限りの閉鎖空間を求めようと思ってます。
大好きなネットカフェの個室空間で、
暗く閉ざされたままできる仕事を見つけたら
きっと喜びます。
2018年11月30日
ダメモト障害年金。
広汎性発達障害として
障害年金の申請をしてきました。
僕は一人暮らしで、
会社に勤めさせたら純粋な無能ですが、
どれだけ仕事で困ってようとも
生活に支障が認められない場合は、
残念ながら99パーセント不支給になるそうです。
本当にダメ元です。
発達障害と初めて言われてから
今日の申請受理まで、
戸籍やら病院やら経済事情やら
色々変わり過ぎて5年かかりました。
この間、転院も2度しました。
前々回のお医者さんには
とても良くしてもらいましたが、
診断書を書いてくれるお話になるも、
非常に残念ながら亡くなられました。
これにより転院した先では、
診断書の作成を断られてしまい更に転院。
今お世話になっているお医者さんは
たぶん不支給と仰いながらも、
状況把握の期間が短い中で
診断書を書いてくれて感謝してます。
ほぼダメだとわかってるのに
いえ、やりたいから申請しますと言い続けて、
正直、何を無駄なあがきしてるんだろうと
現在進行形で思います。
4ヶ月後、届くのは
不支給と書かれた紙1枚とわかってて。
実際、
専門家?である年金事務所の方からも口々に
「労力の無駄だからやめとけ」言われましたが、
自分がやりたい、やると決めたことは
周りが何と言おうとやっちゃうんですよね。
こういうところが
我が道を行ってる所以でしょうね。
4ヶ月後、不支給への黒々とした感情を
つらつら書くかも知れません。
でもその暗黒発表も含め、
僕が経験した発達障害への風当たりとして
何か残せればいいなぁと思います。
障害年金の申請をしてきました。
僕は一人暮らしで、
会社に勤めさせたら純粋な無能ですが、
どれだけ仕事で困ってようとも
生活に支障が認められない場合は、
残念ながら99パーセント不支給になるそうです。
本当にダメ元です。
発達障害と初めて言われてから
今日の申請受理まで、
戸籍やら病院やら経済事情やら
色々変わり過ぎて5年かかりました。
この間、転院も2度しました。
前々回のお医者さんには
とても良くしてもらいましたが、
診断書を書いてくれるお話になるも、
非常に残念ながら亡くなられました。
これにより転院した先では、
診断書の作成を断られてしまい更に転院。
今お世話になっているお医者さんは
たぶん不支給と仰いながらも、
状況把握の期間が短い中で
診断書を書いてくれて感謝してます。
ほぼダメだとわかってるのに
いえ、やりたいから申請しますと言い続けて、
正直、何を無駄なあがきしてるんだろうと
現在進行形で思います。
4ヶ月後、届くのは
不支給と書かれた紙1枚とわかってて。
実際、
専門家?である年金事務所の方からも口々に
「労力の無駄だからやめとけ」言われましたが、
自分がやりたい、やると決めたことは
周りが何と言おうとやっちゃうんですよね。
こういうところが
我が道を行ってる所以でしょうね。
4ヶ月後、不支給への黒々とした感情を
つらつら書くかも知れません。
でもその暗黒発表も含め、
僕が経験した発達障害への風当たりとして
何か残せればいいなぁと思います。
2018年11月27日
左利きでよかった。
いきなりですが僕は左利きです。
そして左利きであることを
すごく幸運で誇らしいと思ってます(大袈裟)。
どのくらい左利きかっていうと、
世の中に点在する、右側に付着してるものたちや、
右手でやりなさいと謎に強制されることたち、
これらを全て強引に左手でこなします。
発達障害という観点から見ると、
独特のこだわりの表れとも取れるのでしょう。
例えば↓。
世界中のガスコンロで試したわけではないけど、
僕が知ってる限りでは反時計回りですね。
右手で「ぐりっ」と回すと火がつく。
火を止める時も、
右手で「ぐりっ」と回すのに
ちょうどいい角度になってる。
僕は何の対抗心からか、
これが納得いかないので、
左手にオタマを持ってようが
小麦粉まみれだろうが左手で回します。
回しやすいかどうかよりも
使いやすい手でやった方がストレスないので。
時計回りのガスコンロ、売ってないかしら。
切符の投入口やICカード認識装置、
これらは右側にありますね。
もちろん左側にある改札も
どこかにはあるんでしょうが。
僕はこれも左手でやります。
荷物を持っていた場合は
荷物を全て右手に持ち替えます。
持ち替えに時間かかりそうな時は
後ろがつかえるとまずいので、
列の最後尾に並び直してから通ります。
理由はコンロと同じです。
利き手を使うことが一番ストレスがないからです。
左利き用の改札を日本中の駅という駅に設置したら、
けっこう経済効果あるんじゃないかなぁ。
左利きだけど、学校の書道の授業では
筆を右手で持つことを強制された、
という経験をした方はいらっしゃると思います。
僕もこれを小3の時に先生に言われましたが、
右手では書きづらく、無視して左手で書いてたら
個別に呼び出されて説教されました(笑)。
「どうして左で書いちゃいけないんですか?
左の方が書きやすいんです。」
と反論したところ、
「書道は右で美しい字を書くものなんたらかんたら」
「そう決まってるものだなんt(ry」
とのことでした(覚えてない)。
それでも毎回左手で書いていたところ、
「わがままなやつ」認定され、
机を教室の隅に隔離されました。
振り返れば、立派ないじめだよなぁと思いつつ、
あの頃から僕は「納得しないとやらない」ことを
徹底してたんだなぁと客観視。
今はあまり聞かないけど、
左手で箸やペンを持ってると
「ぎっちょ」と言われるのが嫌でした。
「ぎっちょ」の語源や、差別用語かという話は
ここでは控えさせていただきますが、
小さい頃は祖父母の家に行くと
毎回言われていたので、
たまに家族で里帰りとなっても
これが嫌で「行かない」
と言っていたフシはありました。
僕が子供の頃はまだ
「左利き≒直すもの」という風潮が残っていて、
同年代の友人にも、親に直されたという人がいました。
親曰く、
僕に初めてスプーンを握らせた時、
左手に持ち替えたから右手に戻したそうです。
でもすぐまた左に持ち替えたので、
「あぁ、この子は左利きかぁ」
で終わって、
それ以降は放置したとか。
周りが「ぎっちょぎっちょ」言う中、
矯正に踏み切らなかった親のマイペースさには
今では感謝です。
もともと左利きだったけど右に変えられた、
という方を否定するつもりはありませんが、
左利きである、何でも左でやることは
僕の個性であって、
みんなと違うことを
嬉しく思っていた僕にとっては
左利きを直す?矯正?なにそれ、です。
左利きをうらやましいと言われるたびに、
内心ニヤニヤしていますが、
承認欲求が満たされただけです、
大目に見てやってください。
そして左利きであることを
すごく幸運で誇らしいと思ってます(大袈裟)。
どのくらい左利きかっていうと、
世の中に点在する、右側に付着してるものたちや、
右手でやりなさいと謎に強制されることたち、
これらを全て強引に左手でこなします。
発達障害という観点から見ると、
独特のこだわりの表れとも取れるのでしょう。
例えば↓。
ガスコンロの取っ手
世界中のガスコンロで試したわけではないけど、
僕が知ってる限りでは反時計回りですね。
右手で「ぐりっ」と回すと火がつく。
火を止める時も、
右手で「ぐりっ」と回すのに
ちょうどいい角度になってる。
僕は何の対抗心からか、
これが納得いかないので、
左手にオタマを持ってようが
小麦粉まみれだろうが左手で回します。
回しやすいかどうかよりも
使いやすい手でやった方がストレスないので。
時計回りのガスコンロ、売ってないかしら。
駅の自動改札
切符の投入口やICカード認識装置、
これらは右側にありますね。
もちろん左側にある改札も
どこかにはあるんでしょうが。
僕はこれも左手でやります。
荷物を持っていた場合は
荷物を全て右手に持ち替えます。
持ち替えに時間かかりそうな時は
後ろがつかえるとまずいので、
列の最後尾に並び直してから通ります。
理由はコンロと同じです。
利き手を使うことが一番ストレスがないからです。
左利き用の改札を日本中の駅という駅に設置したら、
けっこう経済効果あるんじゃないかなぁ。
書道
左利きだけど、学校の書道の授業では
筆を右手で持つことを強制された、
という経験をした方はいらっしゃると思います。
僕もこれを小3の時に先生に言われましたが、
右手では書きづらく、無視して左手で書いてたら
個別に呼び出されて説教されました(笑)。
「どうして左で書いちゃいけないんですか?
左の方が書きやすいんです。」
と反論したところ、
「書道は右で美しい字を書くものなんたらかんたら」
「そう決まってるものだなんt(ry」
とのことでした(覚えてない)。
それでも毎回左手で書いていたところ、
「わがままなやつ」認定され、
机を教室の隅に隔離されました。
振り返れば、立派ないじめだよなぁと思いつつ、
あの頃から僕は「納得しないとやらない」ことを
徹底してたんだなぁと客観視。
左利きを直す?なにそれ
今はあまり聞かないけど、
左手で箸やペンを持ってると
「ぎっちょ」と言われるのが嫌でした。
「ぎっちょ」の語源や、差別用語かという話は
ここでは控えさせていただきますが、
小さい頃は祖父母の家に行くと
毎回言われていたので、
たまに家族で里帰りとなっても
これが嫌で「行かない」
と言っていたフシはありました。
僕が子供の頃はまだ
「左利き≒直すもの」という風潮が残っていて、
同年代の友人にも、親に直されたという人がいました。
親曰く、
僕に初めてスプーンを握らせた時、
左手に持ち替えたから右手に戻したそうです。
でもすぐまた左に持ち替えたので、
「あぁ、この子は左利きかぁ」
で終わって、
それ以降は放置したとか。
周りが「ぎっちょぎっちょ」言う中、
矯正に踏み切らなかった親のマイペースさには
今では感謝です。
もともと左利きだったけど右に変えられた、
という方を否定するつもりはありませんが、
左利きである、何でも左でやることは
僕の個性であって、
みんなと違うことを
嬉しく思っていた僕にとっては
左利きを直す?矯正?なにそれ、です。
左利きをうらやましいと言われるたびに、
内心ニヤニヤしていますが、
承認欲求が満たされただけです、
大目に見てやってください。
2018年11月24日
あいまい表現が苦手。
僕の発達障害シリーズ、
「僕の発達障害。」では
思いついた言葉をアウトプットしづらい点について
お話させていただきました。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/3/0
これの何が困るって、
会社その他には入り口として面接がありますが、
その面接でやらかしてしまい、
入れれば役に立てるかも知れない職場まで
辿り着けないことです。
そんなこんなで
基本的には入り口で跳ねられるんですが、
今回は奇跡的に入れた後で一番困ったことを
お話させていただこうかと思います。
発達障害は今のところ、
「想像力の障害」という説が有力らしいです。
日本では、というくくりは個人的にどうかと思いますが、
僕の経験に限れば、日本の職場は本当に
「言外察しの駆け引き合戦」です。
上司から往々にして言われる
「これとこれとこれやっといて」という指示。
僕の場合、
具体的に細かく手順が決まっていないと
それ以外の「実は必要だったこと」までを
察して取り込むことができません。
例えばわからない略語や社内特有の隠語に遭遇、
または顧客から含みのある嫌味を言われた時、
「この○○はどういう意味なんだろう、
わからないけどこのまま進めて大丈夫だろうか」
「文句言ってるけど、どうしてほしいんだろう」
そこで手が止まってしまいます。
前者の場合、
時間が経っても作業があまり進んでおらず、
「この作業に必要なことくらい普通わかるだろ、
今まで何やってたんだ」と怒られます。
後者の場合、どう返事していいかわからないので
「左様でございますか。」と答えると、
「客の要望くらい汲み取るのがプロだろ」
「この客の性格はこうで、実はこうしてほしいと
暗に言ってきてることくらい普通わかるよね?」
と怒られます。
「暗に、の部分がわからないので
手順を教えていただけますか?」
と切り返したことがありますが、
「口答えするな、空気と流れから読み取れ」
「どうしてわからないんだ、常識だろ」と
個室に呼ばれて説教されたこともありました。
これらについては以下のWebサイトで
なるほどなーと思ってしまったので
ご紹介させていただきます。
東京都自閉症協会 自閉症を知る
http://www.autism.jp/knowledge/whatisas/web-j.html
僕は会社員だった頃、
PCソフトウェアのログ解析をやってたことがあります。
数種類のログやシステムのレポート等には
変な英数字がずらーっと出るんですが、
これを時系列に沿ってひたすら見比べて、
エラーの要因となったログを探す作業が
一番集中できるし、大好きでした。
この間は誰かと相談して進める必要があまりなく、
基本的に自分の世界に閉じこもれるで、
8時間も会社に拘束されるのは納得いかないけど、
ずっとこれをやってるなら別にいいとまで思ってました。
過集中って言うらしいですね。
でも、好きなんです。自分の殻にこもるの。
ログ解析の部分では定評があったのか、
部署内では「問題児だけど技術力のある奴」
という位置づけで、成績も上位だったみたい(他人事)。
辞める時に責任者から
(形式的にせよ)引き留められたので、
過集中は僕の中で武器になりえると思いました。
僕は現在、会社に属して(属せて)いないので、
収入の多寡はともかくカテゴリーとしては
フリーランス?でしょうか。
過去に所属した職場でも、さかのぼって学生の時も
振り返ると共通することは「理由不明なのに怒られてきた」です。
暗黙のルール察し、波風立てないための空気読み、
言われてないけど実はこうしてほしい要望を汲み取る
超能力者も顔負けのスキル。
僕は結局、どのコミュニティでもこれらの欠如により
孤立してきたんだなぁと、今ならわかります。
これについては
発達障害を抱える人が悩みがちな部分だと思うし、
居場所がないのに耐えてる人も多くいるでしょう。
そういう人はすごく立派ですし尊敬します。
ただ、僕はすったもんだあって、
一番落ち着くのは自閉してる時だと気づけたし、
それが例え「はみ出し者」「変人」と揶揄されたとしても、
堂々と自閉できるようになりました。
こうして世の中に発信することも。
自閉したって何したっって、
別に誰にも迷惑かけてないんだし、
いいんです、自分が幸せなら。
「僕の発達障害。」では
思いついた言葉をアウトプットしづらい点について
お話させていただきました。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/3/0
これの何が困るって、
会社その他には入り口として面接がありますが、
その面接でやらかしてしまい、
入れれば役に立てるかも知れない職場まで
辿り着けないことです。
そんなこんなで
基本的には入り口で跳ねられるんですが、
今回は奇跡的に入れた後で一番困ったことを
お話させていただこうかと思います。
あいまいな表現の全貌を汲み取れない
発達障害は今のところ、
「想像力の障害」という説が有力らしいです。
日本では、というくくりは個人的にどうかと思いますが、
僕の経験に限れば、日本の職場は本当に
「言外察しの駆け引き合戦」です。
上司から往々にして言われる
「これとこれとこれやっといて」という指示。
僕の場合、
具体的に細かく手順が決まっていないと
それ以外の「実は必要だったこと」までを
察して取り込むことができません。
例えばわからない略語や社内特有の隠語に遭遇、
または顧客から含みのある嫌味を言われた時、
「この○○はどういう意味なんだろう、
わからないけどこのまま進めて大丈夫だろうか」
「文句言ってるけど、どうしてほしいんだろう」
そこで手が止まってしまいます。
前者の場合、
時間が経っても作業があまり進んでおらず、
「この作業に必要なことくらい普通わかるだろ、
今まで何やってたんだ」と怒られます。
後者の場合、どう返事していいかわからないので
「左様でございますか。」と答えると、
「客の要望くらい汲み取るのがプロだろ」
「この客の性格はこうで、実はこうしてほしいと
暗に言ってきてることくらい普通わかるよね?」
と怒られます。
「暗に、の部分がわからないので
手順を教えていただけますか?」
と切り返したことがありますが、
「口答えするな、空気と流れから読み取れ」
「どうしてわからないんだ、常識だろ」と
個室に呼ばれて説教されたこともありました。
これらについては以下のWebサイトで
なるほどなーと思ってしまったので
ご紹介させていただきます。
東京都自閉症協会 自閉症を知る
http://www.autism.jp/knowledge/whatisas/web-j.html
決まった手順に没頭するのが得意
僕は会社員だった頃、
PCソフトウェアのログ解析をやってたことがあります。
数種類のログやシステムのレポート等には
変な英数字がずらーっと出るんですが、
これを時系列に沿ってひたすら見比べて、
エラーの要因となったログを探す作業が
一番集中できるし、大好きでした。
この間は誰かと相談して進める必要があまりなく、
基本的に自分の世界に閉じこもれるで、
8時間も会社に拘束されるのは納得いかないけど、
ずっとこれをやってるなら別にいいとまで思ってました。
過集中って言うらしいですね。
でも、好きなんです。自分の殻にこもるの。
ログ解析の部分では定評があったのか、
部署内では「問題児だけど技術力のある奴」
という位置づけで、成績も上位だったみたい(他人事)。
辞める時に責任者から
(形式的にせよ)引き留められたので、
過集中は僕の中で武器になりえると思いました。
1人が一番楽、自分の世界に閉じこもるのは決して悪じゃない
僕は現在、会社に属して(属せて)いないので、
収入の多寡はともかくカテゴリーとしては
フリーランス?でしょうか。
過去に所属した職場でも、さかのぼって学生の時も
振り返ると共通することは「理由不明なのに怒られてきた」です。
暗黙のルール察し、波風立てないための空気読み、
言われてないけど実はこうしてほしい要望を汲み取る
超能力者も顔負けのスキル。
僕は結局、どのコミュニティでもこれらの欠如により
孤立してきたんだなぁと、今ならわかります。
これについては
発達障害を抱える人が悩みがちな部分だと思うし、
居場所がないのに耐えてる人も多くいるでしょう。
そういう人はすごく立派ですし尊敬します。
ただ、僕はすったもんだあって、
一番落ち着くのは自閉してる時だと気づけたし、
それが例え「はみ出し者」「変人」と揶揄されたとしても、
堂々と自閉できるようになりました。
こうして世の中に発信することも。
自閉したって何したっって、
別に誰にも迷惑かけてないんだし、
いいんです、自分が幸せなら。
2018年11月20日
言葉への変換が。
僕は小、中、高校と
勉強はできなかったわけではなく、
怒られない程度の点数は取れてました。
大学にも無事合格し、
紙媒体で測定される類の学力は
遅れていないようでした。
暗算、計算、聞き取り、書き取り、
空気読み、気持ち察しなど、
世の中は非言語、想像の連続です。
五感をフル活用して、
何とか乗り切っていくことで溢れてますよね。
そんな世界で、
僕の脳に絶望的に欠けているもの。
それは「言語変換能力」です。
頭に浮かんだ言葉を文章に書いたり、
こうしてタイピングしたり、
あまり機会はないけど録音したり、
時間をかけて、目と耳でわかる形にはできますが、
それを瞬時に言葉として出すことができません。
予期しない展開になったり、
いきなり話しかけられたり、
責められる流れになりかけてくると、
返事しようとしても頭がフリーズします。
「あ、う…えっと…。」と、頭と口が固まり、
川がせき止められるように突如しゃべれなくなります。
独断と偏見によれば、
→脳が言語を思いつく
→のどや口その他に伝えてアウトプットする
この間の情報伝達の神経か何かの異常と思います。
思いついた言葉が出ないことで困る
ありがちな状況としては、
自分宛ての電話を代わった瞬間に
不自然な空白を作ってしまうことです。↓
「お電話代わりました理琉です、お世話になっております。」
「あ、う…えっと…。」
相手「?もしもし?いらっしゃいますか?」
「は、はい!失礼しました!」
しゃべる用件を予め全部書き起こしておけば
この限りではありませんが、
自分宛の電話なんて不定期かつ不意ですしね。
なかなか難しいです。
いつもと同じではない出来事に弱く、
不意を突かれると秒で崩れます。
いくらアンテナを多数立てても
その場に合わせたウィットに富んだフレーズなんて
作成できやしないのが困りごとですね。
瞬時の判断と的確な言語表現が要求される
「飲み会」が一番苦手。
現時点での対策としては、
しゃべる予定の内容を事前に細かくメモすること、
これは外せません。
あと、これは頭の中でやっていることですが、
過去の経験を映像 / 音声セットにしたフィルムとして、
脳内に置いたタンスにしまっています。
この状況の時には
これとこれが使えるテンプレ集という形で、
引き出しから取ってきて、
ある程度はこの定型文で乗り切ってます。
なんか、実際にはないのに、
目の前に現れるんです、脳内Tan-suが。
もちろん、ストックがない新規案件が来ると
ご多分に漏れずフリーズします。
筆談対応が一番楽なのかな、と
今は思い始めてます。
そんなこんなで、
言葉に直すのって難しいですね。
気の利いたトークには憧れます。
まあいいんです、
脳内タンスを信頼してるんで。
勉強はできなかったわけではなく、
怒られない程度の点数は取れてました。
大学にも無事合格し、
紙媒体で測定される類の学力は
遅れていないようでした。
暗算、計算、聞き取り、書き取り、
空気読み、気持ち察しなど、
世の中は非言語、想像の連続です。
五感をフル活用して、
何とか乗り切っていくことで溢れてますよね。
そんな世界で、
僕の脳に絶望的に欠けているもの。
それは「言語変換能力」です。
頭に浮かんだ言葉を文章に書いたり、
こうしてタイピングしたり、
あまり機会はないけど録音したり、
時間をかけて、目と耳でわかる形にはできますが、
それを瞬時に言葉として出すことができません。
予期しない展開になったり、
いきなり話しかけられたり、
責められる流れになりかけてくると、
返事しようとしても頭がフリーズします。
「あ、う…えっと…。」と、頭と口が固まり、
川がせき止められるように突如しゃべれなくなります。
独断と偏見によれば、
→脳が言語を思いつく
→のどや口その他に伝えてアウトプットする
この間の情報伝達の神経か何かの異常と思います。
「予想外」の仕事や予定が入るととまどってしまう
どうしてこのような症状が現れるかについて、
正確なことはわかっていません。
しかし、顔の認知や表情の変化の認知、
先を見越した行動などを支配する複数の脳領域が
関わっていると考えられています。
アスペルガー症候群の人は、この働きが弱いため、
「変動するもの」を理解するのに時間がかかり、
急な予定の変更に対応しづらいのです。
『大人のアスペルガー症候群』第一章 より
思いついた言葉が出ないことで困る
ありがちな状況としては、
自分宛ての電話を代わった瞬間に
不自然な空白を作ってしまうことです。↓
「お電話代わりました理琉です、お世話になっております。」
「あ、う…えっと…。」
相手「?もしもし?いらっしゃいますか?」
「は、はい!失礼しました!」
しゃべる用件を予め全部書き起こしておけば
この限りではありませんが、
自分宛の電話なんて不定期かつ不意ですしね。
なかなか難しいです。
いつもと同じではない出来事に弱く、
不意を突かれると秒で崩れます。
いくらアンテナを多数立てても
その場に合わせたウィットに富んだフレーズなんて
作成できやしないのが困りごとですね。
瞬時の判断と的確な言語表現が要求される
「飲み会」が一番苦手。
現時点での対策としては、
しゃべる予定の内容を事前に細かくメモすること、
これは外せません。
あと、これは頭の中でやっていることですが、
過去の経験を映像 / 音声セットにしたフィルムとして、
脳内に置いたタンスにしまっています。
この状況の時には
これとこれが使えるテンプレ集という形で、
引き出しから取ってきて、
ある程度はこの定型文で乗り切ってます。
なんか、実際にはないのに、
目の前に現れるんです、脳内Tan-suが。
もちろん、ストックがない新規案件が来ると
ご多分に漏れずフリーズします。
筆談対応が一番楽なのかな、と
今は思い始めてます。
そんなこんなで、
言葉に直すのって難しいですね。
気の利いたトークには憧れます。
まあいいんです、
脳内タンスを信頼してるんで。
僕の発達障害。
のっけからぶちまけていきますが、
発達障害については今後も書いていきたい
メインテーマの1つなので、よしなに。
僕はお医者さんによれば、
自閉傾向の強い広汎性発達障害、
とのことです。
PDD-NOS。
幼少から親が「変わった子にしてはおかしい」
との感想を持ち続け、
大人になってからWAIS-Vなどの知能検査を受けたり、
心理士さんやお医者さんとなんやかやあって
判明した次第でございます。
※具体的な変わりっぷりは
言いたいことが多すぎて1記事では書ききれないので、
こちらもテーマを絞って順にぶっちゃけます。
発達障害については
世間でかなり認知されてきてはいるものの、
「性格」「甘え」「怠け」「やる気ない」
「常識ない」「空気読め」「コミュ障」
「なんでも診断名つければいいと思って」
などと言った意見を
毎日のようにどこかで見たり聞いたりします。
これは非常に悲しいし悔しい、ただ、
百聞は一見になんとやらということわざの通り、
目に見える証拠がないから説得力がなくて
思わずそう言ってしまう人がいるのもわかります。
見た目にわからないって、
証拠と説得力という点では
実はすごいディスアドバンテージなんですね。
かくいう僕も例に漏れず、
世間様で言うところの「奇行」実績により、
マイプレイス確保に失敗してきた口です。
↓この方の記事で書かれてる
『見えないがゆえの「暴力」』という表現にすごく共感。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/50796?page=2
自分が当事者ということと、
同じように辛い目に遭ってる人が
たくさんいる事実を知ってから、
こういう内部障害は確かに存在していて、
その人たちはそのために辛い経験を今もしてるってことを
もっと世の中に知ってもらいたいと思い、
当ブログで公表しています。
とはいえ、
自分の障害を踏まえて意見を発表する以上、
辛いから構ってアピールとか、
承認欲求に起因してるとか、
自分の腹黒い感情から目を逸らして
綺麗事だけを述べるつもりはないです。
湧き上がるドス黒さも隠さず、
一生向き合う発達障害との葛藤を含め、
僕ができること、言えることを
何か残せればいいかなと思ってます。
次回以降では、
僕が日常で困ってることや、
それによる各種ノンフィクションを
お届けしたいと思います。
ではまた。
発達障害については今後も書いていきたい
メインテーマの1つなので、よしなに。
僕はお医者さんによれば、
自閉傾向の強い広汎性発達障害、
とのことです。
PDD-NOS。
幼少から親が「変わった子にしてはおかしい」
との感想を持ち続け、
大人になってからWAIS-Vなどの知能検査を受けたり、
心理士さんやお医者さんとなんやかやあって
判明した次第でございます。
※具体的な変わりっぷりは
言いたいことが多すぎて1記事では書ききれないので、
こちらもテーマを絞って順にぶっちゃけます。
発達障害については
世間でかなり認知されてきてはいるものの、
「性格」「甘え」「怠け」「やる気ない」
「常識ない」「空気読め」「コミュ障」
「なんでも診断名つければいいと思って」
などと言った意見を
毎日のようにどこかで見たり聞いたりします。
これは非常に悲しいし悔しい、ただ、
百聞は一見になんとやらということわざの通り、
目に見える証拠がないから説得力がなくて
思わずそう言ってしまう人がいるのもわかります。
見た目にわからないって、
証拠と説得力という点では
実はすごいディスアドバンテージなんですね。
かくいう僕も例に漏れず、
世間様で言うところの「奇行」実績により、
マイプレイス確保に失敗してきた口です。
↓この方の記事で書かれてる
『見えないがゆえの「暴力」』という表現にすごく共感。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/50796?page=2
自分が当事者ということと、
同じように辛い目に遭ってる人が
たくさんいる事実を知ってから、
こういう内部障害は確かに存在していて、
その人たちはそのために辛い経験を今もしてるってことを
もっと世の中に知ってもらいたいと思い、
当ブログで公表しています。
とはいえ、
自分の障害を踏まえて意見を発表する以上、
辛いから構ってアピールとか、
承認欲求に起因してるとか、
自分の腹黒い感情から目を逸らして
綺麗事だけを述べるつもりはないです。
湧き上がるドス黒さも隠さず、
一生向き合う発達障害との葛藤を含め、
僕ができること、言えることを
何か残せればいいかなと思ってます。
次回以降では、
僕が日常で困ってることや、
それによる各種ノンフィクションを
お届けしたいと思います。
ではまた。