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2021年09月07日

【『人を動かす』”議論をさける”】論破に執着する自分に気づいたら、裏にある劣等感と向き合うチャンス。

D.カーネギーの名著『人を動かす』
人を説得する12原則「議論をさける」の中でこう言っている。

「議論に負けても、その人の意見は変わらない」


※1982年度版
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なのに、昔もいまも”論破”はそこかしこにある。

相手を説得する最善の方法は論破ではないと、
うすうす気づいていたとしても。


議論に勝って得られるものは、
その場かぎりの優越感だけではないだろうか。

議論に勝とうとする心理の根底には、
「劣等感から目をそらしたい自分」がいるのではないだろうか。

議論に勝とうとする自分に気づいたら、
自分の中の劣等感と向き合うチャンスではないだろうか。



ー目次ー
  1. ”その場かぎりの優越感”を得て、”人とのつながり”を失う
  2. ”人より優れた自分”を確かめていないと不安
  3. 無用な勝ちへの執着は、裏にある劣等感と向き合うチャンス

1.”その場かぎりの優越感”を得て、”人とのつながり”を失う

仮に相手を徹底的にやっつけたとして、
その結果はどうなる?

やっつけたほうは大いに気をよくするだろうが、
やっつけられたほうは劣等感を持ち、
自尊心を傷つけられ、憤慨するだろう。



『人を動かす』”議論をさける” より

相手の理論の穴を攻め、まちがいを指摘し、
何も言い返せなくさせたとき。

言い負かした方は、
相手より自分が上だと確かめられて満足する。


言い負かされた方はどう思うだろう。
素直にまちがいを認め、改善しようと思えるだろうか。

悔しさや屈辱感に飲みこまれ、
憎しみや復讐心をたぎらせるのではないだろうか。



議論に勝った方は、その場かぎりの優越感を得られる。
それとひきかえに、多くのものを失う。

相手が友人なら、
生涯の親友になれたかも知れないチャンス。

仕事で関わる人なら、
いちばんのお得意様になったかも知れないチャンス。

そして、その人たちから広がったであろう、
新しい人とのつながり。


2.”人より優れた自分”を確かめていないと不安

  • 他者を言い負かす人
  • 理論武装する人

以前の僕は、彼らのことを
「自分に揺るぎない自信がある人」だと思っていた。

言いたいことがなかなか言えない自分と比べては、
羨ましいとさえ思っていた。


しかし、人間の心理を学ぶうちにその考えが変わった。

他者を言い負かす人、理論武装する人は、
こんなメッセージを発しているように思えてきた。

「”人より優れた自分”を確かめていないと不安です」


  • ああ言えばこう言う
  • 自分に非があっても理屈をつけて正当化する

そうまでして”勝ち”にこだわるのは、
負けた時の痛みに耐えられないからではないだろうか。


彼らにとって、負けることや非を認めることは、
自分の方が劣っていると認めること。

そのときに襲ってくる
激しい劣等感を受け止めたくない。

そして、
自分にはその激しい劣等感を跳ね返す自信がない。


他者を言い負かすのは、
「負けたときの劣等感に押しつぶされる不安」から
逃れたいからではないだろうか。


3.無用な勝ちへの執着は、裏にある劣等感と向き合うチャンス

  • 議論で相手をやっつけたい
  • 理論武装して相手から反論されないようにしたい

そういう”無用な勝ち”に執着する自分に気づいたら、
その裏にある劣等感と向き合うチャンス。


『自分はいま、誰かに勝たないと
 自分の価値を確かめられないくらい不安なんだ。
 それくらい自信をなくしているんだ。

 そして、いまの自分には認める余裕がないんだ。

 ”いまの自分の能力”
 ”劣っているかも知れない自分”を。』



なぜ自分は「勝たないといけない」と思っているのか。
なぜ自分は、その場かぎりでも優越感をほしがっているのか。

自分はいったい、何に怯えているんだろうか。


劣等感は、そう自分に問うチャンスをくれる。




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posted by 理琉(ワタル) at 19:11 | TrackBack(0) | 生き方

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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