2021年07月05日
【学習性無力感】政府の「質問に答えずにごまかす」対応は、国民を諦めさせて選挙に行かせないため?
東京オリンピック強行開催のニュースを見ていると、
政府の言動は不可解に思える。
国民の多くが開催延期や反対を訴えるのに、
「安心・安全」だけを機械的に繰り返す。
まるで国民の声をまったく聞いていないように見える。
中止する権限や、政治とカネの問題など、
いろいろあるんだろう。
オリンピックの件に限らず、
日本のトップたちの対応は
という印象を受ける。
こんな態度では不誠実さばかりが目立ち、
国民の信頼と支持を失ってしまうように思える。
だが、
政権のトップにのぼりつめた者の目的は
「このまま権力を握り続ける」こと。
国民の感情を逆なでするような言動もすべて
「このまま権力を握り続ける」ためだとしたら。
彼らの本当の狙いは
「国民を諦めさせて選挙に行かせないこと」
ではないだろうか。
ー目次ー
「学習性無力感」という言葉がある。
つまり「何をやってもムダ」と思ってしまうこと。
サーカスの象は、小さな頃から
杭につながれた鎖を足につけられて育つ。
小象の力では、
杭ごと抜いて逃げることができない。
大人になり、力も強くなった象は、
杭ごと抜いて逃げられるのに、逃げ出さない。
それは、小象の頃からずっと
「どうせ自分の力では逃げられない」
と学習してしまったから。
国民の意見を聞かない、
質問に答えないという態度は、
国民を「サーカスの小象」にすることができる。
どれだけ世論が五輪開催に反対しようと、
どれだけ公文書の改ざんを追及しようと、
聞く耳を持たない。
そんな「のれんに腕押し」状態が繰り返されたら、
「どうせ反対したってムダなんでしょ」
「いくら意見を言ったって聞かないんでしょ」
という諦めが生まれる。
大人になったサーカスの象が、
杭を引き抜いて逃げられるのに
逃げようとしないように。
国民に学習性無力感を植えつけ、
サーカスの小象にされた結果、何が起きるのか。
政治を諦める人が増え、
選挙に行かない人が増える。
「誰に投票したって変わらない」
「誰が当選したってどうせ民意は反映されない」
そんな諦めから、選挙の投票率が下がる。
すると、強い後援団体や
組織票を持っている政党が「不戦勝」できる。
結果、みごとに
「このまま権力を握り続ける」目標が叶う。
政権のトップにとって、
国民をサーカスの小象にしておける限り、
あまり世論を気にする必要がない。
多少、反対を叫ばれたところで、
「誰に投票したって同じだから」行かないでくれる。
何を言ってもムダだと失望しているから、
政治に無関心でいてくれる。
だから次の選挙も、その次も「不戦勝」できる。
「このまま権力を握り続ける」ことが
危うくなった時だけ、寄り添うフリをすればいい。
それが繰り返されているのが、
日本の現状ではないだろうか。
恥ずかしながら、
僕も数年前まで政治にあまり関心を持てなかった。
しかし、スポーツを楽しむ1人として、
国民がスポーツを奪われているのに
オリンピックは開催されることに不信感を抱いた。
そして、政治について勉強する中で、
「彼らの本当の狙いは何なのか」を考えるようになった。
一見、不可解な言動に、
もしもメリットがあるとしたら。
自分たちが権力を握り続けるための
最善の行動だとしたら。
たとえまちがっていても、
「意図を読むこと」「真の狙いを考えること」は
決してムダにならないと思う。
→あわせて読みたい
【一考察】政府のちぐはぐなコロナ対策は、自衛隊を国防軍にするための追い風?
なぜ日本では政治の話がタブー視されるのか 〜権力者に不都合・自己愛の傷つき・同調圧力〜。
セブンネットショッピング
政府の言動は不可解に思える。
国民の多くが開催延期や反対を訴えるのに、
「安心・安全」だけを機械的に繰り返す。
まるで国民の声をまったく聞いていないように見える。
中止する権限や、政治とカネの問題など、
いろいろあるんだろう。
オリンピックの件に限らず、
日本のトップたちの対応は
- 質問に答えずにごまかす
- 国民の声を聞かない
という印象を受ける。
こんな態度では不誠実さばかりが目立ち、
国民の信頼と支持を失ってしまうように思える。
だが、
政権のトップにのぼりつめた者の目的は
「このまま権力を握り続ける」こと。
国民の感情を逆なでするような言動もすべて
「このまま権力を握り続ける」ためだとしたら。
彼らの本当の狙いは
「国民を諦めさせて選挙に行かせないこと」
ではないだろうか。
ー目次ー
- 学習性無力感”何をやってもムダ”
- 国民を”サーカスの小象”にする
- 政治を諦めさせて、選挙の”不戦勝”を狙う
- 選挙に不戦勝できる限り、国民の声を聞く必要がない
- まとめ
1.学習性無力感”何をやってもムダ”
「学習性無力感」という言葉がある。
長期にわたって
ストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、
その状況から逃れようとする努力すら
行わなくなるという現象である。
ウィキペディア「学習性無力感」 より
つまり「何をやってもムダ」と思ってしまうこと。
サーカスの象は、小さな頃から
杭につながれた鎖を足につけられて育つ。
小象の力では、
杭ごと抜いて逃げることができない。
大人になり、力も強くなった象は、
杭ごと抜いて逃げられるのに、逃げ出さない。
それは、小象の頃からずっと
「どうせ自分の力では逃げられない」
と学習してしまったから。
2.国民を”サーカスの小象”にする
国民の意見を聞かない、
質問に答えないという態度は、
国民を「サーカスの小象」にすることができる。
どれだけ世論が五輪開催に反対しようと、
どれだけ公文書の改ざんを追及しようと、
聞く耳を持たない。
そんな「のれんに腕押し」状態が繰り返されたら、
「どうせ反対したってムダなんでしょ」
「いくら意見を言ったって聞かないんでしょ」
という諦めが生まれる。
大人になったサーカスの象が、
杭を引き抜いて逃げられるのに
逃げようとしないように。
3.政治を諦めさせて、選挙の”不戦勝”を狙う
国民に学習性無力感を植えつけ、
サーカスの小象にされた結果、何が起きるのか。
政治を諦める人が増え、
選挙に行かない人が増える。
「誰に投票したって変わらない」
「誰が当選したってどうせ民意は反映されない」
そんな諦めから、選挙の投票率が下がる。
すると、強い後援団体や
組織票を持っている政党が「不戦勝」できる。
結果、みごとに
「このまま権力を握り続ける」目標が叶う。
4.選挙に不戦勝できる限り、国民の声を聞く必要がない
政権のトップにとって、
国民をサーカスの小象にしておける限り、
あまり世論を気にする必要がない。
多少、反対を叫ばれたところで、
「誰に投票したって同じだから」行かないでくれる。
何を言ってもムダだと失望しているから、
政治に無関心でいてくれる。
だから次の選挙も、その次も「不戦勝」できる。
「このまま権力を握り続ける」ことが
危うくなった時だけ、寄り添うフリをすればいい。
- トップにのぼりつめた者が
国民にうまく学習性無力感を植えつける - 自分たちへの脅威は
諦めと失望を植えつけてかわす
それが繰り返されているのが、
日本の現状ではないだろうか。
5.まとめ
<政府の言動の考察・まとめ>
質問に答えずにごまかす対応は、
国民を諦めさせて選挙に行かせないため
学習性無力感を植えつければ、
国民をサーカスの小象にしておける
投票率を下げ、政治に無関心にさせておけば、
強い後援団体や組織票を持つ政党が不戦勝できる
国民が政治に失望してくれる限り、
政府は世論や国民の声を聞く必要がない
恥ずかしながら、
僕も数年前まで政治にあまり関心を持てなかった。
しかし、スポーツを楽しむ1人として、
国民がスポーツを奪われているのに
オリンピックは開催されることに不信感を抱いた。
そして、政治について勉強する中で、
「彼らの本当の狙いは何なのか」を考えるようになった。
一見、不可解な言動に、
もしもメリットがあるとしたら。
自分たちが権力を握り続けるための
最善の行動だとしたら。
たとえまちがっていても、
「意図を読むこと」「真の狙いを考えること」は
決してムダにならないと思う。
→あわせて読みたい
【一考察】政府のちぐはぐなコロナ対策は、自衛隊を国防軍にするための追い風?
なぜ日本では政治の話がタブー視されるのか 〜権力者に不都合・自己愛の傷つき・同調圧力〜。
リンク
セブンネットショッピング
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10825283
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック