2021年06月12日
【一考察】政府のちぐはぐなコロナ対策は、自衛隊を国防軍にするための追い風?
※本記事は個人の一考察です。
陰謀論や特定思想への誘導の意志はありません。
政府や東京都のコロナ対策は、
一見するとちぐはぐに思える。
後手後手に回っているだけ
身内に怒られないため
権力者で居続けるため
五輪ファースト、利権ファースト
確かにそうかも知れない。
だが、どんなに不可解な行動にも、
本当の目的がある。
怒りや不満で終わるだけでなく、
「本当は何を狙っているのか」を
考えることはムダにならないと思う。
そこで、1つの仮説を立ててみた。
政府は一連のコロナ対策を利用して経済格差を広げ、
「憲法改正、国防軍構想の実現」を進めたいのではないか。
ー目次ー
「経済的徴兵」と呼ばれる志願兵の確保が、
すでにアメリカでは起きている。
経済格差が広がり、貧困層が増えると、
大学に通えず、職業選択もままならない人が増える。
そこで、
「軍に入れば生活や教育、医療保険などを支援する」
というメリットを打ち出す。
そうやって、貧困層の若者から、
軍に入る以外の選択肢を奪うというものだ。
日本でも、
このまま飲食店を始めとする
中小企業の倒産が増えれば、
やはり経済格差が広がる。
そうなった時に
「自衛隊へ入隊すれば支援を」
などと甘い言葉をささやけば、
貧困層を自衛隊に入らせやすくなる。
自衛隊員は現状、定員割れが続き
アメリカから要求されている兵力に足りないそうだ。
そんな現状に対して、貧困層からの
”(経済的な理由での)志願者”を増やせば、
自衛隊員の確保、増強に成功する。
そうなれば、
軍事費を拡大する正当な理由にできる。
表向きは
「国民の生活を守るため」とか、
「貧困を救うため」「社会的弱者を」とか
きれいな言葉を謳い文句にして。
自衛隊の兵力を増強できたら、
次に何をするだろう。
次は仮想敵の存在を強調し、
対抗心を煽りやすくさせる。
例えば、
尖閣諸島、一帯一路で海洋進出を目指す中国
北方領土問題をめぐるロシアなど。
仮想敵の脅威を煽れば、
「対抗するためにはこれだけの軍事費が必要だよね」
と言って正当化しやすい。
同時に、
対抗心を仮想敵に向けさせることで、
自分たちへの不満をそらすこともできる。
もし突っ込まれても、
「自衛隊への入隊はあくまで志願」
「軍事費を増強したのは敵に対抗するため」
「決して貧困層から選択肢を奪ったのではない」
「経済的徴兵など行っていない」
などと言える。
すでに集団的自衛権も通してある。
もしアメリカが他国にやられたり、
他国が日本を取りにきたら、
今なら日本も出られる。
しかし、今のままでは建前上、
アメリカの支援にとどまる。
「日本を守るためにできることが限られるよね」
「仮想敵に攻められる危険性もあるよね」
→「だったら国を守るために国防軍は必要だ」
という状況と空気を作り出せば、
憲法改正への追い風にできる。
経済格差を広げたり、
合法的に選択肢を奪ったりして、
仮に国防軍にできたとする。
ただ、ここで疑問に思ったことは、
「国防軍にできたとして、その後どうするのか」
4つの疑問を挙げてみる。
自衛隊の活動内容が拡大すれば、
危険な戦地に派遣される可能性が高まる。
自衛隊のイラク派遣の時でさえ、
あれだけ物議をかもしたのだから、
国防軍にしたら入隊のデメリットは高まるばかり。
加えて日本は少子高齢化が止まらない。
兵士にできる若者は減る一方だ。
首尾よく国防軍にできたとして、
将来的な兵員確保が難しくなるのは目に見えている。
そこはどうするつもりなんだろう。
消費税は導入するが
益税をなくしていくように、
「大本を通せばその後はなんとでも変えられる」
という考えだろうか。
原発を建設した時のように、
「使用済み核燃料の処理方法はいずれ見つかるだろう」
と、楽観視しているのだろうか。
軍という既成事実を作ってしまえば
その後でなんとでもなるという考えなのか。
そうなった時に
いよいよ徴兵制を復活させ、
強制的に人員を確保するつもりなのか。
それとて人が減る一方なのに、
果たして効果があるのだろうか。
国防軍になり、
戦地で武力行使の可能性が増えれば、
「また戦争をするのか」という声が高まる。
「太平洋戦争の悲劇を繰り返すのか」
という国民の不満が政権に向く。
そうなれば、
政権を握っていられなくなるかも知れない。
国民の不満をどうやってかわすつもりなのか。
支持率の下がった指導者の常として、
新しい仮想敵を作り出すのか。
それとも、
政権への不満
→自民党には投票しない
→しかし野党も頼りにならない
→投票しない
→結局は自民党圧勝
という、
国民の政治的無関心による不戦勝を
狙っているのだろうか。
ちぐはぐなコロナ対策で中小企業を潰し、
外資企業、国内の大企業の独占状態にする。
経済格差を広げて国防軍構想へ進む。
そこまで実現できたとして、
その後の財源をどうするのか。
少子高齢化で若い人は減る。
しかも兵隊に取られるから
ますます働き手が減る。
こんな貧しい国では生きていけないと、
日本を離れる人も多くなる。
そうなったら、
また消費増税を打ち出すだろうか。
すでに企業淘汰で強者だけを生き残らせていたら、
「国際競争力を高める」という名目で
法人税を下げやすくなっている。
法人税を下げて減った税収を、
また消費増税で賄おうと考えているのだろうか。
その頃には、
もう国内はボロボロになっていないか。
そこへさらに消費増税なんてしたら、
兵員確保もままならなくなるのでは?
それとも、
「我が国は借金大国」
「国家財政の危機だから仕方ない」
という宣伝文句で、赤字国債の発行を加速させるだろうか。
これらの矛盾にどう対応するつもりなんだろうか。
社会を安定させる目的が
「権力者が富を追求できる環境を整えるため」
だとすれば、
経済格差の拡大や軍事費の増強は
その真逆に思える。
憲法改正でき、国防軍にできたとしよう。
しかし軍隊が行進するのを横目に、
街には失業者があふれ、不満と怒りが充満していたら。
それは安定した社会
=「権力者が安心して富を追求できる環境」とは程遠い。
この矛盾をどう解決するのだろうか。
「おとなしい日本人には暴動を起こす気もないだろう」
と、高をくくっているのだろうか。
同調圧力の強い国民性に期待し、
「目立つ動きをする者には
国民同士で”ネット私刑”をやり合ってくれるだろう。
自粛警察、正義中毒者たちよ、あとは任せたぞ。」
と踏んでいるのだろうか。
あまりに突飛な発想かも知れない。
だが、どんなことでも
「本当は何を狙っているのか」
「裏の目的は何なのか」
それを考えることは決してムダにならない。
人間の欲望には際限がない。
そしていつの時代も、大きな力を持つ者は、
もっと自分の思い通りにするために動く。
「これは誰の、どんな欲望を叶えるためなのか」
「犠牲にならないために、自分はどうすればいいのか」
それを考えることは、
今後の自分を守ることにつながると思う。
→あわせて読みたい
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政府や東京都のコロナ対策は、
一見するとちぐはぐに思える。
後手後手に回っているだけ
身内に怒られないため
権力者で居続けるため
五輪ファースト、利権ファースト
確かにそうかも知れない。
だが、どんなに不可解な行動にも、
本当の目的がある。
怒りや不満で終わるだけでなく、
「本当は何を狙っているのか」を
考えることはムダにならないと思う。
そこで、1つの仮説を立ててみた。
政府は一連のコロナ対策を利用して経済格差を広げ、
「憲法改正、国防軍構想の実現」を進めたいのではないか。
ー目次ー
- 国防軍への道@:経済的徴兵制
- 国防軍への道A:軍事費の拡大を正当化
- 国防軍への道B:仮想敵を作り不満を向けさせる
- 国防軍への道C:集団的自衛権を憲法改正への追い風に
- 疑問:国防軍にした後どうするのか
(1)難化する隊員確保をどうするのか
(2)政権への不満をどうかわすのか
(3)企業淘汰した後の財源をどうするのか
(4)富を追求できる環境づくりとの矛盾 - まとめ:本当の狙いを考えることはムダにならない
1.国防軍への道@:経済的徴兵制
「経済的徴兵」と呼ばれる志願兵の確保が、
すでにアメリカでは起きている。
経済格差が広がり、貧困層が増えると、
大学に通えず、職業選択もままならない人が増える。
そこで、
「軍に入れば生活や教育、医療保険などを支援する」
というメリットを打ち出す。
そうやって、貧困層の若者から、
軍に入る以外の選択肢を奪うというものだ。
日本でも、
このまま飲食店を始めとする
中小企業の倒産が増えれば、
やはり経済格差が広がる。
そうなった時に
「自衛隊へ入隊すれば支援を」
などと甘い言葉をささやけば、
貧困層を自衛隊に入らせやすくなる。
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2.国防軍への道A:軍事費の拡大を正当化
自衛隊員は現状、定員割れが続き
アメリカから要求されている兵力に足りないそうだ。
そんな現状に対して、貧困層からの
”(経済的な理由での)志願者”を増やせば、
自衛隊員の確保、増強に成功する。
そうなれば、
軍事費を拡大する正当な理由にできる。
表向きは
「国民の生活を守るため」とか、
「貧困を救うため」「社会的弱者を」とか
きれいな言葉を謳い文句にして。
3.国防軍への道B:仮想敵を作り不満を向けさせる
自衛隊の兵力を増強できたら、
次に何をするだろう。
次は仮想敵の存在を強調し、
対抗心を煽りやすくさせる。
例えば、
尖閣諸島、一帯一路で海洋進出を目指す中国
北方領土問題をめぐるロシアなど。
仮想敵の脅威を煽れば、
「対抗するためにはこれだけの軍事費が必要だよね」
と言って正当化しやすい。
同時に、
対抗心を仮想敵に向けさせることで、
自分たちへの不満をそらすこともできる。
もし突っ込まれても、
「自衛隊への入隊はあくまで志願」
「軍事費を増強したのは敵に対抗するため」
「決して貧困層から選択肢を奪ったのではない」
「経済的徴兵など行っていない」
などと言える。
4.国防軍への道C:集団的自衛権を憲法改正への追い風に
すでに集団的自衛権も通してある。
もしアメリカが他国にやられたり、
他国が日本を取りにきたら、
今なら日本も出られる。
しかし、今のままでは建前上、
アメリカの支援にとどまる。
「日本を守るためにできることが限られるよね」
「仮想敵に攻められる危険性もあるよね」
→「だったら国を守るために国防軍は必要だ」
という状況と空気を作り出せば、
憲法改正への追い風にできる。
5.疑問:国防軍にした後どうするのか
経済格差を広げたり、
合法的に選択肢を奪ったりして、
仮に国防軍にできたとする。
ただ、ここで疑問に思ったことは、
「国防軍にできたとして、その後どうするのか」
4つの疑問を挙げてみる。
(1)難化する隊員確保をどうするのか
自衛隊の活動内容が拡大すれば、
危険な戦地に派遣される可能性が高まる。
自衛隊のイラク派遣の時でさえ、
あれだけ物議をかもしたのだから、
国防軍にしたら入隊のデメリットは高まるばかり。
加えて日本は少子高齢化が止まらない。
兵士にできる若者は減る一方だ。
首尾よく国防軍にできたとして、
将来的な兵員確保が難しくなるのは目に見えている。
そこはどうするつもりなんだろう。
消費税は導入するが
益税をなくしていくように、
「大本を通せばその後はなんとでも変えられる」
という考えだろうか。
原発を建設した時のように、
「使用済み核燃料の処理方法はいずれ見つかるだろう」
と、楽観視しているのだろうか。
軍という既成事実を作ってしまえば
その後でなんとでもなるという考えなのか。
そうなった時に
いよいよ徴兵制を復活させ、
強制的に人員を確保するつもりなのか。
それとて人が減る一方なのに、
果たして効果があるのだろうか。
(2)政権への不満をどうかわすのか
国防軍になり、
戦地で武力行使の可能性が増えれば、
「また戦争をするのか」という声が高まる。
「太平洋戦争の悲劇を繰り返すのか」
という国民の不満が政権に向く。
そうなれば、
政権を握っていられなくなるかも知れない。
国民の不満をどうやってかわすつもりなのか。
支持率の下がった指導者の常として、
新しい仮想敵を作り出すのか。
それとも、
政権への不満
→自民党には投票しない
→しかし野党も頼りにならない
→投票しない
→結局は自民党圧勝
という、
国民の政治的無関心による不戦勝を
狙っているのだろうか。
3.企業淘汰した後の財源をどうするのか
ちぐはぐなコロナ対策で中小企業を潰し、
外資企業、国内の大企業の独占状態にする。
経済格差を広げて国防軍構想へ進む。
そこまで実現できたとして、
その後の財源をどうするのか。
少子高齢化で若い人は減る。
しかも兵隊に取られるから
ますます働き手が減る。
こんな貧しい国では生きていけないと、
日本を離れる人も多くなる。
そうなったら、
また消費増税を打ち出すだろうか。
すでに企業淘汰で強者だけを生き残らせていたら、
「国際競争力を高める」という名目で
法人税を下げやすくなっている。
法人税を下げて減った税収を、
また消費増税で賄おうと考えているのだろうか。
その頃には、
もう国内はボロボロになっていないか。
そこへさらに消費増税なんてしたら、
兵員確保もままならなくなるのでは?
それとも、
「我が国は借金大国」
「国家財政の危機だから仕方ない」
という宣伝文句で、赤字国債の発行を加速させるだろうか。
これらの矛盾にどう対応するつもりなんだろうか。
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(4)富を追求できる環境づくりとの矛盾
国家がその歳入を使って
輸送のための道路やトンネルをつくるときも、
病院や学校をつくって労働者に医療と教育を届けるときも、
困窮している人や失業者を助けるときも、
市や町を警察で守り社会を安定的に機能させようとするときも、
どんな活動を行うときでも、
国家は権力者が富を追求できる環境を届けてきた。
『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』第4章”金融の黒魔術” より
社会を安定させる目的が
「権力者が富を追求できる環境を整えるため」
だとすれば、
経済格差の拡大や軍事費の増強は
その真逆に思える。
憲法改正でき、国防軍にできたとしよう。
しかし軍隊が行進するのを横目に、
街には失業者があふれ、不満と怒りが充満していたら。
それは安定した社会
=「権力者が安心して富を追求できる環境」とは程遠い。
この矛盾をどう解決するのだろうか。
「おとなしい日本人には暴動を起こす気もないだろう」
と、高をくくっているのだろうか。
同調圧力の強い国民性に期待し、
「目立つ動きをする者には
国民同士で”ネット私刑”をやり合ってくれるだろう。
自粛警察、正義中毒者たちよ、あとは任せたぞ。」
と踏んでいるのだろうか。
リンク
6.まとめ:本当の狙いを考えることはムダにならない
<今回の仮説>
一見、不可解なコロナ対策は、
経済格差の拡大、企業淘汰、
国防軍構想の実現への追い風ではないか
あまりに突飛な発想かも知れない。
だが、どんなことでも
「本当は何を狙っているのか」
「裏の目的は何なのか」
それを考えることは決してムダにならない。
人間の欲望には際限がない。
そしていつの時代も、大きな力を持つ者は、
もっと自分の思い通りにするために動く。
「これは誰の、どんな欲望を叶えるためなのか」
「犠牲にならないために、自分はどうすればいいのか」
それを考えることは、
今後の自分を守ることにつながると思う。
→あわせて読みたい
なぜ日本では政治の話がタブー視されるのか 〜権力者に不都合・自己愛の傷つき・同調圧力〜。
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