2020年11月13日
【英語シャドーイング学習】『The Donkey in the Lion’s Skin』 〜イソップ物語・ライオンの皮をかぶったロバ。強い劣等感を手っ取り早く補償する”権威づけ”〜。
僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。
流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。
ー英語学習・目次ー
『The Donkey in the Lion’s Skin』
There was once a donkey, always full of complaints.
"Why does everyone make fun of me all the time? If only I was a lion, everyone would be afraid and look up to me."
"I guess I look too weak."
"What's this? Oh my, it's a lion!"
"Please, please don't eat me. I will never forget your kindness!"
"That's weird. Why isn't he moving? Mr. Lion?"
"What? It's the skin of a lion. With its pointy teeth and sharp claws, it looks scary just like a real one!"
"Trying it on won't do harm, will it?"
"I look like a real lion!"
Just then, a rabbit came by the pond.
"Yikes! It's a lion!"
"Oh, I do look like a real lion!"
"I can't wait to trick other animals!"
The donkey in the lion's skin wandered around the forest.
Everyone who saw him ran away screaming.
"Oh my, it's a lion! Run for your lives!"
"Not me, not me!"
"This is so fun! I bet I'll even sound like a lion right now!"
"Out of the way! The king of the forest is here!"
"Wait a minute. That doesn't sound like a lion!"
"Yeah, it sounds strange."
Just then, a strong wind blew.
"No, no! Not now!"
"Well, well, look who's here!"
"I knew it! He didn't sound like a lion at all!"
"Everyone , Listen! The donkey fooled us!"
"Hey, come here, you!"
"I'm so sorry. Please forgive me."
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ライオンの皮をかぶったロバ』
むかしむかし、
いつも不満でいっぱいなロバがいました。
ロバ
「なぜ誰もがいつも私をからかうの?
私がライオンだったら、誰もが恐れて私を敬うでしょうに。
私はきっと弱すぎるように見えるんだ。」
ロバ
「これは何?あら、ライオンだ!」
「どうか、私を食べないでください。
あなたの慈悲を決して忘れません!」
ロバ
「変だな。なぜ動かないの?ライオンさん?」
「何だ?これはライオンの皮だ。
とがった歯と鋭い爪で、本物のように怖い!」
ロバ
「試しに着てみても害はないよね?
おお!本物のライオンみたいだ!」
ちょうどその時、
ウサギが池のそばにやって来ました。
ウサギ
「うわぁ!ライオンだ!」
ロバ
「ああ、私は本物のライオンのように見えるんだ!」
「他の動物たちをだますのが待ちきれない!」
ライオンの皮をかぶったロバは森をうろつきました。
彼を見た動物たちは皆、叫びながら逃げ出しました。
ウサギ
「わあ、ライオンだ!命が惜しければ走れ!」
イノシシ
「こっちに来ないで!」
ロバ
「これはとても楽しい!
今なら私の声はライオンのように聞こえるはず!」
ロバ
「道をあけろ!森の王様がここにいる!」
キツネ
「ちょっと待って。
この声はライオンのようには聞こえない!」
ウサギ
「ええ、奇妙に聞こえます。」
ちょうどその時、強風が吹きました。
ロバ
「いやいや!今はやめて!」
イノシシ
「まあ、まあ、誰がここにいるのか見て!」
キツネ
「そうだと思った!
ライオンの声のように聞こえなかった!」
キツネ
「みんな、聞いて!ロバは私たちをだました!」
イノシシ
「ねえ、みんな来て!」
ロバ
「ごめんなさい。許して!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロバは自分に自信がない。
自分の扱われ方に不満がある。
かといって、現状を変えるために
成長する労力はかけたくない。
もっと手っ取り早く、楽な方法で
自分が優れていると示したい。
だから”ライオンという権威”を借りて、
自分の劣等感を慰める。
現代には、
ライオンの皮をかぶる方法がたくさんある。
高級ブランド品で身を包む
改造車や高級車を乗り回す
役職や地位、栄光時代を自慢する
こういう、大きな力を借りたくなったら。
本当は自信がない自分の、
なけなしのプライドを守ろうとしている。
それに気づくことが、
自分の劣等感と向き合うことなんじゃないかな。
- 英語動画を英語字幕で視聴
- シャドーイング
- 英語に文字起こし
- 日本語に翻訳
流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。
ー英語学習・目次ー
- 本日の参考動画
- 英語に文字起こし
- 日本語に翻訳
- 所感
1.本日の参考動画
2.英語に文字起こし
『The Donkey in the Lion’s Skin』
There was once a donkey, always full of complaints.
"Why does everyone make fun of me all the time? If only I was a lion, everyone would be afraid and look up to me."
"I guess I look too weak."
"What's this? Oh my, it's a lion!"
"Please, please don't eat me. I will never forget your kindness!"
"That's weird. Why isn't he moving? Mr. Lion?"
"What? It's the skin of a lion. With its pointy teeth and sharp claws, it looks scary just like a real one!"
"Trying it on won't do harm, will it?"
"I look like a real lion!"
Just then, a rabbit came by the pond.
"Yikes! It's a lion!"
"Oh, I do look like a real lion!"
"I can't wait to trick other animals!"
The donkey in the lion's skin wandered around the forest.
Everyone who saw him ran away screaming.
"Oh my, it's a lion! Run for your lives!"
"Not me, not me!"
"This is so fun! I bet I'll even sound like a lion right now!"
"Out of the way! The king of the forest is here!"
"Wait a minute. That doesn't sound like a lion!"
"Yeah, it sounds strange."
Just then, a strong wind blew.
"No, no! Not now!"
"Well, well, look who's here!"
"I knew it! He didn't sound like a lion at all!"
"Everyone , Listen! The donkey fooled us!"
"Hey, come here, you!"
"I'm so sorry. Please forgive me."
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳
『ライオンの皮をかぶったロバ』
むかしむかし、
いつも不満でいっぱいなロバがいました。
ロバ
「なぜ誰もがいつも私をからかうの?
私がライオンだったら、誰もが恐れて私を敬うでしょうに。
私はきっと弱すぎるように見えるんだ。」
ロバ
「これは何?あら、ライオンだ!」
「どうか、私を食べないでください。
あなたの慈悲を決して忘れません!」
ロバ
「変だな。なぜ動かないの?ライオンさん?」
「何だ?これはライオンの皮だ。
とがった歯と鋭い爪で、本物のように怖い!」
ロバ
「試しに着てみても害はないよね?
おお!本物のライオンみたいだ!」
ちょうどその時、
ウサギが池のそばにやって来ました。
ウサギ
「うわぁ!ライオンだ!」
ロバ
「ああ、私は本物のライオンのように見えるんだ!」
「他の動物たちをだますのが待ちきれない!」
ライオンの皮をかぶったロバは森をうろつきました。
彼を見た動物たちは皆、叫びながら逃げ出しました。
ウサギ
「わあ、ライオンだ!命が惜しければ走れ!」
イノシシ
「こっちに来ないで!」
ロバ
「これはとても楽しい!
今なら私の声はライオンのように聞こえるはず!」
ロバ
「道をあけろ!森の王様がここにいる!」
キツネ
「ちょっと待って。
この声はライオンのようには聞こえない!」
ウサギ
「ええ、奇妙に聞こえます。」
ちょうどその時、強風が吹きました。
ロバ
「いやいや!今はやめて!」
イノシシ
「まあ、まあ、誰がここにいるのか見て!」
キツネ
「そうだと思った!
ライオンの声のように聞こえなかった!」
キツネ
「みんな、聞いて!ロバは私たちをだました!」
イノシシ
「ねえ、みんな来て!」
ロバ
「ごめんなさい。許して!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感
ロバは自分に自信がない。
自分の扱われ方に不満がある。
かといって、現状を変えるために
成長する労力はかけたくない。
もっと手っ取り早く、楽な方法で
自分が優れていると示したい。
だから”ライオンという権威”を借りて、
自分の劣等感を慰める。
強い劣等感に苦しみながらも、
努力や成長といった健全な方法で
補償する勇気がない。
かといって
「できない自分」を受け入れられない。
そうなると人は、もっと安直な方法によって
補償しようと考えます。
例えば「権威づけ」などによって、
あたかも自分が優れているかのように振る舞い、
偽りの優越感に浸るのです。
『嫌われる勇気』”優越コンプレックスについて” より
現代には、
ライオンの皮をかぶる方法がたくさんある。
高級ブランド品で身を包む
改造車や高級車を乗り回す
役職や地位、栄光時代を自慢する
こういう、大きな力を借りたくなったら。
本当は自信がない自分の、
なけなしのプライドを守ろうとしている。
それに気づくことが、
自分の劣等感と向き合うことなんじゃないかな。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10320141
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック