2020年10月20日
【英語シャドーイング学習】『The Bat, the Beast, and the Bird 』 〜イソップ物語・卑怯なコウモリ。八方美人は常に悪か、生き残る処世術か〜。
僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。
流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。
ー英語学習・目次ー
『The Bat, the Beast, and the Bird | Aesop's Fables』
Long, long ago, a battle broke out between the beasts of the ground and the birds in the sky.
A cowardice bat watched the fight to see which side would win.
As soon as he saw the beasts winning, he decided to hide his wings and find the King Lion.
Bat
"Your Majesty, since I resemble a land creature, like a mouse, I would like to be a part of your team."
Lion
"Wow! Yes, I can see that. From now on, bat, you are one of us."
Before long, the birds of the sky began to gain control.
Now, the worried bat decided he needed to visit with the King of the Birds, the Eagle.
Bat
"Your Majesty, I too have wings of the bird. Please let me join you."
Eagle
"All right, bat. From now on, you are a bird."
The fight between the beasts and the birds endlessly continued.
And the cowardice bat continued to go back and forth, changing his position.
One day, the battles were finally over.
And, there was peace in the forest.
Lion
"King Eagle, from now on, the beasts and the birds are one."
Eagle
"Yes, King Lion. We are now one family."
The cowardice bat, however, wasn't welcomed by either side.
Lion
"We don't want anything to do with your kind. Leave the forest!"
After the bat was shunned by the King, he had no choice but to fly off to a dark and lonely cave.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『獣であり、鳥でもあるコウモリ』
ずっと昔、地上の獣と空の鳥の間で
戦いが勃発しました。
臆病なコウモリは、どちらの側が勝つかを
見極めるため、戦いを見守りました。
獣が優勢になるやいなや、
彼は翼を隠してライオンに会いに行きました。
コウモリ
「陛下、私はネズミのような陸の生き物に似ているので、
あなたのチームの一員になりたいです。」
ライオン
「おお!確かにそう見える。
コウモリよ、これからは私たちの一員だ。」
やがて、空の鳥が主導権を握り始めました。
すると、心配しているコウモリは、
鳥の王・鷲の元を訪れると決めました。
コウモリ
「陛下、私にも鳥の羽があります。
一緒に戦わせてください。」
鷲
「わかった、コウモリ。これからは、お前は鳥だ。」
獣と鳥の戦いは際限なく続きました。
そして臆病なコウモリは立ち位置を変え、
行ったり来たりを続けました。
ある日、ついに戦いが終わりました。
そして、森には平和が訪れました。
ライオン
「鷲よ、これからは獣と鳥がひとつになろう。」
鷲
「ええ、ライオン。私たちは今、1つの家族です。」
しかし、臆病なコウモリは
どちらの側からも歓迎されませんでした。
ライオン
「私たちはあなたの種族とは
何の関係も望んでいない。森を去ってくれ!」
コウモリが王たちに敬遠された後、
彼は暗くて孤独な洞窟に
飛び立つしかありませんでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーー『卑怯なコウモリ』続きのお話ーー
鳥たちと獣たちが和解して数年後。
森にイナゴの大群が攻めてきた。
森は荒らされ、鳥も獣も劣勢に立たされた。
洞窟で孤独に過ごしていたコウモリは
ネズミにも鳥にも見えるその姿で
イナゴの仲間だと主張した。
「鳥と獣の逆襲が始まる、あの洞窟へ避難して」
イナゴたちが洞窟へ避難すると、
コウモリは鳥と獣に、こう耳打ちした。
「今のうちです、石で洞窟を塞いでください」
こうして鳥と獣はイナゴを退け、そのお礼として
コウモリに「森へ戻って来ないか?」と言った。
すると、コウモリはこう返事した。
誰が敵か味方かなんて時と場合で変わる。
適切な状況判断によって危険を回避し、無駄な争いはしない。
たとえ、孤独という代償を払うことになっても。
これが私のアイデンティティーです。
ーー『卑怯なコウモリ』・完ーー
八方美人は常に悪いこと?
裏切者は排除されて当然?
という教訓。
しかし、僕がもっとも恐ろしく思ったのは
コウモリに対する”いじめの集団心理”
鳥と獣、それぞれの長が
「森から出て行け」と告げた際に、
民衆は一緒になってコウモリに罵声を浴びせた。
「そうだそうだ!出て行け!」
「まぁ、ちょっと待ってよ、
コウモリの考えも聞こうじゃないか。」
などと声を上げる者が
誰一人いなかったんだろうか。
力ある者の言葉だから無条件で正しい。
乗っかっておかないとこちらの身が危うくなる。
しかもそこに
自分の腹立たしい気持ちを便乗させ、
怒りの爆発を正当化できるなんて最高じゃないか。
などと保身に走り、
都合よく怒りのはけ口にした者が
いなかったと断言できるだろうか。
これは、いじめを見て見ぬふりする
取り巻きの心理と何が違うんだろうか。
だとしたら、
いちばん恐ろしいのは果たして何なのか。
争い?
八方美人?
裏切り?
それとも、
怒りに任せた思考停止?
- 英語動画を英語字幕で視聴
- シャドーイング
- 英語に文字起こし
- 日本語に翻訳
流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。
ー英語学習・目次ー
- 本日の参考動画
- 英語に文字起こし
- 日本語に翻訳
- 所感
1.本日の参考動画
2.英語に文字起こし
『The Bat, the Beast, and the Bird | Aesop's Fables』
Long, long ago, a battle broke out between the beasts of the ground and the birds in the sky.
A cowardice bat watched the fight to see which side would win.
As soon as he saw the beasts winning, he decided to hide his wings and find the King Lion.
Bat
"Your Majesty, since I resemble a land creature, like a mouse, I would like to be a part of your team."
Lion
"Wow! Yes, I can see that. From now on, bat, you are one of us."
Before long, the birds of the sky began to gain control.
Now, the worried bat decided he needed to visit with the King of the Birds, the Eagle.
Bat
"Your Majesty, I too have wings of the bird. Please let me join you."
Eagle
"All right, bat. From now on, you are a bird."
The fight between the beasts and the birds endlessly continued.
And the cowardice bat continued to go back and forth, changing his position.
One day, the battles were finally over.
And, there was peace in the forest.
Lion
"King Eagle, from now on, the beasts and the birds are one."
Eagle
"Yes, King Lion. We are now one family."
The cowardice bat, however, wasn't welcomed by either side.
Lion
"We don't want anything to do with your kind. Leave the forest!"
After the bat was shunned by the King, he had no choice but to fly off to a dark and lonely cave.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳
『獣であり、鳥でもあるコウモリ』
ずっと昔、地上の獣と空の鳥の間で
戦いが勃発しました。
臆病なコウモリは、どちらの側が勝つかを
見極めるため、戦いを見守りました。
獣が優勢になるやいなや、
彼は翼を隠してライオンに会いに行きました。
コウモリ
「陛下、私はネズミのような陸の生き物に似ているので、
あなたのチームの一員になりたいです。」
ライオン
「おお!確かにそう見える。
コウモリよ、これからは私たちの一員だ。」
やがて、空の鳥が主導権を握り始めました。
すると、心配しているコウモリは、
鳥の王・鷲の元を訪れると決めました。
コウモリ
「陛下、私にも鳥の羽があります。
一緒に戦わせてください。」
鷲
「わかった、コウモリ。これからは、お前は鳥だ。」
獣と鳥の戦いは際限なく続きました。
そして臆病なコウモリは立ち位置を変え、
行ったり来たりを続けました。
ある日、ついに戦いが終わりました。
そして、森には平和が訪れました。
ライオン
「鷲よ、これからは獣と鳥がひとつになろう。」
鷲
「ええ、ライオン。私たちは今、1つの家族です。」
しかし、臆病なコウモリは
どちらの側からも歓迎されませんでした。
ライオン
「私たちはあなたの種族とは
何の関係も望んでいない。森を去ってくれ!」
コウモリが王たちに敬遠された後、
彼は暗くて孤独な洞窟に
飛び立つしかありませんでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感
ーー『卑怯なコウモリ』続きのお話ーー
鳥たちと獣たちが和解して数年後。
森にイナゴの大群が攻めてきた。
森は荒らされ、鳥も獣も劣勢に立たされた。
洞窟で孤独に過ごしていたコウモリは
ネズミにも鳥にも見えるその姿で
イナゴの仲間だと主張した。
「鳥と獣の逆襲が始まる、あの洞窟へ避難して」
イナゴたちが洞窟へ避難すると、
コウモリは鳥と獣に、こう耳打ちした。
「今のうちです、石で洞窟を塞いでください」
こうして鳥と獣はイナゴを退け、そのお礼として
コウモリに「森へ戻って来ないか?」と言った。
すると、コウモリはこう返事した。
誰が敵か味方かなんて時と場合で変わる。
適切な状況判断によって危険を回避し、無駄な争いはしない。
たとえ、孤独という代償を払うことになっても。
これが私のアイデンティティーです。
ーー『卑怯なコウモリ』・完ーー
八方美人は常に悪いこと?
裏切者は排除されて当然?
という教訓。
しかし、僕がもっとも恐ろしく思ったのは
コウモリに対する”いじめの集団心理”
鳥と獣、それぞれの長が
「森から出て行け」と告げた際に、
民衆は一緒になってコウモリに罵声を浴びせた。
「そうだそうだ!出て行け!」
「まぁ、ちょっと待ってよ、
コウモリの考えも聞こうじゃないか。」
などと声を上げる者が
誰一人いなかったんだろうか。
集団において「不謹慎なヒト」を攻撃するのは、
その必要が高いためです。
「不謹慎な誰か」を排除しなければ、
集団全体が「不謹慎」「ルールを逸脱した状態」
に変容し、集団そのものが崩壊する危機が出てきます。
その前に、集団崩壊の引き金になりかねない
「不謹慎なヒト」をつぶしておく必要があるのです。
『シャーデンフロイデ』”加速する不謹慎” より
力ある者の言葉だから無条件で正しい。
乗っかっておかないとこちらの身が危うくなる。
しかもそこに
自分の腹立たしい気持ちを便乗させ、
怒りの爆発を正当化できるなんて最高じゃないか。
などと保身に走り、
都合よく怒りのはけ口にした者が
いなかったと断言できるだろうか。
これは、いじめを見て見ぬふりする
取り巻きの心理と何が違うんだろうか。
だとしたら、
いちばん恐ろしいのは果たして何なのか。
争い?
八方美人?
裏切り?
それとも、
怒りに任せた思考停止?
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