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2020年07月22日

【人の優しさに感動】スーパーでカゴを取ってきてくれた、優しいおばちゃんの話。

  1. 「お兄ちゃん、カゴあげるよ」
  2. 「いっぱい買っていきなよ」
  3. ごく少数の悪行は目立つ、だから注目されがち
  4. 世の中は悪人ばかり?そんなのウソだ
  5. あなたの優しさに、僕の心は救われました

1.「お兄ちゃん、カゴあげるよ」

あるとき、僕はスーパーの半額祭りに参加していた。

片手にバッグ、片手に戦利品を抱え、
頭の中で合計金額の計算を始めていた。



ふと、僕の背後から声が聞こえた。

「お兄ちゃん、カゴあげるよ」

振り返ると、惣菜コーナー担当のおばちゃんだった。



荷物と戦利品で両手がふさがっていた僕を見て、
声をかけてくれたんだろう。

おばちゃんは、
少し遠いところに積まれたカゴ置き場から、
カゴを取ってきてくれた。


2.「いっぱい買っていきなよ」

それまで無表情でスーパーをぶらついていた僕は、
その日いちばんの笑顔でおばちゃんにお礼を伝えた。

『ありがとうございます。』

おばちゃんはにっこりほほえんで、こう言った。

「いっぱい買っていきなよ。」



次の持ち場に行くおばちゃんの背中を見ながら、
僕は少しうつむいた。

そして、
こぼれ落ちる嬉し涙をぬぐった。


3.ごく少数の悪行は目立つ、だから注目されがち

世の中には悪い人であふれている。
危険な人であふれている。

僕らはそう勘違いしがち。

なぜなら、
人がもっとも目立つのは、
悪いことを派手にやった時だから。




そして、
人に優しくした人については、
悪いことをした人よりも触れられない。


なぜなら、注目されないから。

人の悪いところばかりに目をつける人は、
そういう偏った情報の影響もあると思う。

4.世の中は悪人ばかり?そんなのウソだ

世の中は悪人ばかり?危険な人だらけ?
そんなのウソだ。

世の中のほとんどの人は、
優しさと善意であふれてる。目立たないだけ。




あなたがこれまでの人生で、
街を歩いていて、スーパーに行って。

見ず知らずの人にいきなり怒鳴られた回数と、
優しくカゴを取ってくれた回数、

どちらが多かった?

行く先々でからまれる毎日を送る人は、
どれだけいるだろうか?

99パーセントの人は、
あのおばちゃんみたいに優しい人だ。


5.あなたの優しさに、僕の心は救われました

半額祭りで収穫を得たものの、
僕の心は孤独に荒れ果てていた。

食べるのは1人、
食べた後も1人、
食べたらその分、延命されてしまう。

誰のための延命?自分のため?

自分のためというのは、
これ以上、生き続けるモチベーションにならない、と。




だから余計、おばちゃんの優しさが心に響いた。
あの時だけでも、孤独を癒してくれたから。

「空腹に気づかない身体になればいいのに」
そんな冷め切った心を、ぎゅっとあたためてくれた。

スーパーで、こらえ切れずにこぼした嬉し涙。
その続きは、帰宅してからこぼした。




あのスーパーのおばちゃんは
僕のことを憶えてないかも知れない。

でも、この記事がいつかどこかで、
おばちゃんの目に入ってくれたら嬉しい。

おばちゃんありがとう。
あなたの優しさに、僕の心は救われました。
posted by 理琉(ワタル) at 19:29 | TrackBack(0) | 生き方

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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