アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2020年07月17日

【古事記・スサノオ】日本神話の三貴子でさえ、愛着障害に苦しんだ。

古事記

ヤマタノオロチを退治し、
出雲の英雄となったスサノオ。

その華々しい活躍にたどり着くまでに、
スサノオは2度の追放を受けている。

母に会いたい寂しさ、
自分を愛してほしいがゆえの問題行動が
父と姉を困らせ、追い出されたスサノオ。




アマテラス、ツクヨミと並ぶ日本神話の三貴子でさえ、
親の愛情に飢え、愛着障害に苦しんでいた。



ー目次ー
  1. スサノオのヤマタノオロチ討伐、エピソード概要
  2. 現代の”不良”に通じる、スサノオの愛情飢餓
  3. 神々の時代から続く、愛着障害との戦い

1.スサノオのヤマタノオロチ討伐、エピソード概要

黄泉の国でイザナミと別れたイザナギは、
アマテラス(長女)・ツクヨミ(長男)・スサノオ(次男)の三貴子を生む。

末っ子・スサノオは海原の統治を命じられるも、
母に会いたいと嘆き、海原がかえって荒れてしまう。



怒ったイザナギに追放されたスサノオは、
姉アマテラスの天界に居場所を求めるも、
問題行動は収まらない。

「あの子はお母さまがいなくて寂しいの、大目に見てあげて」

スサノオをかばうアマテラス。



しかし、相次ぐ事件に困り果てたアマテラスの
「天の岩戸隠れ」をきっかけに、天界からも追放される。

そして降り立った出雲の国でヤマタノオロチを討ち倒し、
スサノオはこの地の英雄となる。

2.現代の”不良”に通じる、スサノオの愛情飢餓

「寂しい、母に会いたい」

スサノオの心の叫びは、
父イザナギに受け入れてもらえなかった。



自分の気持ちになんて、誰も興味がないのかな。
もっと自分に関心を向けてほしいよ。
もっと愛してほしいよ、こっちを見てよ。


スサノオの愛情への飢えは、
わざと悪事を働いて注目を集める方法へ向かわせた。

周りの目に映るのは、彼の”好ましくない行動”のみ。
その胸中を推し量り、寄り添われることのないまま。

唯一、アマテラスが彼の理解者になろうとするも、
天界の長という立場から、追放は苦渋の決断だったろう。



現代の、いわゆる”不良”と通じるスサノオ。
不良たちは悪いことをしたくてしてるんじゃない。

悪いことをして、叱られるその時だけでも
自分に関心を向けてもらえるからする。


彼らはスサノオと同じく、悲鳴を上げてる。
「お願いだから、自分を見てほしい」と。

3.神々の時代から続く、愛着障害との戦い

ヤマタノオロチの討伐で、
スサノオは人の役に立つ喜びを感じ、
居場所を見つけることができた。

クシナダヒメという伴侶に恵まれ、
心の拠りどころ”安全基地”を得ることもできた。

自分には味方がいる、ここに居ていい。
そう安心できたからこそ。

スサノオは成長し、
出雲繁栄の礎を作れたのかも知れない。



日本で最も重要な神の1人でさえ、
親からの愛情不足に苦しみ、寂しさに涙していた。

1000年、それ以上、神々の時代からずっと。
愛着障害を克服する戦いは続いてきたんだ。


その戦いはきっと、
人間が命をつなぐ限り続くんだろう。

僕は果たして、克服できるだろうか。



ーー日本創生の神話・古事記のおもしろさに学ぶーー




ーー愛着障害を学び、生きづらさと向き合うーー

posted by 理琉(ワタル) at 19:58 | TrackBack(0) | 家族

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10013861

※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
検索
プロフィール
理琉(ワタル)さんの画像
理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
プロフィール
最新記事
カテゴリーアーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。