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2020年06月08日

誹謗中傷は、歪んだ悲しみの暴走 〜正しく闘うために、相手を知る〜。

大きな問題になっている、ネットでの誹謗中傷。
正しく闘うために、どうすればいいか考えていた。



決して許されない行為だけど、
「ダメ、ゼッタイ。だから闘う、ねじ伏せる。」
だけでいいんだろうか。


毅然とした姿勢に加えて、
相手の背景を想像し、理解しようとしてみるのも
有効なんじゃないだろうか。




ネットで誹謗中傷する人のバックグラウンドについての、
僕の考えをシェアしたい。


ー目次ー
  1. 擁護ではなく、背景を考えてみようという提案
  2. 根底には、無力な自分への深い諦めがある
  3. 親からもらえなかった愛情を、代わりに求める
  4. 誹謗中傷は、ずっと積もった悲しみの暴走
  5. 正しく闘うために、相手を理解してみる

1.擁護ではなく、背景を考えてみようという提案

最初に伝えたいことは、
僕は誹謗中傷する人を擁護する気はないということ。

加害者にどんな事情があろうと、
許したり、「だったら仕方ないね」と言う気はない。

言葉の刃物は、容易に相手を殺す。
やってはいけないこと。



それを前提として。

「誹謗中傷はダメ!」というだけでなく、
誹謗中傷してしまった背景も考えてみよう、という提案。


彼らがわざわざネットで誹謗中傷しないといけないくらい、
実生活で満たされず、追い詰められ、孤独に震えてるとしたら。

気軽にできる憂さ晴らしに、つい手を染めてしまったとしたら。



誹謗中傷という行為に至るまでに、
彼らがどういう気持ちで生きてきたのか。

その背景まで追うことで、
根底にある原因が見つかるかも知れない。

2.根底には、無力な自分への深い諦めがある

現状への不満、自分をわかってもらえない孤独感。
それを変える勇気を持てない自分への無力感。

そんな満たされない日々の中に、
2つの選択肢があったら、どっちを選ぶだろう。

  1. 実生活を満たすために、労力と時間をかけて自分を変える
  2. 労力も時間もかけず、SNSなどでお手軽に八つ当たりする



  3. 誹謗中傷する人だけじゃなく、
    楽な方を選ぶ人はいるんじゃないかな。

    ここで考えることは、その選択が是か非かではなく、
    どうして楽な方を選ばなければいけなかったか。

    それは、その人の根底に

    「どうせ自分には何もできない」
    という自分への深い諦めがあるから。




    本当は何もできない自分を隠すために、
    周りより優位な場所にいたい。

    本当は怯えてる自分を悟られないために、
    周りを攻撃し、支配したい。

    特別でない自分を受け入れたくないために、
    誹謗中傷のような目立つことをしたい。

    そうやって、
    自尊心の低い自分から必死で目を逸らそうとしている。

    3.親からもらえなかった愛情を、代わりに求める

    そこまでの自己否定、自尊心の低さの根底には
    親から愛情をもらえなかった悲しみがある。

    自分のことを見てもらえなかった、
    特別な存在として大切にされなかった。

    親にすらそんな扱いを受けた自分が、
    他人に受け入れられるわけがないんだ。

    他人は敵なんだ、だから攻撃して勝つんだ。

    自分の優位性を示して、
    親からもらえなかった注目を、代わりにもらうんだ。




    たとえ、言葉で相手を傷つけてでも。

    4.誹謗中傷は、ずっと積もった悲しみの暴走

    親から愛情をもらえなかった理由、
    きっかけになった出来事、それはわからない。

    確かに言えることは、親もその親から
    充分な愛情をもらえなかったということ。

    子どもに与えるだけの愛情を持てないまま親になり、
    うまく愛情をもらえなかった子どもがまた親になる。

    悲しみが連鎖しているということ。



    だから、ネットで誹謗中傷する人には、
    誹謗中傷に至る遥か以前から積もった悲しみがある。

    愛されなかった悲しみが歪んで膨らみ、
    手軽に意見が言えるSNSと結びついて暴走する。


    誹謗中傷を減らすためには、暴走した悲しみに
    目を向けてみるのも、1つのアプローチじゃないかな。

    5.正しく闘うために、相手を理解してみる

    僕には誹謗中傷を受けるほどの発信力も、影響力もない。

    「誹謗中傷する人の背景や生い立ちを考える」だなんて、
    受けたことのない人間だから、悠長に言えるのかも知れない。

    ただ、「絶対に許さない!」と真っ向からぶつかると、
    負けた側には理不尽な怒りと復讐が生まれる。

    闘うことは大切だけど、相手を潰すだけじゃなく、
    一瞬でも相手を知ろうとしてみるのもいいんじゃないかな。


    「あぁ。そこまで孤独で追い詰められてるのかな」と。



    悲しみと、憎しみと、復讐の連鎖を1つでも減らすために。


    ーー攻撃性の背景にある、傷ついた愛着の理解におすすめの本ーー





posted by 理琉(ワタル) at 23:30 | TrackBack(0) | 人生観

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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