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2020年05月08日

【家族と絶縁】満開のエゾヤマザクラと、絶縁しかできなかった自責。

仕事の帰り、夕方の大通公園。

まだ開花前の木が多い中、
2丁目のエゾヤマザクラが1本だけ満開。

20200501_174650.jpg

美しい桜を見た瞬間、感極まって涙が出た。
「さくら…。きれい…。」



だけど、ごめんね桜さん。

あなたの美しさを、自分を責める口実に使ってしまったよ。
心を守るため、家族と縁を切るしかできなかった自分を。




桜さんと、自分の境遇を重ね、自分と向き合った一日。


ー目次ー
  1. 桜の木=親、桜の花=子どもたち
  2. 勝手に絶縁したと認めるのが怖かった
  3. 仕方なかったと、ごまかしたい自分
  4. 誰かのせいにしたい自分、誰のせいでもない事実
  5. 桜さん、ありがとう

1.桜の木=親、桜の花=子どもたち

桜の木=親
桜の花=子どもたち

だとしたら。
きれいな桜の木は、健全な愛情いっぱいの家族。

親というしっかりした根、幹、枝から、
栄養という愛情をいっぱい受けて、
子どもたちはきれいに花をつける。

寄り添って、くっつきあって、
でも喧嘩せず、仲良く咲き誇る。

2.勝手に絶縁したと認めるのが怖かった

僕は他の花から勝手に遠ざかり、
勝手に枝から落ちたんだろうか。

親という幹は立ってるだけで精一杯だった。
彼らは花へ栄養を送る方法がわからなかった。


そこから目を逸らし、自分から避けただけだろうか。
認めるのが怖かった。

だから、怖さを埋めるために自分を責めた。
どうして僕は、勝手に枝から落ちるしかできなかったんだろう。

3.仕方なかったと、ごまかしたい自分

僕があの木で花を咲かせようと、ずっとくっついていたら。
たぶん、とっくに心が崩壊し、今ここに居ない。

だから、あの時はこれ以上の傷を避けるために、
枝から落ちることを選んだ。

そう、仕方なかったんだ。
あの木についていても、枯れるだけだったんだ。




ええ、逃げないよ。認めるよ。

そうやって、
絶縁を正当化してる自分を必死にごまかそうとしたことを。

4.誰かのせいにしたい自分、誰のせいでもない事実

親のせいにしたい自分。
誰のせいでもない事実。

離れるしかできなかった自分。
離れなかったら心が壊れていた事実。

絶縁するしかなかったと正当化したい自分。
絶縁への罪悪感と後悔が、心の隅でくすぶっている事実。


思いを巡らす自分が小さく見えるほど、桜さんはただ、きれいだった。

20200501_174153.jpg

5.桜さん、ありがとう

人通りが少ないのをいいことに、感傷にひたっていた。

気づいたら、通りすがりの人たちが、
きれいに咲いた桜の写真を撮り、去っていく。

僕は撮影の邪魔にならないよう、
涙を隠し、少しだけ遠ざかった。

夕陽がビルに沈み、薄暗くなった公園でも、
その存在感は別格だった。

20200501_173919.jpg



暗くなってきた、帰ろう。明日はお休み。

自分へ。
今日もお仕事、お疲れさまでした。

桜さんへ。
自分と向き合わせてくれて、どうもありがとう。




ーー家族との確執を抱えたあなたにーー

posted by 理琉(ワタル) at 00:05 | TrackBack(0) | 家族

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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