2020年03月29日
モデル時代の経験 〜全身タイツ姿で空気清浄機メーカーのCMに出演〜
札幌のとあるモデル事務所に所属していた時、
初めてオーディションに合格した仕事が
「空気清浄機メーカーのCMに全身タイツで出演」だった。
この仕事が決まってから撮影までの具体的な経緯を
思い出しながら書いてみる。
ー目次ー
「すごい細くなく、ちょっとがっちりした人を連れてきてください」
クライアントから事務所に仕事の依頼が来た時は、
こんなざっくりした要望だったそう。
僕は当時からバスケをずっとやっていたので、
細い人に比べれば若干がっちりしていた。
事務所の方に「いけるかもね」と言われるまま
書類選考に応募し、運よく通過。
後日のオーディション本番に駒を進めることになった。
オーディション会場は札幌市内の中規模イベント会場。
ライブハウスに近い雰囲気があった。
他の事務所のモデルさんを見ていると、
確かにがっちりした人が多い、筋骨隆々な人もいた。
そんな人たちに囲まれ、自信が全然なかった僕は、
「仮面ライダーショーに出ています」と告げ、
殺陣(たて)のアクションをアピールした。
「あぁ、落ちたなぁ。みんなすごかったな。次いこう。」
そう諦めていたオーディションの翌日、
なんと事務所から合格の連絡が。
後から聞いたところによると、合格理由は
このCMでは、モデルの「体型」がほしい、顔は出ない。
「何ができるか」だけじゃなく、
クライアントの求めるイメージに合致することが大切と悟った。
撮影日の天気は快晴、撮影場所は豊平川の河川敷。
僕の他に、合格したモデルが4〜5名と、
事務所のスタッフ数名、それから撮影スタッフ数名。
事前の台本や練習などは特になく、
「空気清浄機がきれいにした空気たちが、汚れた空気たちを撃退する」
というシナリオだけ、ざっくり伝えられた。
ということで、きれいな空気を演じることになった僕は
衣装を受け取った。それが、
『水色がかったグレーの全身タイツ』
着用した姿で、いちばん近いイメージはこちら↓
この頃の僕は、モデル事務所の仕事とは別途で
仮面ライダーや戦隊シリーズのショーにも出演していた。
その経験の中で、この撮影で特に役立ったのは、
衣装を着て視界が狭まった状態で動き回るスキル。
顔まで覆うマスクは見た目以上に視界が狭く、
慣れるまではまっすぐ歩くのも難しい。
他のモデルさんが歩行練習から始める中、
僕はすぐに悪役をやっつける撮影に移ることができた。
オーディションで苦しまぎれにアピールした
ヒーローショー経験が、たまたまストライクなスキルだった。
何がどこで生きるか、本当にわからない。
撮影が終わり、CMがオンエアされた知らせをもらうと、
僕はそのCMを1度だけ見つけることができた。
その時は他のオーディションや、
仮面ライダーショーの稽古でいっぱいいっぱいで、
残念ながら映像をじっくり見て保存する頭がなかった。
いま、たまに探してみても
メーカー名も放送局も忘れてしまっているのが悔やまれる。
顔は出ない、体型だけの出演。
それでも自分が挑戦し、やり遂げたレガシーとして、
もし見つけたら保存しておきたい。
自分がCMに出るような世界にいたなんて、
こうやって書いていても「よく挑戦したなぁ」と思う。
初めてオーディションに合格した仕事が
「空気清浄機メーカーのCMに全身タイツで出演」だった。
この仕事が決まってから撮影までの具体的な経緯を
思い出しながら書いてみる。
ー目次ー
- 仕事依頼”ちょっとがっちりした人を連れてきて”
- オーディションでクライアントの求めるイメージに合致
- 撮影衣装は”水色がかったグレーの全身タイツ”
- 仮面ライダーショーでの立ち回り経験が生きる
- CM出演するような世界に、自分がいたこと
1.仕事依頼”ちょっとがっちりした人を連れてきて”
「すごい細くなく、ちょっとがっちりした人を連れてきてください」
クライアントから事務所に仕事の依頼が来た時は、
こんなざっくりした要望だったそう。
僕は当時からバスケをずっとやっていたので、
細い人に比べれば若干がっちりしていた。
事務所の方に「いけるかもね」と言われるまま
書類選考に応募し、運よく通過。
後日のオーディション本番に駒を進めることになった。
2.オーディションでクライアントの求めるイメージに合致
オーディション会場は札幌市内の中規模イベント会場。
ライブハウスに近い雰囲気があった。
他の事務所のモデルさんを見ていると、
確かにがっちりした人が多い、筋骨隆々な人もいた。
そんな人たちに囲まれ、自信が全然なかった僕は、
「仮面ライダーショーに出ています」と告げ、
殺陣(たて)のアクションをアピールした。
「あぁ、落ちたなぁ。みんなすごかったな。次いこう。」
そう諦めていたオーディションの翌日、
なんと事務所から合格の連絡が。
後から聞いたところによると、合格理由は
- ちょうど求めている身長(180センチ)
- 且つ、ほどよく細めでがっちり
- アピール内容が良かった
このCMでは、モデルの「体型」がほしい、顔は出ない。
「何ができるか」だけじゃなく、
クライアントの求めるイメージに合致することが大切と悟った。
3.撮影衣装は”水色がかったグレーの全身タイツ”
撮影日の天気は快晴、撮影場所は豊平川の河川敷。
僕の他に、合格したモデルが4〜5名と、
事務所のスタッフ数名、それから撮影スタッフ数名。
事前の台本や練習などは特になく、
「空気清浄機がきれいにした空気たちが、汚れた空気たちを撃退する」
というシナリオだけ、ざっくり伝えられた。
- 汚れた空気の役→ひときわ大柄でがっちりした人
- それを撃退するきれいな空気の役→僕ら
ということで、きれいな空気を演じることになった僕は
衣装を受け取った。それが、
『水色がかったグレーの全身タイツ』
着用した姿で、いちばん近いイメージはこちら↓
4.仮面ライダーショーでの立ち回り経験が生きる
この頃の僕は、モデル事務所の仕事とは別途で
仮面ライダーや戦隊シリーズのショーにも出演していた。
その経験の中で、この撮影で特に役立ったのは、
衣装を着て視界が狭まった状態で動き回るスキル。
顔まで覆うマスクは見た目以上に視界が狭く、
慣れるまではまっすぐ歩くのも難しい。
他のモデルさんが歩行練習から始める中、
僕はすぐに悪役をやっつける撮影に移ることができた。
オーディションで苦しまぎれにアピールした
ヒーローショー経験が、たまたまストライクなスキルだった。
何がどこで生きるか、本当にわからない。
5.CM出演するような世界に、自分がいたこと
撮影が終わり、CMがオンエアされた知らせをもらうと、
僕はそのCMを1度だけ見つけることができた。
その時は他のオーディションや、
仮面ライダーショーの稽古でいっぱいいっぱいで、
残念ながら映像をじっくり見て保存する頭がなかった。
いま、たまに探してみても
メーカー名も放送局も忘れてしまっているのが悔やまれる。
顔は出ない、体型だけの出演。
それでも自分が挑戦し、やり遂げたレガシーとして、
もし見つけたら保存しておきたい。
自分がCMに出るような世界にいたなんて、
こうやって書いていても「よく挑戦したなぁ」と思う。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9726261
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック