2019年12月25日
電車で足を開いて座る人の心。
満員ではないものの、少し混んでる時間帯。
空いている席が若干あるかないか、くらいの
微妙な乗車率の時。
何のことかというと、地下鉄の話。
目的地までの十数分、
立って過ごそうか腰を下ろそうかと少し迷う時、
どうしても目についてしまうものがある。
2人分の席に思いきり足を広げてドカッと座り、
ふんぞり返ったように乗っている人のこと。
乗っているたかが十数分なんだから、
気にしなければいいと言えばいいのだが、
こんなことを気にするあたり、
自分はまだ心が狭いなとも思う。
ただ、そうやって地下鉄の席に
ドカッと座る人がどういう心理なのかは
別途でとても気になったので探ってみようと思う。
少し調べたところでは、席を占有するように座るのは
男性に多く、主に以下の心理があるとのこと。
1.男性としての強さや支配欲のアピール
2.周りへの迷惑を想像する機会なく育った
3.実は自信がなく小心者なのを隠すための威嚇
どれも論理的で、すごく納得できる。
この中で僕が最も「なるほどな」としっくりきた理由は
3.の「実は自分に自信がない」説。
外敵から身を守るために大群を作ったり、
羽や身体の一部分を広げて自分を大きく見せたり、
そんな動物の本能的な威嚇と根は同じらしい。
本当の自分は弱くて、能力に自信がないのに、
それを認めたくない、知られたくない。
自分の弱さと向き合いたくないから
それを隠すためにしぐさは尊大になる。
しかもそれを身内の前ではなく、
他人しかいない場所でやることで、
内弁慶なだけじゃないんだぞというアピールにもなる。
この説を知った時、
確かにな、とすごく腑に落ちた。
それを知ってから、電車でふんぞり返る人を見ても、
これまでのように嫌な思い一色ではなくなってきた。
この人は、本当は自分の弱さを隠す裏返しで
こういう座り方をしてるのかな、
そしてたぶん、自信のない自分への盾と
自分で気づいていないんだな。
もちろん、全員がそうとは思わないけど、
尊大なしぐさは「隠れみの」という可能性を知ってからは、
少しだけ寛容な目線でその場を離れられるようになった。
「詰めればもう1人座れるのに」
「見てて気持ちのよいものではない」
僕もそう思ってきた1人だし、
鉄道会社が今後いくら呼び掛けても
きっとゼロにすることは難しいんだろう。
周りがイライラする気持ちもわかる。
とはいえ、人を変えることはできない。
だから、僕は電車内で心を健康に保つために、
彼らの「弱さの隠れみの」を思い出して、
静かにその場を離れることにする。
空いている席が若干あるかないか、くらいの
微妙な乗車率の時。
何のことかというと、地下鉄の話。
目的地までの十数分、
立って過ごそうか腰を下ろそうかと少し迷う時、
どうしても目についてしまうものがある。
2人分の席に思いきり足を広げてドカッと座り、
ふんぞり返ったように乗っている人のこと。
乗っているたかが十数分なんだから、
気にしなければいいと言えばいいのだが、
こんなことを気にするあたり、
自分はまだ心が狭いなとも思う。
ただ、そうやって地下鉄の席に
ドカッと座る人がどういう心理なのかは
別途でとても気になったので探ってみようと思う。
少し調べたところでは、席を占有するように座るのは
男性に多く、主に以下の心理があるとのこと。
1.男性としての強さや支配欲のアピール
2.周りへの迷惑を想像する機会なく育った
3.実は自信がなく小心者なのを隠すための威嚇
どれも論理的で、すごく納得できる。
この中で僕が最も「なるほどな」としっくりきた理由は
3.の「実は自分に自信がない」説。
外敵から身を守るために大群を作ったり、
羽や身体の一部分を広げて自分を大きく見せたり、
そんな動物の本能的な威嚇と根は同じらしい。
本当の自分は弱くて、能力に自信がないのに、
それを認めたくない、知られたくない。
自分の弱さと向き合いたくないから
それを隠すためにしぐさは尊大になる。
しかもそれを身内の前ではなく、
他人しかいない場所でやることで、
内弁慶なだけじゃないんだぞというアピールにもなる。
この説を知った時、
確かにな、とすごく腑に落ちた。
それを知ってから、電車でふんぞり返る人を見ても、
これまでのように嫌な思い一色ではなくなってきた。
この人は、本当は自分の弱さを隠す裏返しで
こういう座り方をしてるのかな、
そしてたぶん、自信のない自分への盾と
自分で気づいていないんだな。
もちろん、全員がそうとは思わないけど、
尊大なしぐさは「隠れみの」という可能性を知ってからは、
少しだけ寛容な目線でその場を離れられるようになった。
「詰めればもう1人座れるのに」
「見てて気持ちのよいものではない」
僕もそう思ってきた1人だし、
鉄道会社が今後いくら呼び掛けても
きっとゼロにすることは難しいんだろう。
周りがイライラする気持ちもわかる。
とはいえ、人を変えることはできない。
だから、僕は電車内で心を健康に保つために、
彼らの「弱さの隠れみの」を思い出して、
静かにその場を離れることにする。
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